お金を貯めたいのに、なぜ家計簿は続かないのか?

お金が貯まらなくて悩んでいる人は、「よし、家計簿をつけよう!」と気合を入れてトライする人も多いと思います。ところが、いざつけ始めてみると、レシートをもらうのを忘れたり、忙しい日々に流されてつけるのを忘れ、あっという間に1週間たってしまったり…という事態に陥っていませんか?
 
さらに、「この飲み会代は、外食費?交際費?」「洋服を買ったけれど、お小遣い? 生活費? 被服費?」などと、どんな種類に分けたらいいかわからず、面倒になってやめてしまった方も多いでしょう。
 
それゆえ、「自分はお金が貯められないタイプなんだ」「貯蓄はやっぱり無理だよね…」と、あきらめてしまうケースが非常に多く、もったいないと感じています。
 
家計簿をうまくつけるには、始める前のイメージが重要です!

家計簿をうまくつけるには、始める前のイメージが重要です!

 

失敗原因は、「貯蓄のため」と気負ってしまったから?

では、ここで家計簿への想いを、さらに掘り下げてみます。
 
「お金を貯めるには、家計簿をしっかりつけなくてはいけない」
 
「家計簿くらいつけられないと、お金が貯められない」
 
「貯金の達人という記事を見ると、たいていしっかり家計簿をつけている」
 
と、貯蓄=家計簿が必須、と思い込んでいたのではないでしょうか。
 
そのようにあまりに気負ってしまったため、家計簿をつけることがプレッシャーとなり、追い込まれていったはずです。少しでもできないと、貯蓄じたいがダメなんだと思いこんでしまう…。

それでなくても、日々忙しく、他にやることが山ほどある時代。

「楽しくない」「面倒だな」「無理そうだな」と感じたら、生活習慣として身につきません。ですから、家計簿をつけることに過度なプレッシャーを感じることは厳禁なのです。
 

家計簿は、軽い気持ちで始めることがコツ

たとえるなら、ダイエット中の人が「痩せなくては!」と思って体重計を目の前にしたときに、「いや、体重が増えているのは確実だ…現実を見たくない」という後ろめたさが頭をよぎって体重計に乗るのをやめてしまうようなもの。体重がどうかは別として「さて、今は何キロかな?」という軽い気持ちの方が、体重計に乗りやすいのではないでしょうか。
 
それと同じで、家計簿は「貯蓄のため」と意気込むのではなく、まずはあくまでも「分析ツール」だととらえてみましょう。その先に「節約」や「貯蓄」がありますが、あまり気負わずに、気楽に分析してみるのです。
 
自分(または家族)が、これまでがんばって働いて手にしたお金です。自分にとって本当に価値のあるものに使っているかどうか、俯瞰して見てみましょう。
 
自分の出費と一度向き合ってみることは、自分のお金の使い方、ひいては自分の考え方や趣味嗜好と向き合うことになるので、本来はとてもおもしろいはず。
 
…でも、自分の出費が明るみになるのは怖いような、見たくないような、後ろめたい気持ちになるような…という感覚であれば、ムダな出費が隠れているに違いありません。家計簿をつける意味はますます高まります。
 
ぜひ、家計簿を自分の出費の「分析ツール」として、一歩踏み出してみましょう。
 

紙だけでなくアプリでも簡単につけられる

最近は、従来の紙に書き込む家計簿にくわえ、マネーフォワード MEやZaimなどのアプリもどんどん出ています。無料で使えるものも多く、クレジットカードや電子マネー、銀行口座と連携すれば、かなりの部分を自動的に集計してもらえて手間がかかりません。
 
紙の家計簿に苦手意識がある人は、ぜひアプリでトライしてみてください。

また、「一生家計簿をつけねば!」と思うと、これまたハードルが果てしなく上がってしまいます。「まずは1週間分析してみよう」「1か月あたりだと、どれくらいになるかな」と短期スパンで始めることをおすすめします。(ある程度、自分の出費傾向がわかれば、私は1年中家計簿をつけなくてもOKだと思っています)。
 

家計簿を「分析ツール」だととらえれば、結果的にお金は貯まる

家計簿を「分析ツール」として使ってみると、プレッシャーを感じないため、家計簿をつけることのハードルが下がるでしょう。

そして「このショッピングサイトでお金を使いすぎている。見る時間を減らそうかな」「外食でこれだけかかっているんだったら、自炊を少し増やそうかな」とムダな出費に気づいたり、「このお金に1か月あたり2万円にもなるなら、他の事に使いたいから貯めておこうかな」などと、お金の新しい使い方を考えたりするようになるでしょう。
 
ムダな出費があっても、自分を責めなくてOK。過去のことは過去のことで、今日からムダな出費を減らしていけばいいからです。
 
そうやって気軽に取り組んでいってこそ、お金は貯まるようになります。
 
家計簿をつけようと思ったら、「これでお金を貯めるぞ!」と気負わずに、「分析ツールとしてつけてみよう」という軽い気持ちで、まずは1週間、できれば1か月という短いスパンで始めてみてくださいね。
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