買い換え予算を決める
旧PCのパーツは取りはずし、再利用してもよい(写真はHDD) |
ただし、買い換え期間を6年以上に設定するのは非現実的です。HDDの寿命、アプリケーションのアップグレードなど、使い続ける上でのリスクがあるからです。もちろん、1日に何時間ぐらい使うかを考えてみるのもよいでしょう。毎日、5年使うユーザーなら、思い切って高級機を購入しても損ではありません。
買い換え前に「処分法」を考える
新しいPCに買い換える前に、現PC(買い換え後は旧PC)の処分法も考えておきたいことです。可能であれば、旧PCはすぐには処分しない方が賢明です。新PCを少し使ってみて、旧PC からコピーし忘れたデータがないこと、アプリケーションが完全に動作することを確認します。旧PCは親戚や知人に譲ってもよいですし、中古店で買い取ってもらったり、オークションに出品するなどして処分しましょう。また、「PCリサイクル」マーク(家電リサイクル法による)がある PCは、購入した店、もしくは買い換える店で無料で引き取ってもらえます。
いずれの場合も、HDDのフォーマットをともなうリストアを行って、データを消去します。万が一にも、仕事用の名簿などが流出しないための措置ですので、必ず実施します。
また、PC自作にチャレンジしたいユーザーは、再利用できるパーツを取りはずして保管します。メモリやCPU、HDD、ビデオカード、光学ドライブは、いずれも再利用可能ですし、オークションなどで個別に売ることも可能です。メモリやビデオカードは、タイプが適合すれば、新PCに取りつけてもかまいません。HDDも、バックアップ用として使えます。
新PCへの移行は、旧PCの処分が終わり、新PCが快適に使えるようになって初めて完結することをお忘れなく。
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