実質基本料金は2年目で逆転する
こうみると、一見サポートの方が安いようですが、コミコミは630円(最大10分間)分の無料通話料がついています。基本料金から無料通話分を引いた実質基本料金を比較すると、なんと2年目以降はコミコミの方が安くなってしまうのです。
差額で通話できる最大通話分数も計算してみました。これは何を意味するかというと、例えば、1~3ヶ月目では、月に3分50秒以下の通話ならばサポートがお得、3分50秒を超えるならコミコミがお得ということなのです。
時期によって、通話料金の損得分岐時間は変わりますが、月に4~12分程度の通話ならサポートがお得ということになるわけですが、月に4~12分程度というのはほとんど待ち受け専用という状態です。
月10分以上だとサポートはお得感なし
月10分通話した場合の支払額(基本料金+通話料金)を比較してみました。
月に10分間通話すればワイドサポートに割安感は無くなる |
4~12ヶ月目はかろうじてサポートが141円安いものの、それ以外はコミコミの方に軍配が上がります。1年を超えて利用するならば、平均するとコミコミの方が安いことになります。ちなみに、サポートとコミコミは通話料金が同じですから、10分以上話した場合でもこの差額はかわりません。
ワイドサポートは待ち受け専用ならお得かも
以上の結果から、ワイドサポートは待ち受け専用にするならばお得かもしれません。なぜ「かも」と言うかというと、実はauの場合、プリペイド携帯電話なら月約833円で利用できるからです。詳しくはガイド記事『月833円で使える携帯電話が登場!』で説明がありますが、受信専用でメールを一切利用しないのであれば、ワイドサポートよりもプリペイド携帯電話の方がはるかに安く使えます。
ワイドサポートは裏技でお得に!
そうなると、ワイドサポートの存在意義が無くなってしまいますが、実は裏技があるのです。
auの場合、家族割に入ると、無料通話分を家族内で分け合えます。ワイドサポートには無料通話分がなくても、他の家族の余った無料通話分が使えるわけです。他の家族の料金プランをひとつ高めにして、通話料金を安くすると共に無料通話分を増やし、使い切れない無料通話分をワイドサポートに回せばワイドサポートでもお得に通話できる可能性があります。もちろん、無料通話分は自動的に分け合えますから、ややこしい手続きは一切要りません。
ワイドサポートは裏技を駆使してお得に使いこなして下さい!