ひかりの恋愛コラム

心に壁を作る人の心理と、周囲とうまく付き合う方法

精神的に成熟していない子供おばさん(子供おじさん)は、自ら壁を作っていながら「誰も自分のことを分かってくれない」「理解してくれる人なんて、1人もいない」なんていじけがち。壁を作ってしまう人が人と仲良くできるようになる秘訣を紹介します。

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執筆者:ひかり

恋愛・人間関係ガイド

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壁を作っていない?

壁を作る人

新しい環境の中で新たな人と出会うとき、心の壁を作ってしまっていては、なかなか人といい関係が築けなくなってしまいます。それでは、せっかく新たな場所を手に入れたのに、居心地の悪いところになってしまいますよね。

大人になっても精神的な成熟をしていない子供おばさん(子供おじさん)は、自ら壁を作っていながら、「誰も自分のことを分かってくれない」「私(僕)のことを理解してくれる人なんて、1人もいない」なんていじけがちです。でも本来は、まずは自分が壁を作らないようにした方がいいのです。

今回は、壁を作ってしまう人が、人と仲良くできるようになる秘訣をいくつか紹介します。

 

どうして壁を作ると、嫌われるの?

そもそもどうして壁を作ってしまうと、仲良くしてくれなくなるのでしょうか。それは、「何を考えているのか分からないから」「心を許してくれていない感じがして、不愉快だから」「『自分はあなたとは違う』と、お高く留まっているような気がするから」など、悪い印象を与えてしまうからなんですよね。

もちろん誰彼構わず心を開けっ広げにする必要はありません。でも、仲良くなりたい人の前では壁を作らないでいたいものですし、できることから、たとえ心を許していなくても、“壁を作っていることを気付かれない人”でいたいものですよね。そのためには、どうしたらいいのでしょうか?

 

方法1:相手を知る努力をする

人に壁を作ってしまう人は、相手を怖がっていることが多いもの。「もしかしたら意地悪な人なのかもしれない」「心を許したら、弱みに付け込まれるのではないか」といった、何かしらの恐れを抱いているから、距離を開けてしまうことが多いのです。

でも、そうなのであれば、相手がどんな人かが分かって、信用できる人だと確信したら、壁を作らなくてもいいですよね? そのためにも、相手のことをきちんと知ろうしましょう。少し勇気を出して相手に話しかけ、興味を持って色々と質問してみるのです。はじめは「どこに住んでいるの?」「出身はどこ?」「趣味は何?」「休みはどんなことをして過ごしているの?」といった、軽い内容で構いません。

そうやって話していくうちに相手の人柄がだんだん見えてくるので、そこで心を開ける相手なのか、そうでないのかを判断しましょう。

また、そうやって「相手の話を聞き、受け入れること」というのが、人間関係を築く上で大切なことです。そうすることによって、逆にあなたも相手から受け入れられやすくなるのです。だから、相手を知るだけでなく、“受け入れる姿勢”を見せることは、大切です。

 

方法2:自己開示できることの線引きを決めておく

“壁を作っていることを気付かれない人”になるための、1つテクニックがあります。それは、自分が開示できることの線引きを作り、知られていいところまでは、人に話すことです。

その線引きは、ちょっと仲良くなった人に話すレベルまでの内容までにしておくと、たとえ自分は壁を作っていたとしても、相手は「この人は自分に気を許してくれているんだな」と安心することが多く、それ以上、深く質問してこないことも少なくありません。

例えば、あなたには離婚歴があってバツイチだけど、今は恋人がいるとします。もし恋人がいることまでは根掘り葉掘り聞かれたくない時は、自分には離婚歴があることまでは開示すればいいのです。そのときに「今、いい人はいないの?」と聞かれたときは、「いい人がいればいいんですけどね」とサラリとかわしておけば、それ以上は相手が聞いてくることは、ほぼありません。

そもそも人は、そこまで人に対して興味を持っているわけではありません。でも、あからさまに隠されたり、濁されたりすると、「何かおかしいぞ?」と急に興味を持ってしまうものなのです。だから、相手に深く興味をもたれないためにも、許容範囲内の情報までは開示しておいた方がいいこともあるのです。要は、「何か秘密があるように思われないようにする」ということです。

 

壁を作ること自体は、悪いことでもない

「壁を作ること」自体は悪いこととは言えません。むしろ壁がないまま、べったりした付き合いをしてしまうことで、お互いに遠慮がなくなったり、ライバル視して嫉妬し合ったりして、関係が壊れてしまうこともよくあることです。

ただし、壁を作っていることがあからさまだと、「あなたのことを信用していませんよ」と言っているようなものなので、相手に対して失礼なことでもあるんですよね。そうではなく、普段は気さくに話しながらも、「自分にとって心地よい人間関係の距離感がある」ことをきちんと提示することができたら、周りの人も“そういう人”だと思って付き合ってくれるようになるものです。精神的に大人の人であれば、そこの部分は理解してくれるでしょう。

どんなに人見知りであっても、“ぶ厚い不透明な壁”を作ってしまうと、お互いに相手のことが見えないので、誤解し合いやすく、自分にとってその場所は居心地の悪いものなりがちです。

だから、“適度な厚さの半透明の壁”くらいにしておいた方が、相手にも壁があることを悟られにくいし、お互いに相手の様子を伺えるので、理解し合えることもあるのです。

そのためにも、「相手をよく知り、受け入れること」「自分が話せる範囲の線引きを作っておき、話せる範囲のことはむしろきちんと話す」の2つを試してみてくださいね。

程よい距離を持って、いい人間関係を築きましょうね!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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