■少し待てば安くなる!?
現在、Bフレッツの工事費は27,900円(NTT東・西。マンションタイプ以外)。約3万円の工事費は決して安くはありません。
この金額を聞いて、ふと思い出したのは、ISDNの初期の頃の導入費用でした。当時、電話をISDNにするためには、10万円近くの初期費用がかかりました。現在では安価で市販されているDSUやTAも、市販のものはなく7万円位で販売されるNTTの製品しかありませんでした。工事もお客様工事等というものはなく、必ずNTTの派遣工事が必要でした。それゆえ、工事費もそれなりにかかったのです。
新商品の出始めは、何かと工事費等の初期費用が高いですが、工事に伴う事業者側の負担が大きいことも関係があるように思えます。NTTが急激にBフレッツのエリアを広げて、申し込みが殺到したら、NTTは巨額の設備投資をしなければいけなくなることは明白です。それゆえ、NTTは徐々にエリアを広げ、工事費を3万円という比較的高額に設定し(月額利用料もADSLと比べれば高め)、増加人数をコントロールしているような気がします。
普及が進むにつれ、1件あたりのコストが安くなってくるでしょうし、材料や工具も低価格化してきます。それに加え、光ファイバー事業も電力系など他の事業者もどんどん参入してきていることから、ADSLのように急激に低価格化する可能性があります。ちなみに、ADSLの価格破壊をもたらした「Yahoo!BB」も光ファイバーへの参入を以前からほのめかしています。孫社長が光ファイバー業界にも殴り込みをかける日はそう遠くないかもしれません……。
※ ご 注 意 ※
|
この記事中にでてきた金額は2003年1月28日現在のものです。お読みになった時点では、金額が変わっている可能性があります。NTT東日本またはNTT西日本のページでご確認下さい。 |
関連サイト: | ◆『光ファイバー導入工事が丸見え1』 (ガイド記事) |
◆NTT東日本・Bフレッツ | |
◆NTT西日本・Bフレッツ |