島田佳奈の恋愛コラム

不倫ドラマの影響で増加?不倫を卒業するための辛口処方箋

夫への不満、ストレス解消……遊びだったはずの不倫がいつしか本気に。不倫ドラマの影響もあってか、ここ数年不倫が増加しています。なかなか不倫をやめる決意ができない既婚女性のために、少々厳しいアドバイスを。劇薬ですが、目を覚ます効果は抜群です。

島田 佳奈

執筆者:島田 佳奈

恋愛ガイド

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不倫を続けるか辞めるかは、あなたが決めること

 不倫ドラマの影響で増加?不倫を卒業するための辛口処方箋

ただの男友達から一歩接近したら、もう「ただの男友達」には戻れない。その欲望は恋なのか欲求不満なのか、冷静に考えて。

以前流行ったドラマの影響か、ここ数年、既婚女性の不倫は増加しています。「赤信号 皆で渡れば怖くない」ではないですが、「自分だけではない」と思い込むことで不倫に対する罪悪感が薄まるのは、あまり良い傾向とはいえません。

もちろん「流行っているから」などという安易な理由で、不倫をしている人はいないでしょう。結婚していながら他の男性と深い関係になってしまう裏には、その人なりの事情があるはず。

きっかけや理由はさまざまでも、 続けるか辞めるかはあなたが決めること。しかし、刹那の快楽に流され自分を見失ってしまうのは危険です。心のどこかで「卒業しなきゃ」と思っているならば、このまま読み進め、頭を冷やしましょう。
 

「悪女な自分」に酔っていませんか?

 

夫への気持ちはもう「恋愛」じゃない。女としての自分を愛してくれる別の男に心奪われてしまうのは、しかたのないこと。罪悪感は拭えないけど……

「他の皆が夫や子供に尽くし消耗しているのに対し、自分は夫以外の男性からも愛されている」
周囲の友達と自分を比較し、ひそかな優越感に浸ってはいませんか。あるいは、誰にも言えない秘密の恋をしている事実に酔っていたり、何も知らず優しくしてくれる夫に対し罪悪感を抱いたり。

それらのナルシシズムがあなたを不倫に走らせるのだとしたら、それは恋ではありません。あなたが好きなのは自分だけ。不倫相手も夫も、あなたにとっては自分の価値を高めたり承認欲求を満たすための小道具にすぎないのです。

夫にしても不倫相手にしても、本当に愛しているならば不誠実な関係に相手を陥れたりしないはず。不倫とは、どちらの男性に対しても失礼な行為なのです。

既婚女性の中でも不倫をしているのはごく一部。それは夫以外の男性にモテないからではありません。一生のパートナーとして夫を選んだ愛情と責任と自尊心があるから、別の男性とややこしい関係になる必要がないのです。
 

「逃避」や「はけ口」目的の不倫ほど、時間の無駄はない

 

いろんなトラブルや衝突を乗り越えたからこそ得られる、夫婦の絆。一時の迷いですべてを失うことのないように

 これまで多くの昼顔妻にヒアリングをしましたが、その大半は夫への不満が前提となっています。「出会う順番を間違えた」ような純愛ではなく、夫への不満から日々の物足りなさを他の男性に求めた結果、不倫がはじまってしまうのです。

「夫とのセックスレスが辛くて他の男と寝る」「母親扱いする夫に嫌気がさし、自分を女として見てくれる男性と不倫をする」「夫や仕事による日々のストレスを、他の男とデートする非日常的で発散させる」それらの現実逃避が、あなたを苦しみから解消してくれることもあるでしょう。

だけどそれは一時的なもの。根本問題を解消するためのものではありません。それはあなたもわかっているはず。

あなたが抱える問題への突破口は、正面から向き合うことのみ。その上で話し合ったり、あなた自身の意識を変えてみたり、環境そのものを変えるなど、試行錯誤してみなければ前には進みません。

問題と向き合うためのエネルギーすらないほど弱っているときは、一時的に逃避することも有効です。だけどそれは不倫でなくてもいいはず。
 

不倫はドラマだけに……本気になったらゲームオーバー

あくまで不倫は遊びの範疇。割り切ったスタンスで楽しめる女性もいるでしょう。

しかし中には本気になってしまうケースもあります。むしろ男性より女性の方が、深い関係になってから相手に執着したり、本気になって(夫と別れて)正式につき合いたいと望むように変化したりする人が多いように感じます。

不倫の場合、スタートラインが軽い気持ちの浮気であれば、その距離感を保つことが暗黙のルール。そこから心身ともに深い関係になったり、離婚して不倫ではなく恋人になるのも自由ですが、それはお互いが望まなければ成立しません。相手があなたとの関係を一時的な遊びだと思っていればなおのこと、家庭を捨てて本気で愛されたら、喜ぶどころか迷惑に思うでしょう。

たとえドラマチックな恋だとしても、ドラマのような展開を迎えるとは限りません。すべてを失い「あの頃は若かった」と愚かな過去の失敗を笑い飛ばすのもまた人生ですが、少しでも理性が残っているのであれば、大切なものを壊さないうちに卒業するのが、大人ならではの賢い選択です。 

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