公的年金の受け取り方、どうすればいい?
皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回の相談者は老後資金が足りるか心配しているものの、そろそろ退職をしたいと考えている61歳会社員の一人暮らし女性。家計コンサルタントの八ツ井慶子さんがアドバイスします。※マネープランクリニックに相談したい方はコチラのリンクからご応募ください。(相談は無料になります)■相談者
もちゃさん(仮名)
女性/会社員/61歳
東京都/賃貸住宅
■家族構成
一人暮らし
■相談内容
年末で退職したいが、生活できるでしょうか?給与以外の収入は、毎月にすると、個人年金保険から3万5000円(70歳まで)、生命保険個人年金が7万円(65歳まで)、遺族厚生年金が4万8000円(非課税で給与額に無関係に全額支給される)あり、全額貯蓄へ。貯蓄と投資以外に生命保険の個人年金が1500万円あり、68歳から受取り可能。賃貸でずっと住み続ける予定。退職金は500万円程度。65歳からの年金は月10万円程度。65歳までは遺族年金と特別支給の老齢厚生年金とどちらを選ぶべきか?現在は遺族年金を受給しているので、特別支給は停止状態です。
■家計収支データ
■家計収支データ補足
(1)加入保険について
・本人/年金積立保険(5年払込・2028年満期)=毎月の保険料1万円
・本人/個人年金保険(10年払込・2024年年金開始・10年)=毎月の保険料1万円
・本人/医療保険(保険期間75歳まで、がん特約)=毎月の保険料5000円
・・・・・
(以下、払込み終了)
・本人/一時払い養老保険・米ドル建て(100万円払込済、2028年満期)
・本人/変額個人年金保険・豪ドル建て(643万円払込済、68歳から5年確定)
・本人/終身保険(200万円払込済、医療特約、60歳から5年ごとに40万円生存保険金)
・本人/個人年金保険(300万円払込済・68歳から3年確定)
・本人/定期支払金付き終身保険・米ドル建て(300万円払込済、毎年8万円受け取り)
・本人/定期支払金付き終身保険・豪ドル建て(300万円払込済、毎年7万円受け取り)
(2)老齢年金について
65歳までの老齢厚生年金の特別支給額は年50万712円。62歳から旧私学共済分として年9万4341円が加算。
(3)退職理由について
相談者コメント「往復の通勤時間が3時間かかり、還暦以降疲れてきたから。ずっと働き続けてきて、お弁当も持参・自炊・節約生活を送ってきたので、贅沢はしないが、のんびりしたい。退職後はフルリタイアを希望」
(4)老後の過ごし方、生活費等について
相談者コメント「 山歩き・近場巡り・映画やお芝居等に行ったり、ヨガをやったり、友人(皆定年・再任)と会いたい。株も続けていくので、生活費は今と変わらない。海外はほとんど行ったが、まだ行っていない北欧には安い時期に行きたい。50万くらい。30年以上居住しているので部屋のリフォームもしたい。予算は100万円」
■家計コンサルタント八ツ井慶子の3つのアドバイス
アドバイス1 今すぐリタイアされても老後資金は十分確保
アドバイス2 投資商品の割合を徐々に減らしたい
アドバイス3 65歳まで厚生年金受給に切り替えた方がトク
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