ただし、小麦や大豆、茄子、ウリ、生姜などが入っているので、ただ甘いだけではなくてなんともいえない深みがあります。ご飯だけではなくてきゅうりや大根につけても美味しくいただけるマルチな味噌です。
そのまま食べられる「おかず味噌」
「金山寺みそ」は、一般的な調味料としての「味噌」ではなく、そのまま食べることができる「おかず味噌」。熱々のご飯に乗せたり、和え物に使ったりと用途はさまざまです。主に和歌山県や千葉県、静岡県で作られており、和歌山県では県の推進優良土産品にも指定されています。ツブツブの麦の食感がGOOD!具が大きいカレーが好きな人にイチオシ
「金山寺みそ」の特徴として、まずは独特の甘味が挙げられます。砂糖は使っていますが、茄子やウリ、小麦、生姜などが入っているので、全体的に上品な甘さだと私は感じます。とくに、生姜が隠し味的な要素としてアクセントになっているようです。もうひとつの特徴は、麦のツブツブ感です。すごく堅いわけではないのですが食感が良く、アクセントになっているのは間違いありません。たとえば、具が溶けてしまってなめらかな舌触りのカレーよりも、具材が大きくてゴロゴロしているカレーのほうが好きという人であれば、この麦は気に入ると思います。
野菜のトッピングとしても最高
熱々のご飯にかけて食べるのがスタンダードだとは思うのですが、きゅうりや大根などの野菜と一緒に食べるのもイチオシです。とくに夏野菜のきゅうりとの相性は良く、「金山寺みそ」があればきゅうりが何本でも食べられるのでは? と思うほど。ちなみに、マヨネーズを少し混ぜると美味しいディップソースになります。こういったアレンジができる点も魅力のひとつです。工夫次第で、無駄な調味料を買わずに済ませることもできます。
クラシック音楽でみそを育てる?
実は「金山寺みそ」を作っている会社はたくさんあるのですが、私がますやみその「金山寺みそ」を選んだのは、ちょっと変わった取り組みを知ったからです。ますやみそでは、ヴィヴァルディの「四季」が響く発酵蔵で味噌を造っており、「四季の蔵」という商品名で販売をしています。残念ながら「金山寺みそ」にはクラシック音楽で育てられた味噌は使われていないようですが、こういったおもしろい取り組みをしている会社は珍しいと感じました。とても魅力的な会社に思えたというのが選択の理由のひとつです。
ますやみその斬新なアイデアと挑戦は、仕事にも通ずるものがあるように思えてなりません。普段の仕事でも挑戦や斬新なアイデアが求められます。それを忘れないためにも、ますやみその「金山寺みそ」を食べ続けようと思っています。
DATA
ますやみそ|金山寺みそ
内容量:180g