請求書をチェックしよう
携帯電話の請求書を最後にチェックしたのはいつでしょうか? 請求書が郵送されても開けずに置いておく人も意外に多いようです。
通信費を節約するために、まずやって頂きたい基本が「請求書のチェック」です。請求書には、必ず内訳があります。通話明細をとってなくても大体の内容は内訳で把握できます。
内訳の中で、今回、注目してほしいのが「情報料」です。
情報料って何?
情報料とは、携帯電話で利用した有料サイトの利用料金のことです。ニュースのような情報のみならず、ゲームや着信メロディ等を購入したものも含まれます。
これらの有料コンテンツは、コンテンツプロバイダによって作られて、各携帯電話会社の公式サイトにて有償配布されています。そしてその代金を携帯電話会社がコンテンツプロバイダに変わってユーザーに請求する仕組みになっています。それが明細書にでてくる「情報料」なのです。
NTTドコモの請求書。他社の請求書でも有料サイトの利用料金は「情報料」として代行請求される。 |
ユーザーは、例えば着信メロディならば、月額300円、1曲100円等のような契約をするわけですが、くせ者なのが「月額○○○円」というサイトです。
使わなくなった有料サイトはないですか?
筆者も経験があるのですが、渋滞情報や地図情報をどうしても知りたい時など、やむを得ず有料サイトの契約をしてしまうことがあります。そのときには「月額200円程度だから後で解約すればいいや」など軽い気持ちで考えて契約してしまうのですが、必ずと言っていいほど、契約した事をすぐに忘れてしまうのです。
あなたは自分でどの有料サイトを使っているか把握できていますか?
使わないサイトは即解約
以前にある人の請求書を見せてもらった時に、情報料が1,500円位になっていました。そんなに何を使っているのか聞いてみたところ、本人は今はサイトは全く使っていないとのことでした。調べてみると、有料サイトが5つ契約されていました。使ってもいないのに毎月1,500円払っていたのです。年間にすれば18,000円(税込18,900円)です。
「そのうちまた使うかも」と思って解約しないのかもしれませんが、いつでも簡単に契約できるわけですから、今現在使っていない有料サイトは即解約すべきでしょう。
有料サイトの注意点
ところで、なぜこんな無駄な現象が起こるのでしょうか? 冷静に分析してみると以下のことが判ってきます。
- 少額であるため契約しやすい
- 契約が毎月自動更新であるため使わなくても請求され続ける
- 請求書の内訳には、契約サイトが明記されていない
通信費節約の基本である、請求書を見ても「情報料」としてまとめて請求額が記載されているだけで、自分がどのようなサイトを契約しているのか明記されていません。
契約サイトは、自分の携帯電話にて確認でき、解約できるようになっています。確認の仕方が良くわからない場合は、携帯電話会社の問い合わせ窓口へ電話をして聞いてみましょう。
たかが数百円でも、ちりも積もれば山となります。無駄にお金は遣わないに越した事はありません。ちょっと面倒かもしれませんが、自分がどんな有料サイトに契約しているかチェックして見てください。