戸建てから2LDKのマンションへ。引っ越しをしてわかった収納法とは?
夫の転勤を機に、家族4人で戸建てから2LDKのマンションに引っ越しをしました。不動産屋さんからは3LDKをすすめられたのですが、子どもにまだ個室は必要ないとなると、ひと部屋は物置き状態になることは容易に想像できました。それなら荷物を減らして収納を工夫すれば、2LDKでも十分だという結論に至りました。
まず引っ越しのために取り掛かったのは増えた荷物を減らすこと。そして限られた収納スペースに、荷物がたくさん入る仕組みを作ること。そこで意識したのは、収納のために何かを買い足すのではなく、不要なものをなくして今あるものを最大限生かすことでした。
減らしやすいものは「食器」。食器棚をDIYするのも手
一番減らしやすいのは洋服ですが、あとから「捨てなければよかった」と思うのも洋服。引っ越し先で始末することも簡単なので、そこまで断捨離を頑張らなくてもいいと思います。
むしろ洋服よりも捨てにくく、増えてしまうものは「食器」です。家族が増えれば食器の数も増えますが、実は使っていないものも多いですよね。我が家もいざ引っ越しの準備をしたら、使っていない食器の多いこと!
厳選して選んだ結果、4人家族の我が家に必要な食器はニトリの「Nインボックス」8個分。せっかくならNインボックスも使いたいので、夫に食器棚をDIYしてもらうことにしました。
まず入れたい食器や家電に合わせて高さを決めたら、底辺のない四角の棚を作り、それぞれを金具でつなぎます(一番下の段だけ底辺をつけて安定させます)。
金具を外せば個別で本棚や収納棚としても使えるし、引っ越しの際はネジを外して板として運ぶこともできます。今後も転居する可能性があるという方は、“食器棚を作る”という選択もアリだと思います。
収納の少なさをカバーするには、ボックスがぴったり納まる棚を置く
マンションの収納スペースは仕切りが少ないので自由度は高いけれど、逆に高さをどう活かすかで収納力が大きく変わってきます。本来は可動棚の棚柱を取り付けるのがベストですが、賃貸の場合は壁に穴を開けることができません。そこでラックやカラーボックスを利用して、無駄なスペースができないように棚を置いてみます。
本棚として使っていたラックを置いてみると、IKEAのボックス「ヴァリエラ」が8個入りました。塗り薬や救急グッズ、電池や家電のコードなどの日用品は、ワンアクションで取り出せるようにするのがポイントです。
「ヴァリエラ」は戸建ての時から使っていたので、中身を入れ替えることなく、箱ごと移動するだけで作業が完了しました。
減らすにも限りがある本や書類。圧迫感なく収納できる工夫を
いつの間にか増えているモノといえば「本や書類」。子どもの絵本や趣味の本、保険や学校関係の捨てられない書類も増えていきます。
本を捨てるのは簡単ですが、何度も読み返したい本は手元に置いておきたいもの。本はいつでも読めるようにリビングに置きたいので、空間に圧迫感のない方法で本を収納できる方法を考えてみました。
圧迫感のない空間をつくるには、背の高い家具を置かないこと。なので、高さのある本棚はNGです。そこでニトリのカラーボックスを横置きして、本棚&収納棚にすることにしました(ちなみにカラーボックスなら、3つ購入しても7000円未満です)。
こまめに荷物の見直しをして断捨離のクセをつけて
戸建てだと荷物がたくさん収納できるので、つい不要なものまで所有してしまいがちです。そのうち手狭になり、家具を買い足していくと部屋はどんどん狭くなっていきます。マンション住まいの人の方が、本当に必要かじっくり考えてモノ選びをしているかもしれません。
住居は広ければ快適というわけではなく、工夫すればどこでも快適な暮らしができるはずです。まずは日頃から断捨離を心がけて、収納スペースをその都度見直していくことが大事ですね。我が家も「1つ買ったら1つ手放す」を心がけて、マンション生活を楽しみたいと思います。