NTTより安いという触れ込みの新しい電話サービスが登場しています。
日本テレコムの「おトクライン」、KDDIの「メタルプラス」、平成電電の「CHOKKA」は、今までの固定電話とは異なる「直収電話」というサービスなのです。今までのNTTの固定電話と何が違うのでしょうか? NTTから乗り替える時のデメリットはないのでしょうか?

 NTTの交換機を経由しない仕組み

今まで登場した格安固定電話サービスといえば、ADSL等のブロードバンド回線(高速インターネット回線)を利用したIP電話を除いて、そのほとんどがマイライン等を利用した中継接続サービスでした(図1の「他社ネットワーク」)

すなわち、自宅からNTTの交換機までは必ず通り、その先からNTTの電話網ではなく、ユーザーが選んだ電話会社の電話網を利用できるというサービスです。その先も最後は必ずNTTの交換機を通り、通話先へ接続されていました。【図1】

【図1】 NTT固定電話の接続関係図

通話は必ずNTT交換機を通ってから
自社・他社ネットワークへ接続される

おさらいですが、「マイライン」というのは、NTT交換機から先、どの電話会社(中継接続事業者)を利用するかを予めユーザーが決め、それをNTT交換機に設定する(=マイライン登録する)ことで、ユーザーが電話をかけたときに自動的にユーザーが事前に登録した電話会社を経由して通話ができるというサービスです。【図1】

新しく登場した「直収電話」というのは、今まで必ず通っていたNTT交換機すら通らずに、自分が選んだ電話会社の交換機に直接収容される電話サービスなのです。【図2】

【図2】 直収電話の接続関係図

NTT交換機は一切通らず、直収電話の交換機・ネットワークへ接続される。
(図は通話先も同じ直収電話に加入している場合。 通話先がNTT固定電話の場合は 直収 ネット
ワークからNTT交換機へ接続される)