自分に関係のないことには関わらない
そもそも仕事ができる人というのは、自分や自分のビジネスに関係のないことについてむやみに口出ししませんし、同情もしません。常に冷静に割り切って周りを観察しています。実際に、自分の周りの人で困ったことがあると、頼まれてもいないのに手助けをする人がいます。でも、感謝されるのは一時だけですし、その人を助けるために連絡を取る、下調べをする、会うなど、多くの時間やお金を使うことになってしまいます。
また他人の争いに関わると、良かれと思ってフォローしたことでも、上手くいかなかった場合には逆恨みされてしまうこともあります。
場合によっては相談されることもあるかもしれませんが、自分と関係のないことからは一歩引き、しかるべき人を紹介する、アドバイスすることで、余計なトラブルを避けることができます。常に冷静な判断能力を持っているからこそ、トラブルを回避することができるのです。
人のトラブルには必要以上に関わらないことが大切
トラブル回避術は、ビジネスでもプライベートでも大いに役立つもの。真似したいですね。
お金持ちが喧嘩をしない理由
喧嘩をしても「得になることはひとつもない」、これは当たり前の話なのですが、それと同じく、それ以上?の理由としては、元々お金持ちの人の場合、喧嘩そのものを知らないというものがあります。お金持ち=わがままというイメージを抱く人もいるかもしれませんが、先祖代々何代も続いている家の子どもたちは、いわゆる「おぼっちゃま」と「お嬢様」といわれる人たちです。彼らは喧嘩そのものを知りませんし、目の前で親が喧嘩することも見たことがない人も多く、喧嘩の仕方さえ知りません。
したがって揉め事が起こったとしても、喧嘩そのものを知らないので、喧嘩に発展しにくいというのもあるようです。
人前で大きな声を出すことは、あってはならない、はしたない行為と教育されていますので、必然と大きな声を出すことをしませんし、挑発には乗りません。
金銭的なゆとりは争いを遠ざける
ここで私の実体験を! 銀行の窓口で働いていたときのこと。作業に時間が掛かってしまっても、文句ひとつを言わずに待っていてくれていた人は、大口の取引先のオーナーやある程度の口座残高がある人が多かったと記憶しています。反対に混みあっている状況が見て取れるにも関わらず、順番に処理をしていてもクレームを言ってくるのは、口座残高がほぼない人が多かったのです。当時の上司の指示で毎回確認していたのですが、これが「金持ち喧嘩せず」なのかな?と感じたものでした。
そして、金銭的なゆとりのある・なしは、その他の行動にも大きく影響すると考えられます。
「お金がある人=それなりのステイタスを持っている」人のことが多く、喧嘩する=育ちが悪い、乱暴な人というイメ―ジがついてしまい、社会的評価が低くなってしまうことを知っているからだと思います。社会的評価が低くなれば、必然と稼げなくなってしまいますからね。
怒っている人には一歩引いて接する
あるお金持ちの人に、頭にきたときにはどうするのか尋ねたところ、理不尽なことを言う人や要求する人は、「育ちが悪い人かも?」「余裕がない人なんだな」と思い、哀れみさえ覚えるとのことでした。少し上から目線のように感じるかもしれませんが、一方的に怒っている人と同じ位置に立たずに状況を判断。もし争う必要がある場合には、「必要な喧嘩」は自分がするのではなく法律で解決。その道のプロである弁護士に任せるのが、お金持ち流です。
理不尽な目に遭ってしまったら、一言二言、言いたくなってしまうかもしれませんが、怒りに任せてしまうのは、自分にとってプラスになることはありません。立ち居振る舞いは品格ともいわれ、自分の評価に直結します。自らお金持ち・セレブへの道を閉ざすことだけは、避けたいものです。
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