「休校中、何も身についていない」を避けたい親心

ズルっとむける快感のある「ゆでたまごの殻むき」。

ズルッとむける快感のある「ゆで卵の殻むき」

休校・休園が続いてくると、子どもの生活リズムを保ち、勉強を指導することは親の責任のように感じてきますよね。静かに自主勉強をしてくれるという子どもの「ウワサ」も聞いたことはありますが、私は会ったことがありません……! 親がつきっきりで教えようとしても、心ここにあらずの子も多いのでは?
 
そんなときは腹をくくって、子どもの今後の生活と人生にも必要な料理と掃除を身につけてもらってはいかがでしょうか。最初は大変ですが、毎日少しずつ習得してもらうことで、近い将来、親の労力がセーブできますように……!(希望的祈り)。やることが多すぎてストレスフルな親の負担を少しずつ減らしていきましょう。
 

料理<幼児編>

3歳から包丁を使っている子もいれば、料理にまったく触れてこなかった小学生もいて、料理のスキルは子どもによってバラバラです。お子さんの興味と安全性が確保できるバランスをみて、教えてあげてくださいね。こちらでは簡単なものから順番に並べていきます。

■野菜を洗う
スーパーで買ってきた野菜を袋から出し、洗うことも立派な一歩です。

■生のまま食べられる野菜と、火を通す野菜のクイズ
春キャベツ、にんじん、きゅうりはそのまま食べられますが、じゃがいも、なすなどは火を通す必要があります。実際に野菜を見せながら、そのままで食べられるかどうかをクイズにしても興味をひきます。メニューによって野菜の切り方が変わって、形が変わることも役立ちます。
 
■ミニトマトを洗ってヘタを取る
扱いやすいミニトマト。洗うだけで一品になるので、小さな子も達成感を得られます。
 
■ゆで卵の殻をむく
コップにゆでた卵を入れて軽くふると、殻に細かいひびができ、つるんとむくことができます。まとめてゆで卵をつくり、味玉などにして保存しておくと便利です。
 
■たまねぎの皮をむく
薄皮をむいてもらいます。目がしょぼしょぼすることも面白いと思ってもらえたらいいですね。
 

料理<小学校低学年編>

野菜の下処理ができるようになったら、一品料理にトライ!

■サラダを一品、子どもに任せる
ミニトマト、コーン、ツナ、レタス、春キャベツなど、火や包丁を使わず食べられる野菜を中心に「お任せ」しましょう。人は仕事を任されるとうれしいし、やる気がでます。完成すれば達成感も得られますね。野菜嫌いの子も興味を持ってくれるかもしれません。
 
■お米を研いで炊く
お米をこぼさないように量って、洗うことがポイントです。炊飯器の使い方を覚えてもらってください。
  
■加工食品をカット
包丁の使い方を教えるには、ハム、ソーセージ、ちくわなどの加工品が切りやすいです。指を丸める「猫の手」をマスターしてもらいましょう。
  
■卵料理をマスター
火を使います。スクランブルエッグ、卵焼き、目玉焼きと、すぐ火が通る卵は、調理時間が短く、飽きにくいのでおすすめです。チーズやハムなどを加えれば、バリエーションが増えることも教えておきます。
 

料理<小学校高学年編>

包丁や火の取り扱いに慣れてきたら、メイン料理をお任せしてみましょう。
 
■カレーやシチューの煮込み料理
本格的な作り方はさておき、カレーやシチューなどは、具材を切って、煮て、ルウで味付けをすればOK。でき上がるまでに多少時間はかかりますが、覚えてもらえば親の負担がぐっと減ります。
 
■肉・野菜炒め
メインおかずに欠かせない炒め料理。同じ具材でも洋風、和風、中華風と調味料を変えると味付けのバリエーションがぐっと広がることを知ると、楽しくなりそうです。
 
■味噌汁
家庭によって出汁の取り方はさまざまなので、その家流のやり方を伝授します(我が家は小さな袋に鰹節とにぼしを入れて煮ています)。出汁をとって具材を切って煮て、味噌を溶いて、味見をして……ができれば即戦力、という気がしますね!
 

暮らしを整える整頓と掃除

おかたづけの習慣をつけつつ、お掃除も頼んでみます。最初は断られる前提で伝え、あわよくばを狙っていきましょう。
腰痛もちなので、本当にありがたい床ぶき。

腰痛もちにとってありがたい床ぶき

■おかたづけ
幼児のころからぜひ習慣にしたいけれど、できる子が少ないおかたづけ。「親がやった方が早い!」のですが、辛抱づよく促し、サッと片付けられるようにしたいものです。

■水ぶき
雑巾のしぼり方を教え、マイ雑巾を渡します。汚れているほど成果が見えるので、やりがいがあるそう。吹きムラを注意するより、やってくれたことへ盛大に感謝し、次回につなげましょう。
  
■模様替え+おもちゃの断捨離
ソファやテーブルなどの位置を変えれば気分転換に。どの配置だと暮らしやすいか、どうすれば片付けがしやすいかなど、子どもと話し合って決めると予想外のアイデアが飛び出すかもしれません。我が家はダイニングテーブルを私の仕事用に取ってしまったので、コーヒーテーブル+座布団で食事をしていますが、なかなか新鮮です。
 
家具の配置を考えていくうえで、必要なおもちゃなどのモノを見極め、断捨離もできれば理想的です。
  
子育ては、子どもの自立をサポートすることですよね。自分の生活環境を整え、豊かに暮らすための家庭科力は、性別に関わらず必須の能力です。家籠りの長い時期に、これから先、子どもの人生に役立つことを覚えてもらえますように!

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。