■ | ISDNより遅いADSLに悩む日々 |
以前に記事で書いたこともありますが、私の自宅は田んぼに囲まれた“田舎”にあります。数キロ離れた事務所では、光ファイバーも引けるのに、自宅ではついこの前までフレッツ・ADSLの1.5Mbpsしか引けませんでした。まぁ、1.5Mでもフレッツ・ISDNよりは早くなるだろうと思いこみ、ISDN回線を勇んで解約しADSL回線にしたのはいいものの、結果は悲惨。なんと、ISDNの時より遅い40kbps前後でしか接続できなかったのです。
ちなみに、自宅からNTT収容局までの距離は2270m、伝送損失は44dBです。決して良い環境ではないですが、こんなにひどくなるのも珍しいと思われます。
■ | 12Mに変更……若干速くなる |
ISDNより遅くなったのは、本当にガッカリしました。40kbpsでは、ダイヤルアップ回線とほぼ同じ速度です。何とかこの状況を脱したいといろいろ思案していたところ、フレッツ・ADSLの12Mbpsの提供エリアに入りましたので、早速12Mに申し込みました。
12Mというのは、簡単に言ってしまえば、1.5Mや8Mの回線よりも距離やノイズに強い仕組みのADSLなので、今よりは速くなることが見込めます。
ところが12Mになっても大した速度アップは見込めず、不安定ですが200kbpsの実行速度が出るくらいになりました。確かに40kbpsよりは増しですが、最高速度の2%も出ていないわけです。もちろんIP電話も使える状態ではないので、悶々とした日々が続きました。
■ | 屋内配線を見直す……効果0 |
ある時、ご近所が12Mのフレッツ・ADSLを入れてビックリ。なんと3Mbpsも出ているのです! 同じエリアでこれだけの速度差があるということは、屋内配線に問題がある可能性が高くなってきました。そこで、屋根裏に上がり、途中に何か不審物はないかチェックしてみたり、壁のモジュラージャックが冷蔵庫に近かったので、壁一面にアルミ箔を貼ったり(アルミ箔は電磁波を遮断してくれるのでノイズの干渉には有効です)といろいろ努力したのですが、一向に変わりません。