原油価格は今後どう動くのか?チャートで分析!

WTI原油価格は2016年に1バレル26.05ドルの安値で底を打って以降上昇が続き、2018年10月には1バレル76.90ドルまで上昇しました。WTI原油価格は2年という長い時間をかけて上昇が続き、およそ3倍まで上昇したことになりますが、2018年11月現在、1バレル50ドル台までに下落しています。

原油価格は、私たちの日常生活はもちろん、株式投資や為替取引にも影響を及ぼします。
原油価格の動向に関心を持っている人も多いのではないでしょうか?原油価格は今後どう動くのか、チャートで分析してみました。

 

WTI原油価格の動きを5年間のチャートから確認

まずは、原油価格の動向を株価チャートで見てみましょう。代表的な原油価格の動きを表す指標であるニューヨークマーカンタイル商品取引所のNY原油先物(WTI)の、過去5年間のチャートを見てみましょう。
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WTI原油価格。SBI証券チャート


2016年に1バレル26ドル台まで下落した後に底を打って上昇し、10月につけた高値1バレル76.90ドルで天井を打っていることがわかりますね。

 

価格計算時に活用するフィボナッチ比率分析とは?

WTI原油価格はいくらまで値下がりするのかを考える時には、価格を計算する際に「フィボナッチ比率分析」を活用することができます。

そもそもフィボナッチ比率とは、黄金分割または黄金比とされています。私達がなじみのある多くの物に黄金比が利用されていて、例えば、私達が幼少の頃に教わった図形の一つに正五角形があります。正五角形の一辺の長さと対角線の長さは黄金比でできあがっています。この五角形で思い浮かぶ物と言えば、米国の国防総省の建物「ペンタゴン」や北海道にある「五稜郭」等があります。この他には、十字架の縦横の長さの比率や、ピラミッドの高さと底面の比率という風に、多くの物が黄金比によって形作られています。

この黄金比をテクニカル分析に活用したのがフィボナッチ比率分析で、「0.618」と「0.382」の数字が基本になります。このほかに、テクニカル分析になじみのある数字としては、半値(50%)や、3分の1、3分の2があります。

これらの数字をテクニカル分析でどう使うのかと言うと、価格を計算する時の目安として使います。たとえば株価が下落した場合、その下げ幅に対して株価がどの程度戻るのかを計算する時にフィボナッチ比率の数字を使います。もちろん、株価が上昇した場合はどの程度押すのかを計算する時に使えます。
 

フィボナッチ比率分析を使った原油価格の計算方法

具体的に、WTI原油価格で考えてみましょう。
高値の1バレル76.90ドルから安値の1バレル26.05ドルまでの上昇幅は50.85ドルです。この50.85ドルにフィボナッチ数列の数字、そして今回は半値を使います。

76.90-(50.85×0.618)=45.47
76.90-(50.85×0.5)=51.47
76.90-(50.85×0.382)=57.48

いくらまで下落するのかの目安となる数字については、簡単にフィボナッチ比率分析で計算することができましたね。

ただ、どの数字まで下落するのかを正確に予測することは不可能ですから、これらの数値を参考にして投資戦略を考えるといいかもしれません。今後、投資を行う時には、ぜひフィボナッチ比率分析を使って計算してみてくださいね。


※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。

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