インターネットに接続するためには通常、プロバイダ(インターネット接続会社)のアクセスポイント(電話番号)に電話をかけることで、パソコンをインターネットに接続します。
しかし最近、この接続方法を勝手に変えてしまうプログラムがインターネットに蔓延しているのです。その結果、インターネットに接続するのに、ダイヤルQ2番号(電話代+情報料がかかる)や外国の電話番号(バカ高い国際通話料)に接続してしまうのです。法外な額の請求書がやってきて初めて接続先が変わっていたことに気づくというパターンもしばしば。これはまさしく当サイト「通信費節約」の大敵です!
今回は、この社会問題化しつつあるダイヤルQ2、国際電話による情報提供サービスについて、その予防法と防止策をご紹介します!
■アダルトサイトが最も危険!
ダイヤルQ2や国際電話を使った情報提供サービスは何もアダルト関係だけという訳ではありませんが(ちょっと言い訳)、やっぱり一番はアダルト関連のサイトであることは事実です。世にも恐ろしい、ダイヤルアップ設定(インターネット接続先電話番号)を自動的に書き換えてしまうプログラムは、普通のサイトではほとんどなく、アダルトサイトの中に潜んでいます。
■最近のアダルトサイトは無料!?
現在インターネット上のサービスは無料のものがたくさんあります。実際Yahoo!のサービスもほとんどが無料。「インターネットってみんな無料なんだね」という声もたまに耳にします。そういうユーザーの心理をついてか、最近のアダルトサイトのほとんどは「無料」「情報料無料」などという悪魔のささやきででユーザーを誘惑しています。ちょっと前までは会員制だったアダルトサイトも、今ではほとんどは「無料」を謳っています。なぜでしょう?一体それらの業者はどこから利益を得ているのでしょうか?
■タダより高いものはない!?
その答えが「ダイヤルQ2」と「国際電話」なのです。業者はユーザーから直接お金とらないものの、ダイヤルQ2の情報料や、国際電話の通話料から利益を得ているのです!
ダイヤルQ2の番号に接続すると最高3分90円が情報料としてとられるだけでなく、接続先までの通話料(日本国内のどこか)もかかってしまうのです。
もし沖縄の人が、北海道の業者のQ2番号へ接続したとすると情報料の他に沖縄-北海道の通話料がかかるのです。これはかなり痛いです!