節約/通信費の節約

ADSLの導入や乗り換え時に知っておきたい基礎知識 ADSL回線事業者って何?(3ページ目)

ADSLと言っても様々なサービスがあり、いまいちよく理解できないという人も多いはず。そこで、今回はADSLの回線事業者についての知っておきたい基礎知識をわかりやすくご説明します!

執筆者:大串 明弘

 ADSL回線事業者って何?

いよいよ本題です。いろいろなADSL回線事業者がありますが、これらの業者は一体何をしているのでしょうか?

ADSL回線事業者とは、ユーザー宅からNTT収容局までのユーザーの電話回線にADSL信号を載せ(重畳させ)て、ユーザーの電話回線を“ADSL回線”にする会社です。

具体的には、全国にたくさんあるNTT収容局の中に、DSLAMというADSL装置を設置し、ユーザーの電話回線をそこへ接続します。同時に、ユーザー宅にADSLモデムを設置し、ユーザー宅とNTT収容局の間でADSL信号がやりとりできる状態にしてくれます。(ユーザー宅の設置は、ユーザー自身が行う場合が一般的です)

ADSL事業者は、提携しているプロバイダとNTT収容局を繋ぐことで、ユーザー宅とプロバイダを接続するのです。

ADSL事業者をどこにするかというのは、自分の電話回線を「どこの会社にADSL回線にしてもらうのか」ということを意味します。

ADSL事業者によって、ADSLの規格が違ったり、採用しているADSL装置の性能に差があったりするため、速度や安定性などで若干の差が生じることがあります。

 大きく分けて3種類ある

ADSL回線事業者には大きくわけて3種類あります。

【図3】フレッツ・ADSL

1つは“ADSL回線のみ”を提供するタイプ。これは、NTT東西のフレッツ・ADSLの場合です(図3)。フレッツ・ADSLの場合、ユーザー宅とNTT収容局の間をADSLにするだけです。そこから先のプロバイダに関しては、ユーザーは別途契約しなければインターネットへは接続できません。フレッツ・ADSLだけ申し込んでも、インターネットは出来ないわけです。ただし、この仕組みのお陰で、ユーザーは自由にプロバイダを選んだり、簡単に乗り換えられるというメリットもあります。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 6
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます