そこで、今回はNTTドコモのケースで、どちらが得なのかを検証したいと思います。
■ | 解約のデメリット |
その前に、確認しておかなければいけないのが、解約のデメリットです。現在の契約を解約することでどのようなあるのでしょうか?
(1)電話番号が変わる |
これは最大のデメリットと言えます。携帯電話の番号を取引先や顧客に教えているような場合は、電話番号を変えることは現実的ではありません。よって、電話番号を変えたく無い場合は、解約すべきではありません。
一方、ごく限られた人にしか電話番号を教えていないような場合は、また新しい電話番号を教えれば良いので、さほど問題ではないように思います。また、携帯電話番号はどこへ流出してしまっているかわからないので、若い女性などでは、いたずら電話や勧誘電話を避けるために、定期的に解約して電話番号を変えている人もいるようです。
(2)継続利用割引がなくなる |
ほとんどの事業者で継続利用者だけの割引サービスがあります。ドコモの場合は、「いちねん割引」と「継続割引」です。
「いちねん割引」は申し込みが必要で、初年度から基本料金が10%安くなります。2年目以降も継続して利用すれば、割引率がアップし、最大15%(6年目以降)安くなります。ただし、「いちねん割引」は1年間利用することを条件にした割引なので、途中で解約すると1000円~4600円の解約金を払わなければいけないことがあります。
「継続割引」は2年目以降に自動的に適用されるものです。「いちねん割引」に申し込まなくても、2年目は7%、最大15%(6年目以降)安くなります。この場合、解約金等はありませんが、初年度の割引はありません。