安い肉でも、柔らかくおいしく食べられる裏ワザをご紹介!
食費を節約したくて安い肉を買ったけれど、食べてみたらかたくておいしくなかった……という経験がある人も多いのではないでしょうか。安く買った肉でも、肉の性質を理解し、ほんのひと手間かけることで、見違えるほどに柔らかくおいしくすることができます。今回は、そんな「安い肉がおいしくなる裏ワザ」を4つ、ご紹介します。
安い肉をおいしく食べる裏ワザ1:繊維を断ち切り柔らかくする
肉がかたくておいしくないと感じるとき、多くの場合、繊維質のせいで肉をかたく感じています。そのため、まず最初にやることは、肉の繊維を断ち切ること。白く筋のように目に見えるものであれば、筋に対して直角に包丁を入れ、繊維質に切れ込みを入れます。ミートハンマーがあれば、肉をひたすら叩くことによって繊維を断ち切ることもできます。最近では100均でもミートハンマーは売られているので、一家に1つあってもよいでしょう。
安い肉をおいしく食べる裏ワザ2:パイナップル、キウイ、パパイヤを利用する
「苦手」という人も多い、酢豚に入ったパイナップル。実は酢豚のパイナップルは、理由があって入っているのです。パイナップルやキウイ、パパイヤには、タンパク質分解酵素が多く含まれています。これらの果物と一緒にすることで、お肉が格段に柔らかくなると言われています。
方法としては、パイナップル、キウイ、パパイヤのどれでも良いので、すりおろしたり細かく刻んだりした中に、しばらく肉を漬けておきます。これだけでOK! 下味をつけたい肉であれば、下味の調味料の中にあわせて入れておいてもよいでしょう。
安い肉をおいしく食べる裏ワザ3:ヨーグルトに漬ける
ヨーグルトに含まれる乳酸菌も、肉の繊維を柔らかくすると言われています。ヨーグルトを肉の全面に塗り付けてチャック付きの保存袋に入れ密閉し、1~2時間置いておきます。そのまま焼いてもおいしく食べられますし、味付けによってヨーグルトの酸味が気になるような場合は、焼く直前に軽く洗い流しても大丈夫。柔らかくなった肉の効果は保たれています。
安い肉をおいしく食べる裏ワザ4:舞茸や玉ねぎに漬ける
舞茸にはプロテアーゼと呼ばれるタンパク質分解酵素が多く含まれています。また玉ねぎも同様に、タンパク質分解酵素が多く含まれています。舞茸なら細かく刻み、玉ねぎならすりおろし、それらに肉を30分から1時間漬けておくだけ。玉ねぎや舞茸はあとでソースとして利用することも可能です。安い肉を柔らかくする裏技まとめ
今回ご紹介した方法は、どれも簡単なものばかりです。キウイやパパイヤなどは、なかなか買う機会が多い食材とは言えませんが、ヨーグルトや玉ねぎお値段も高いものではありませんし、常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。100均グッズのミートハンマーと、肉を柔らかくしてくれる食材に漬け込む方法と、どれか1つでも効果はありますし、ミートハンマーで叩いたあとに漬け込むようにすれば、より柔らかく味わい深い肉となってくれます。ぜひお試しください。
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