「離婚したいけどできない」女性たちが急増中!
「離婚したい、けどできない……」そんな風に悩む女性は、珍しくありません。結婚生活では、誰もが一度や二度は壁にぶちあたるもの。パートナーへの信頼が薄れたり、結婚生活が苦しくなったりすると、「離婚したい」「別れるしかない」と追い詰められてしまうこともあるでしょう。ところが、離婚すればすべてがリセットされ、今の苦しみから逃れられるわけではありません。大切なのは「離婚をすること」ではなく、「自分自身が幸せになること」。そのために、ベストな選択をする必要があります。
そこで今回は、幸せな人生を歩むために、まずは「本当に離婚すべきか?」を冷静に見つめ直し、次に「どうしたら幸せな人生を歩むための一歩を踏み出せるか?」を考えるお手伝いをしていきたいと思います。
「離婚したいけれど、事情があってできない」「離婚すべきか迷っているときは、どうしたらいいの?」といった、モヤモヤした気持ちを抱えたときに、ぜひ参考にしてください。
離婚して幸せになれるかどうか、セルフチェック!
「離婚したい」と思ったとき、すぐに離婚をゴールに設定するのはおすすめできません。なぜなら、実際に感情的になって離婚をした結果、「こんなはずではなかった……」と後悔している人も少なくないからです。だからこそ、前もって「離婚をすることで幸せになれるか」をシミュレーションしておくことが大事。まずすべきは、離婚に際し生じる問題をあらかじめイメージしておくことなのです。
離婚を後悔しないためにも、まずは次の項目でセルフチェックしましょう。あてはまる項目が少ないようなら、離婚の前にまずクリアにすべき問題がたくさんあるという証拠。自分では気づいていない事実や深層心理を確認するのにも役立つでしょう。
- 現在、生活費を捻出できる仕事に就いている。あるいは働いていなくても生活できる十分な資産や預金がある
- 離婚後、1人になってもメンタル面には自信がある
- 親身になって相談に乗ってくれる相手が身近にいる
- 離婚に関する中傷や世間の目に傷つかない覚悟がある
- 離婚後、住む家がある
- 子供が味方になってくれている
- 両親や兄妹は離婚に賛成している
- 健康に自信がある
- 将来どうなりたいか、理想を描くことができる
「離婚したいけれど、できない」理由とは?
実は、上記のセルフチェックの項目は、すべて「離婚を考えてはいるけれど、実際はなかなか離婚に踏み切れない……」という女性たちの声。つまり、「離婚したいけれど、できない理由」なのです。具体的に、離婚を踏みとどまっている代表的な理由は、「経済的な問題」「精神的な問題」「住まいの問題」「子供や親の問題」「将来の問題」の5つ。この先では、それぞれの問題について、どうしたらクリアにすることができるか、そのヒントとなる事例についてご紹介していきます。
離婚か修復か? 幸せになるための5つの条件
「離婚したいけれど、できない」と悩む女性の代表的な理由は、上記に挙げた5つ。では実際に、どのような状況で悩み、どのような方法で解決していくのかをそれぞれ解説します。■「経済的な問題」をクリアする
「離婚したいけれど、できない」と悩む多くの女性が抱える、いちばん大きな問題は経済的なことについてです。離婚が決定したその日から、自分の生活は自分で支えていかなければならないからです。子供がいれば当然、子供の養育費や教育費のことまで考えなければなりません。「人生はお金の有無じゃない」とはいえ、離婚後の生活でまず考えるべきはお金なのです。
自分名義の貯金や今後の収入、実家からの援助や公的な支援まで、自分自身の経済力をシミュレーションしておく必要があります。「夫から財産や慰謝料、養育費などはもらえるはず」とタカをくくっていると、万が一、入金が滞ってしまったときにはすぐに窮地におちいることになります。相手次第で変わる可能性があることを考慮に入れ、自分にとって厳しいくらいのシミュレーションをしておくことをおすすめします。
■「精神的な問題」をクリアする
離婚をして1人の生活に戻ると、少なからず孤独を感じるものです。「これからもずっと1人なのだろうか?」「もう誰かと恋愛をすることもないのかもしれない」などと、寂しく思うこともあります。
一方で、世間の目も気になるところではないでしょうか。「離婚をしたら『ダメな人』『かわいそうな人』と思われないか心配」「親が離婚をしたら、子供にも迷惑がかかるのでは」といった声も聞きます。
だからこそ、「なぜ離婚をしたいのか」「離婚をしたら本当に幸せになれるのか」を考え、自分の気持ちをしっかり決めて納得しておくことが大切です。離婚のダメージから立ち直るのは、「幸せになろうと決めた自分自身の決意」だからです。
■「住まいの問題」をクリアする
「これまで住んでいた家から出て、1人で暮らす」ということに不安があり、そこで離婚を踏みとどまっている人も少なくありません。子供がいる場合、「せっかくできた友達と離れたくない」「進学のこともあり、引越しをしたくない」というケースもあります。
新しい住まいを見つけるには時間もかかるもの。「賃貸にするか?」「ローンを組んで購入するか?」「実家に頼るか?」というように、考えられる選択肢をあげ、環境や費用などあらゆる面で比較検討してみることが重要です。
・「子供や家族の問題」をクリアする
「離婚をすると、子供が傷つくのではないか」「親の反対にあっている」「子供がまっすぐに育たなくなったらどうしよう」といった子供や親に関する不安や心配ごとも、離婚を思いとどまらせる理由の1つです。
夫婦関係がどれほどこじれようと、子供にとっては大切な両親であることに変わりはありません。両親にとっても、子供であるあなたが幸せになることが何よりも安心なのです。
離婚を決める場合のポイントは、「離婚する前より幸せになれるかどうか」。あなたより長い人生を歩むことになる子供が、「両親の離婚」という事実を前向きにとらえられるようにすることが大切です。
■「将来の問題」をクリアする
「離婚して、どうやって生きていったらいいか不安」「離婚後、1人で幸せになる方法がわからない」といった将来に関する悩みで、離婚を迷っているケースもあります。
ですが、結婚や離婚はあくまでも通過点であって、ゴールではありません。肝心なのは、その先に続いていく人生が幸せで満足できるものであるかどうか。そのためには、結婚していようと離婚という選択をしようと「自立して生きる」ことが欠かせません。
自立とは経済的なことだけでなく、生き方にも関わってくること。「どんなことにやりがいを持って生きていくか」「どんなふうな人になりたいか」「どうやって幸せなマインドを持ち続けていくか」は誰かといても、あるいは1人でいても、1人の人として考えるべきことです。離婚や修復を決めることが、幸せへのターニングポイントになるような選択になることがベストです。
繰り返しになりますが、離婚や修復を考えるとき、いちばんの目的は「幸せになること」です。幸せになるための選択は何かを真剣に考えることが、満足のいく人生を送るための第一歩になります。
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