この記事は、ガイド記事『IP電話体験記その1~設置編~』の続きです |
最近何かと話題の「IP電話」。IP電話を始めるにはどうしたら良いんでしょうか? 導入するのは簡単なのでしょうか? 今回は機器やパソコンの設定についてレポートします!
■ブロードバンド回線が必須
前回、Bフレッツで「@niftyフォン」というIP電話サービスを利用するため、器機を設置してみました。
ところで、最近よく耳にする「IP電話」の多くは「インターネット電話」と今まで呼ばれてきたものです。簡単に説明すれば、音声をインターネットでやりとりされるデータに変換し、通常やりとりされるデータにまぜて送受信するというものです。
つなぎ放題のインターネット回線で音声を送るため、料金を安くできるのです。ちなみに、@niftyフォンでは、全国いつどこへかけても一律3分8円(*1)です。(@niftyの料金表はこちら)
格安のIP電話を使うためには、インターネット回線、しかもADSLや光ファイバーなど高速インターネット回線(ブロードバンド回線)が必須です。(*2)
*1…2003年5月23日現在の価格
*2…ブロードバンド回線が必要ないIP電話も一部存在します。
■器機はパソコンから設定する
IP電話対応機器を設置した後は、IP電話が使えるように設置した器機の設定をする必要があります。(残念ながら今のところ設置しただけでは利用できません。)とはいえ、器機にボタンなどがあるかというとほとんどありません。今回利用した、ルータタイプのWeb Caster V100(NTT)という器機の場合、全面はランプ類だけ、背面はポート(ケーブル類を接続するところ)しかなく、電源スイッチすらありません。これでどうやって設定すればいいのでしょうか?
実は、これらの器機はパソコンから設定するようになっています。この辺が、ルーターなどを今まで使ったことのない人には少し分かりづらいかもしれません。
■IP電話サービスからくる書類は重要
器機を設定するためには、IP電話サービスから設定に必要な登録情報をもらわねばなりません。@niftyフォンに申し込んでから待つこと5日、到着予定日から2日後に「ご登録内容通知書」が郵送されてきました。この書類には、自分のIP電話番号やIP電話ユーザーID、パスワードなどがあります。これらを器機に設定しないとIP電話サービスが利用できないので、この書類は大切に保管して下さい。
■器機を設定する
では、具体的に器機を設定してみましょう。設定方法は、利用器機によってことなるため、あくまで一例として参考にしてください。(Bフレッツ+@niftyフォン+Web
Caster V100(ルータタイプ)、OSはWindows Me)
設定はWeb Caster V100の取扱説明書に従ってやってみます。
(今までもブロードバンド回線をつかっていたものとして、一部ブラウザの設定などは省略します。)