■ | 架空請求は“安心して”完全無視 |
架空請求は今回のように書面で来ることもあれば、葉書やEメールで来ることもあります。特徴的なのが、「書面内に請求先の住所・氏名等が無い」ことや「社印等が押印されていない」こと、「普通郵便で送られてくること」です。普通の会社では、社外文書を作る時に、最低限相手の氏名は書面内に記載しますし、社印など確かにその会社が作成したことを証明する印鑑が押されています。また、このような重要書類は、内容証明便や配達証明便で送られるのが通常で普通郵便で送られることはまずありません。普通郵便は「届いた」という証拠が無いため、極端な話「そんな封書来てない」と言われたら終わってしまうからです。
このような架空請求は、郵便にしてもEメールにしても、何らかの手段で入手したリストを使い、大量に送りつけるだけです。自分の元に身に覚えのない請求書が送られてきたら安心して『完全無視』しましょう。
万が一、電話などがかかってきても「利用した覚えがないので支払わない」という毅然とした態度で接して下さい。「訴訟」「強制回収」「法的手続きを取る」などという言葉で怯えてはいけません。法律というのは正しい者の味方です。根拠もない請求を「法的に」取り立てられるわけがありません。そのような脅し文句でお金を振り込ませるのが向こうの狙いですので、絶対にお金を振り込むような行為は止めましょう。
不用意な連絡もさらにトラブルに巻き込まれる可能性があります。連絡先にも連絡をするべきではないでしょう。万が一、連絡する際は、発信者番号を非通知にすることはもちろん、こちらの個人情報を一切言わないように十分気を付けて下さい。
ただ、請求書がきちんとしていて、身に覚えがある場合は、きちんと問い合わせをしたほうが良いと思います。その際も、用心のため、相手の電話番号の前に184をつけて(発信者番号を非通知にする)電話をするべきでしょう。
万が一、脅迫めいた言葉で請求するなど、悪質な行為があるならば、必ず警察に届け出て下さい。
架空請求については下記の関連サイトでも有益な情報を得られます。心当たりのある方は一度ご覧になってみて下さい。
関連サイト: | ◆『架空請求は“シカト”せよ!』 |