累計1000万台を突破した人気シリーズ |
NTTドコモの「らくらくホン」シリーズは、累積販売台数1000万台を突破。稼働台数でも600万台近い契約があり、全ドコモユーザーの1割をしめるなど、人気機種となっている。
今年の「敬老の日」に向けて投入された新製品が「らくらくホンIV」だ。
らくらくホンIVでは、シリーズで初めてGPS機能を搭載したのが特徴だ。ワンタッチブザーとイマドコサーチという機能が連動し、ワンタッチブザーが鳴った際に自分の位置情報を、予め設定したユーザーに知らせるといった機能が備わっている。
さらに、音声入力にも対応する。乗り換え案内と連携し、行きたい場所などを声に出すだけで、自動的に入力され、駅名などの候補を画面に表示してくれる。あとは、画面に表示された候補を選んでいくだけで、どこで乗り換えればいいのかなどの結果を表示してくれるのだ。余計な手入力が不要になるので、かなり便利といえるだろう。
また、らくらくホンIVでは、周囲の騒音レベルを感知して、自動的に音量を調整してくれて相手の声を聴きやすくする「はっきりボイス」機能や、周囲の騒音レベルと自分の声の清涼を感知して、自分の声が強調される「はっきりマイク」機能など、声が伝わりやすい機能が充実している。
ほかにも、通話の最後の1分間を自動的に録音してくれる「おまかせ通話録音メモ」が便利だ。リダイヤルや着信履歴のリストに、会話した最後の1分間が録音されているので、備忘録として活用できる。
「通話時間の平均をとると45秒程度というのが圧倒的。1分間であれば、ほとんどの通話を録音しておける」(商品開発担当者)という。
イラストをスキャナーで読み込むことで、メールを作成していく |
らくらくホンIVでは、さらに知的障がいのある方やボタン操作に不慣れな人向けに、「ドットパターン対応メールアプリケーション」というものに対応している。これは、「メールを送る」といった行為を絵にしており、この絵をペン状のスキャナーでタッチすることで、メールを作成できる。
商品開発担当者は「今回は知的障がい者向けとなっているが、様々な使い方にも応用ができるはず」と語る。
らくらくホンIVは、音声入力でGPS検索ができたり、周囲の騒音レベルを感知して聞きやすくしてくれるなど、かなり使い易さが向上している。
両親向けのプレゼントを探しているユーザーには、是非ともオススメしたいケータイと言えるだろう。
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