業界最高水準の売電価格。オーナー限定だから複雑な規約もナシ
続いて、気になるスミリンでんきの売電・買電価格、サービスの内容を説明いただきました。「まずは余剰電力の買い取り、お客様から見た売電です。買い取り価格の基準となる1kWh当たりの金額は、大手電力会社の多くが7~9円と設定しているなか、業界トップクラスの11円としています。また、ほとんどの電力事業者が1年毎に買い取り価格を改定するのですが、スミリンでんきは2023年3月末までは11円で固定することも、安心材料になるかと思います。 さらに、スミリンでんきの買い取りには“一切の規制がない”こともポイントです。具体的には、お客様がスミリンでんき以外の電力事業者から買電している場合でも、その契約を解約せず、スミリンでんきに売電していただけるということです」
ほかの電力事業者には“売電と買電をセットにしないとサービスが受けられない”“余剰電力を蓄える蓄電池を同時に購入する”といった条件設定も見られますが、それではお客様の不利益になりかねません、と板垣さん。スミリンでんきは住友林業グループのオーナー様限定だからこそ、分かりづらい規約、条件などを付けないようにしているということです。
「次に電力の供給、お客様にとっての買電です。東京電力管内の一般家庭向けプラン(契約電流40アンペアの場合)では、基本料金1,144円。大手電力会社が一般家庭向けに提供している最もベーシックな電気料金プランである『従量電灯』と比較してみると、エリアや使用量によって異なりますが、約1~ 10%の範囲で安く電力供給できる計算です」
※1 スミリンでんきとは、東京ガスが供給する電気を住友林業が代理事業者として需給販売する電力の名称です。
※2 東京電力エナジーパートナー 従量電灯B[40A]をご契約中の場合
※3 スミリンでんき「一般家庭向けプラン」料金表は、東京ガス「ずっともでんき1」に準じます。
電気料金は季節に応じて変化するため、家庭用の平均的な月別使用料比較(東京ガス調べ)に従って年間電気使用量を各月に割り付けたうえで、試算しています。ご利用状況により切替前の電気料金より安くならない場合があります。
電気料金は消費税を含み、燃料調整費、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除きます。
また、セット割を利用しています。特に記載がない場合は税込み表記です。
「卒FIT家庭でオール電化契約、時間帯別契約などをしていた場合、ほとんどの契約内容が従量電灯より有利な料金プランであり、スミリンでんきよりお得に買電できるケースも多いです 。そういった方の場合、電力の購入契約を変更すると、元の料金プランに戻れないことがあります。
その為、スミリンでんきの電力供給プランを検討していただき、最終的にお客様自身がシミュレーションしてどの選択が最適なのか、ご判断いただける仕組みをご用意させていただきました」
スミリンでんきの提案が「レジリエンス」を上げる
卒FITに関連した話題では、多くの電力事業者が「家庭用蓄電池の導入」もお客様への提案項目に含めています。スミリンでんきではどうなのでしょうか。「もちろん我々もご提案を行って参ります。蓄電池は以前よりも確実に設置台数、種類が増えており、単価が落ちてきました。蓄電池を活用して効率的に自家消費しつつ、余剰分は売電してはいかがでしょう、といったお話もできると思います。
ちなみに、築3~4年目とまだ比較的新しい住友林業のPV付き住宅にお住まいのお客様のなかに、後付けで蓄電池を設置し始める事例が増えていると聞いています。背景にあるのが、近年の日本で急増、深刻化している自然災害への対策です。
例えば2019年9月、10月の台風被害で、千葉県を中心に停電が長期化したのは記憶に新しいところです。あのような災害が今度はわが身に降りかかるかもしれない、という危機感が、お客様に、回復力、耐久力を意味する“レジリエンス”を意識させ、その結果、蓄電池、さらには住宅用太陽光発電、ZEH住宅への関心が高まっているのだと思っています」
スミリンでんきの提案が減災の可能性を広げる
<関連サイト>
スミリンでんき│clubforest
NEW ZEH STYLE│住友林業
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