「子供でもわかるシリーズ」、今回は「単位の謎」を探っていきたいと思います。インターネットで良く目にしたり耳にする単位で「bps」(びーぴーえす)というのがあります。みなさんも知らず知らずのうちに使っていると思いますが、何のことか分かっている人は意外に少ないようです。あなたもこれを知れば、インターネット通!?

■ bits per second の略

ADSLで、8Mbpsとか12Mbpsとかいう言葉を良く耳にします。bpsという単位はインターネットの世界ではあちこちで使われています。

みなさんおわかりとは思いますが、これは「速さ」を表す単位です。何の速さかというとデータが流れる速さです。

bpsというのは、bits per second の略で、日本語にすると「ビット/秒」。1秒間に何ビットのデータが流れるのかという速さを表す単位なのです。

■12Mbpsは何Kbps?

「ISDN・64Kbps」「ADSL・12Mbps」という言葉をたまに見ると思いますが、よく見ると単位の部分が若干違っています。Kbps(キロびーぴーえす)とMbps(メガびーぴーえす)です。これはどう違うのでしょうか?

K(キロ)というのはm(メートル)でもなじみがありますが1,000を表しています。M(メガ)というのは1,000Kのことです。ちなみに、LANなどではG(ギガ)という単位も最近目にするようになりました。光ファイバー技術では、T(テラ)という単位までお目にかかることがあります。表でまとめてみましょう。

K(キロ)=1,000
M(メガ)=1,000K=1,000,000
G(ギガ)=1,000M=1,000,000K=1,000,000,000
T(テラ)=1,000G=1,000,000M=1,000,000,000K=1,000,000,000,000

よって、64Kbpsというのは「1秒間に64,000ビットのデータを送る速さ」、12Mbpsというのは「1秒間に12,000,000ビットのデータを送る速さ」のことなのです。

ここで練習問題です。12Mbpsは何Kbpsでしょう? もうおわかりですね。正解は「12,000Kbps」です。12MbpsのADSL回線は、64KbpsのISDN回線の約187倍も速いんですね!(ADSLの場合、実際の速度はもっと遅くなりますが。)

■ダウンロード速度が遅い!?

「うちの回線メチャクチャ遅いんだけど…」とたまに相談を受けることがあります。よくよく話を聞くと、ソフトなどをダウンロードしている時に出てくる転送率(転送速度)がとっても遅いとのこと。確かに私のADSL回線(5Mbps前後でている)でも、ソフトをダウンロードしてみると「495KB/秒」なんて出ています。これはどういうことなんでしょうか?


転送率が495KB/秒となっている!

実は、これは「単位が異なる」ためなのです。Kbpsを書き換えると「Kb/秒」となります。よく見ると少し違いませんか? そう、Bbの違いです。これは異なる単位なのです。

bは「ビット」、Bは「バイト」で、両方ともデータを表す単位なのですが、簡単にいえば、m(メートル)とcm(センチメートル)の関係と一緒。1B(バイト)=8b(ビット)。ビットが8個で1バイトになるのです。音が似ているので覚えにくいですが、「ちょビットなのでビットの方が小さい」と覚えてください。(オヤジギャク!?)

1B(1バイト) = 8b(8ビット)

なぜか、ダウンロードなどで表示される転送率はバイト(B)単位のことがあります。

では、495KB(キロバイト)/秒は何Kb(キロビット)psなのでしょうか? 1バイト=8ビットですから、495KB×8=3960Kbとなります。3960Kbps=3.96Mbpsですから、約4Mbpsの転送速度が出ていることがわかります。ADSLでこの実効速度なら平均的だと思います。

計算が出てきたりして、ちょっと難しい話になってしまいましたけど、これ以上難しい話もあまりないので、学生の頃に戻った気分で、がんばって覚えてみてはいかがでしょうか? 覚えておくと意外に役立ちますよ~♪



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