桔梗屋の桔梗信玄餅の由来・歴史
<目次>山梨のおみやげの定番「桔梗信玄餅(ききょうしんげんもち)」は、お餅ときな粉、黒蜜の組み合わせに和む素朴な味わいの和菓子です。
発売は1968年。開発のヒントになったのは静岡の「安倍川餅(あべかわもち)」でした。山梨では昔からお盆に安倍川餅を食べる習慣がありましたが、これを通年食べられるあようにするため、小さな容器に入れて販売したところ、大河ドラマや映画による武田信玄ブームの後押しもあって大ヒット。山梨県民にとっては、CMのキャッチフレーズとしてもおなじみの「ふるさとの味」になりました。最近では外国人にも人気があり、2005年には国土交通省主催「VJC(Visit Japan Contest)外国人が選ぶ魅力あるお土産コンテスト」で銀賞も受賞しています。
桔梗信玄餅の正しい食べ方……!?
食べ方はお好みでOK。別容器に入っている黒蜜をどう混ぜるかは人によってやり方がわかれるところ。パンフレットで紹介されているのは、3切れの餅の1切れをようじで持ち上げ、そこへ黒蜜を入れて混ぜるという方法です。ただしこれはあくまで一例。桔梗屋のホームページにはそれ以外にもさまざまな食べ方が紹介されており、番外編としては、 広げた風呂敷(包み)の上に餅ときな粉をのせて黒蜜をかけて風呂敷を包むように餅をもんで混ぜるという大胆な方法も紹介されています。
その2以降のおいしい食べ方は、公式サイトへ。
桔梗信玄餅の仲間たち!シリーズ商品あれこれ
桔梗信玄餅にはその味をイメージしたシリーズ商品が続々登場しています。どれも黒蜜ときな粉、そして特徴的なパッケージが共通点です。どれから手を出そうか悩むほどのラインアップですが、洋菓子好きなら「桔梗信玄生プリン」やお餅と生クリームを巻き上げた「桔梗信玄餅生ロール」がおすすめ。気軽につまめるのは、しっとりした口当たりの「桔梗信玄棒」や懐かしのきな粉飴「桔梗信玄飴」など。ひんやりスイーツなら「桔梗信玄餅アイス」やクリーム・餅・あんこをサンドしたアイスどらやき「桔梗信玄餅どらいす」などがあります。
ユニークなところでは、揚げパンに餅・黒蜜ジャム・クリームを挟んだ「桔梗信玄餅揚パン」も。ほかに不二家と共同開発した山梨限定販売の「カントリーマアム桔梗信玄餅」や「桔梗信玄餅ミルキーバウムクーヘン」などもあります。
桔梗信玄餅を購入できる場所・通販情報
「桔梗信玄餅」は、山梨県内の桔梗屋直営店舗や高速道路のSA/PAなどで購入できます(※桔梗信玄餅以外のシリーズ商品はアイテムによって販売場所がことなります)。また、山梨県外では、東京日本橋のアンテナショップ「富士の国やまなし館」羽田空港や成田空港、一部百貨店オンラインショップで桔梗信玄餅をはじめ、一部の商品が購入できます。工場見学や詰め放題もある「桔梗信玄餅工場テーマパーク」
山梨へ行ったらぜひ足を運んでほしいのが、笛吹市一宮町にある「桔梗信玄餅工場テーマパーク」を謳う本社工場。工場見学やお菓子の詰め放題、桔梗信玄餅の包装体験などが楽しめます。 一番人気は、「グリーンアウトレット1/2」でのお菓子の詰め放題。専用の袋に桔梗信玄餅などのお菓子を詰められるだけ詰めて、見本通りに結べたらOK。220円で詰め放題ができますが、桔梗信玄餅は普通に買えば2個入り330円税込みなので、2個入れれば元はとれます。しかも平均でも10個以上、多い人では20個以上入れるというから驚き! ただ、とにかく人気なので、整理券の配布は早朝で終わってしまうことがほとんど。絶対に体験したいという人は、詰め放題付きのバスツアーを利用するのも一案です。詰め放題ができなくても「社員特価販売1/2」にはお得なアウトレット品がずらり。桔梗信玄餅のシリーズ商品なども並びます。また、お土産用に正規の桔梗信玄餅を購入できるショップもあるのでご安心を。
工場見学は無料で、グループでの訪問でなければ予約不要。自由見学のほかにツアーもあります。工場見学では桔梗信玄餅を包装する様子が眺められるのですが、結ぶ速さにびっくり。1つ平均6秒で結べるそうで、まさに職人技です。
■桔梗信玄餅工場テーマパーク
住所:山梨県笛吹市一宮町坪井1928 桔梗屋本社 (Googleマップ)
年中無休
グリーンアウトレット1/2営業時間:平日 9:30-17:00 / 土日祝 9:00-17:00
工場見学:自由見学は9:00~16:00(見学無料、11:40~12:20は桔梗信玄餅の製造ラインが止まります)
工場見学ツアー案内時間(通常期/約20分):9:00 10:00 11:00 12:40 13:40 15:00 16:00(見学無料)
電話番号:0553(47)3700 (代表) お土産に買ったり、もらったり、一度は食べたことのある人も多い桔梗信玄餅。さらにディープな魅力に触れるには、ぜひ山梨へ来て桔梗信玄餅工場テーマパークもぜひ訪れてみてください!
【関連記事】