■ | 加入権は不要 |
直収電話のメリットのひとつは、電話を設置するときの加入権が不要ということです。NTT東西で電話を設置しようとすると、現在では37800円(税込)が必要です。それが0円になるのですから、これから新たに電話を設置しようと考えている場合はメリットが大きいと言えます。
■ | 今までの電話番号が使える |
今までNTTで使ってきた電話番号が変わってしまうことに抵抗を感じる人は多いと思います。直収電話の場合、番号ポータビリティー制度によって、今まで使ってきた電話番号をそのまま使えるというメリットがあります。その場合、NTTの電話は解約ではなく「休止」にする必要があります。
■ | 基本料金・通話料金が安い |
NTT東西も料金値下げで対抗してきたため格差は小さくなっていますが、直収電話の方が基本料金・通話料金ともに若干安く設定されています。
ただ、電話会社によっては、最低利用期間が定められている場合があるので、万が一のことを考えて、加入前に調べておきたいところです。電話加入権を買い取ってくれる平成電電の場合、最低利用期間が伸びるので注意が必要です。
■ | その他のデメリット |
左記に出てきた0570をはじめ、一部のフリーダイヤル等、かけられない電話番号があるほか、「転送電話」や「迷惑電話おことわりサービス」のようなオプションサービスの一部が利用できない電話会社もあります。
NTTが発行する電話帳への掲載は、直収電話会社経由で申し込めますが、電話帳自体は無料でもらえなくなります(有料で購入)。
■ | 119、110番へはかけられる |
050で始まるIP電話の場合、119や110などの緊急通話はできませんでしたが、直収電話では問題なくかけられます。
停電時も、電話自体は使えるため、緊急時の使い勝手はNTTの固定電話と一緒です。
■ | NTTと縁が切れるかどうか |
結局、料金は若干安くなるものの、まだ一長一短の直収電話。始まったばかりのサービスだけあって、信頼性についてはまだ何とも言えないところ。
「安さ」をとって直収電話へ乗り替えるか、利便性や信頼性をとって若干高く付くNTTの固定電話とつきあい続けるか悩みところでしょう。
NTT固定電話+IP電話にすれば、基本料金はともかく通話料金は直収電話並かそれ以下に抑えることも可能なので、こういう選択肢もアリだと思います。
関連サイト: | ◆おトクライン (日本テレコム) |
◆メタルプラス (KDDI) | |
◆CHOKKA (平成電電) |