いよいよ迫ってきた! 介護福祉士国家試験

介護福祉士国家試験の受験申し込み受付期間が終了しました。来年1月に実施される筆記試験に向けて本格的に学習を始めた方もいることでしょう。この時期におすすめしたい具体的な試験対策のひとつに「模擬試験」があります。ここでは、3つの理由からそのメリットを紹介します。
 
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「模擬試験」にチャレンジすることは、自分の実力を知るきっかけにもなる


理由1:現時点での自分の実力を客観視できる

既に試験対策を始めているみなさんは、自分の苦手な科目に気づいているはず。例えば、私が講師をつとめた介護福祉士国家試験受験対策講座では、「『社会の理解』の社会保障制度に関して理解するのが難しい」という人の割合が高ったように感じます。
 
この場合、模擬試験を受けてみて『社会の理解』の回答の誤りが多ければ、「やはりまだ理解不足なのだ」と客観的に捉えることができ、「今後はこの範囲に重点をおいて学習しようと学習計画を見直すことができます。あるいは、予想外(!)に苦手だと思っていた科目の正解率が高かったのであれば、正解率が低かった別の科目に力を入れたり、総合的に学習を進められます。

現時点での自分の実力を客観的に把握し、今後の学習計画を立てられることが大きなメリットです。
 
理由2:本番の緊張感を事前に体験できる

試験慣れをしていない人や、受験は「遠い昔のこと」になってしまっている社会人は、受験当日に緊張してしまい、本来の実力を出し切れないこともあるかもしれません。模擬試験で本番同様の雰囲気を体験しておくことで、本番は落ち着いて試験問題に挑むことができるのではないでしょうか。

理由3:試験当日に向けてのモチベーションが高まる                

「本番までまだ時間がある」と考えると、つい怠けてしまいがちです。模擬試験会場で、同じように合格を目指す受験生と机を並べることで、モチベーションは高まるはずです。
 

模擬試験の気になる費用やタイムテーブルは? 

実際に模擬試験を実施しているスクールへ取材に伺いました。伺った先はJR中央線国分寺駅から徒歩3分の『むさし介護アカデミー』です。
 
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日本最大級の介護イベントといわれる「介護甲子園」の事務局長でもある学校長の近藤心也さん。「福祉と地域社会のHUB(中継拠点)になることを理念としています」


「地域社会の発展に貢献できる人材の創出」を理念とする『むさし介護アカデミー』は2018年1月にオープン。学校長の近藤心也さんは、「ただ学ぶだけの学校ではなく、かけがえのない仲間とともに成長できる場所となることを目指しています」と話します。
 
同校では、「介護職員初任者研修」(従来のホームヘルパー2級にあたる資格)や「実務者研修」(初任者研修より上位の資格)のほか、以前別の記事で紹介した「レクリエーション介護士」や「認知症ケア2級」(2016年9月からスタートした資格)といった講座を受講できます。
 
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『むさし介護アカデミー』の介護職員初任者研修の様子。さまざまなセミナーも企画しているとのこと。「地域密着ならではの、卒業後のサポートも重視しています」と学校長。


同校の「介護福祉士受験対策講座」は2つのコースがあり、1コース目は「介護福祉士国家試験スペシャル対策講座」。3日間で重要なポイントを絞って講義を行います。

2コース目は、「介護福祉士国家試験+重要ポイント解説授業」です。同校で模擬試験が行われる日程は、2018年12月18日(火)、時間は9時45分~17時30分まで。

料金は1万5120円(消費税・テキスト代別)、アカデミー生は1万3200円(消費税・テキスト代別)となっています(※希望者のみ、別途対策テキスト3240円・税込)。試験終了後の約1時間50分で講師による試験問題の解説が行われます。

ここで、『むさし介護アカデミー』の模擬試験のタイムスケジュールを紹介しておきましょう。

●9:00 ~ 9:40 受付(校舎内でお待ちいただけます)
●9:45 ~ 10:00 試験に関する諸注意・問題等配布
●10:00 ~ 11:50 午前試験 1 時間50 分
●11:50 ~ 13:30 休憩 1 時間30 分
●13:30 ~ 13:45 試験に関する諸注意・問題等配布
●13:45 ~ 15:25 午後試験 1 時間40 分
●15:25 ~ 15:40 休憩 15 分
●15:40 ~ 17:30 問題要点解説 約1時間50分
※同校では、中央法規出版の模擬試験を実施
 
さらに、後日自宅に個人成績表が郵送されます。模擬試験の達成度、全受験者中の順位と偏差値、科目ごとの得点と平均点、1問ごとの正誤や全国正解率と、受験直前までの有益な学習方法に関するアドバイスも提供されます。
 
試験会場は上記のようなスクールのほか、介護福祉士会や社会福祉協議会で行っているところもあるようです。また、模擬試験の問題を作成しているのは、出版社、専門学校、通信講座を手がける会社などさまざまです。いくつか模試を受けてみたいという人は、同じ内容の試験を受けることのないよう、事前に問い合わせをしておくとよいでしょう。
 
最寄の会場が探せない、あるいは日程の調整がつかないという場合には自宅で行う自宅模試もあります。本番さながらの雰囲気を体験できるのは、他の受験生とともに試験に挑む会場模試ですが、自宅模試でも、自分の弱点を客観視し、今後の学習計画にいかすことができます。
 

間違えた問題は必ず見直しを

たとえ、模擬試験の結果が芳しくない成績だったとしても落ち込むことはありません。模擬試験は「受けたら終わり」ではなく、「間違えたところを必ず見直し、本番では同じ過ちをしない」ということがなにより大切だということを忘れないでください。
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