ネットスーパーの利用法
大手スーパーでのネットスーパーサービスが開始されてから既に10年以上。筆者もこの12年ほど日常の買い物はネットスーパーを利用し、買い物時間が激減しました。このようにネットスーパーは利用している人にとってはなくてはならない存在である一方、「利用したことがない」という人もまだまだ多くいるのが現状です。今回はネットスーパーとは何か、ネットスーパーの利点・欠点をご紹介します。
そもそもネットスーパーとは?
ネットスーパーは正式な言葉の定義がされているわけではありませんが、一般的には、近くの実店舗へインターネットで注文をし、その店から配達してもらうというサービスになります。近くのスーパーから届くので生鮮食料品はもちろん、冷凍食品やアイスクリーム、お店によってはお惣菜やお弁当、寿司などもネットスーパーで購入することが可能です。
各店舗ごとに対象エリアが決まっているので、ネットスーパーを利用するためには自分が対象エリアに住んでいることが絶対条件になります。
発注してから商品が届けられるまで通常時期であれば最短で3時間というところも多く、翌日分までの受付というところが一般的です。
ネットスーパーって高くない? 送料は?
ネットスーパーで売られているものの価格は、基本的には実店舗と同じです。チラシに掲載されている特売品も、基本的にはネットスーパーでも購入でき、また実店舗と同じように特定日や特定曜日の割引やポイント倍付などもあります。 ただし、実店舗に並んでいる商品全てがネットスーパーで買えるわけではありません。チラシに掲載された商品も買えない場合があります。例えば、肉類など実店舗に行けばブロック肉はあるけれど、ネットスーパーには薄切り肉しかないとか、実店舗ではグラム単価の安いものもあるけれど、ネットスーパーには高いものしか並んでいないという店舗も見かけます。
送料は一定金額以上の商品購入で無料になるところと、購入金額に関わらず送料300円(税抜き)かかるというネットスーパーもあります。
ネットスーパーの受け取り方は?
商品の受け取り時間は、2~3時間ごとの枠が設定されていて、注文の際に希望する時間帯を選びます。その時間帯に商品が家に届けられるので、在宅して受け取ります。 イオンネットスーパーの一部店舗では「置き楽」というサービスがあり、専用のボックスに入れて玄関前に置いてくれるので、在宅の必要はありません(1回配送当たり税込110円が送料とは別に必要。オートロックのマンションなどは利用できない)。ネットスーパーの利点
・お店の営業時間を気にせず自分の好きなタイミング、好きな場所で買い物できる・重たいもの、かさばるものも玄関まで届けてくれる
・家の在庫を確認しながら買い物することもできるので、ダブリ買いの無駄が減る
・自分のリストを作ることができる。買う頻度別のリストなどカスタマイズも可能
ネットスーパーの欠点
・時間帯ごとに利用できる人数に制限がある。通常であれば「今日注文して今日届く」というシステムでも、悪天候の日や外出自粛を要請されている今は利用者が激増し、注文できない日もある・商品がカテゴリー分けされているため、見つけづらかったり、検索でうまく調べられないこともある
利用者が増えた中で上手にネットスーパーを利用するには
前述のとおり外出自粛が要請されている現在、ネットスーパーの利用者は増えていて、通常時期よりも早く受付終了となってしまう日が多くあります。このような中でネットスーパーを上手に利用するためには、毎日の受付開始時間を確認し、早めに注文をしたり、生鮮食料品以外の飲料や調味料などはAmazonや楽天のような他のネットショップで購入するなど使い分けをするのも一つの方法です。
国内の代表的なネットスーパー
・イトーヨーカドーネットスーパー・イオンネットスーパー
・楽天西友ネットスーパー
このほか、ネットスーパーには地域密着型の地元スーパーが運営しているところもありますし、電話やFAXで注文を受けているところもあります。
慣れるまでは買い物に時間がかかってしまうかもしれませんが、マイリストを作ったり、どのカテゴリーに何があるか把握できるようになれば、あっという間に買い物が完了です。ライフスタイルが大きく変わるネットスーパー。まだ経験されていない方は、この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。