D703i(三菱電機)
今回発表モデルでは唯一のストレート。こちらも薄いのが魅力 |
「折りたたみではなくストレートがいい」というユーザーにオススメなのがD703i(三菱電機)。薄さ9.9mmと国内では最薄のストレート型端末となっている。
パソコン用サイトの閲覧が可能なフルブラウザを搭載。またパソコン用ファイルも見ることができる。エクセルなどの文書を添付したメールを受信し、そのまま閲覧するといったことが可能だ。
またセキュリティ関連の機能が充実しているのもD703iの特徴で、専用のプロテクトキーで、どんな操作中でもキーロックをすることができる。また待ち受け画面で何も操作しないまま設定時間が過ぎると、自動的にプロテクトキーが起動するなど、どこかに置き忘れても、誰かに勝手に操作される心配がないのもうれしいところ。
Yシャツの胸ポケットに入れても違和感のない本体、セキュリティやフルブラウザなど、まさにビジネスマン向けの携帯電話といえそうだ。
F703i(富士通)
これまでの印象とは違う富士通端末。生活防水がうれしい |
これまで「防水ケータイ」といえば、とかくアウトドアでの利用シーンを想定したものが多かった。今回のF703iは、デザイン性を高め、お風呂やキッチンといった生活環境での使用を考慮した「防水性能」が売りだ。
約1mの水深に30分放置しても本体内部に浸水しないIPX7等級の防水性能を実現。また前方向から噴流水を受け手も本体内部に浸水しないIPX5等級を達成している。
これほどの防水性能がありながら、デザインにも凝っているのがF703iの特徴。背面部分にホワイトLEDを内蔵し、時刻や着信を様々な点灯パターンで知らせてくれる。これまでの富士通とは一線を画すデザインに仕上がっていると言えるだろう。またナップスターや着うたフルといった音楽機能も充実。おサイフケータイ機能も備えている。
水仕事の多い主婦層や、お風呂に入っているときもケータイが手放せない人には最適の端末に仕上がっている。
N703iD(NEC)
前モデルから、さらに完成度の高まった佐藤可士和モデル |
昨年、登場するやいなやたちまち大ヒットととなったN702iD。アートディレクター/クリエイティブディレクターである佐藤可士和氏が手がけたことで、話題となった。その第2弾となる端末が「N703iD」となって登場した。
前モデルよりもさらに完成度を高め、薄型化と細部のデザイン処理を向上させた。写真などで見ると、変化の違いはわかりにくいが、実際に触ってみると、いかに小型化されているかがよくわかる。
機能面ではSD-Audioに対応し、音楽面を強化。また前モデルにはなかったおサイフケータイにも対応。内蔵コンテンツも充実する。前モデルにはあったカメラライトが今回は省かれてしまっている。しかし、これはカメラ感度を向上させることにより、暗部でも問題なく撮影が可能になったためだという。
前モデルを購入し、そろそろ機種変更を検討しているユーザーには、買いといえそうだ。
P703i(パナソニック・モバイルコミュニケーションズ)
メール機能にとことんこだわったモデルに仕上がっている |
メール機能にとことんこだわったのがパナソニックモバイルコミュニケーションズのP703iだ。
まず、ボタンはツメが長くても押しやすいように立体形状の大型ボタンを採用している。また、デコメール関連では、デコメ絵文字を10ジャンルに分類して表示するようにしているため、自分の使いたいデコメ絵文字をすぐに見つけ出すことが可能になった。
さらに、受け取ったメールのデコメ絵文字をまとめて保存できる機能も備えたため、友達からのデコメ絵文字を再利用するといった使い方も便利にできてしまう。
また、これまでパナソニックの文字変換は、やや他社に比べて非力な印象があったが、今回は従来比1.5倍の約4.5MBに辞書サイズを拡大し、さまざまな変換候補を出すことができるようになった。一度に表示する変換候補数も、格段に増えている。さらに、受け取ったメールの単語を自動的に学習し、変換候補を増やしていくという機能も備えている。
ほかにも、新着メールの内容を自動的に分析して、キャラクターが内容にあわせて踊ったりするFeel*Mail機能も内蔵。実際、見てみるとかなりコミカルな動きで楽しませてくれる。見た目の派手さはないものの、「メール重視」のユーザーには間違いなくオススメの一台だ。
後編に続く