貯蓄/貯蓄を増やす習慣

無駄にしていたお金を使って確実に不労所得を作る4ステップ

「よく分からないけど、『不労所得』が欲しい!」という方へ。金融知識ゼロの方でも、手軽に不労所得を増やす方法をご紹介します。日常生活を大きく変える必要もありません。やることは、たったの4つだけ。これだけで、あなたも不労所得が手に入ります。本記事を読み終わるころには、あなたはもう、不労所得を手に入れる方法が分かっているはずです。

中原 良太

執筆者:中原 良太

エビデンスに基づく資産活用&マネープランガイド

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今までどおりの暮らしを続けながら、「勝手に不労所得が増えていく」方法があります。これは、大人であれば、誰でも実践できる方法です。やることは、たったの4つだけ。これだけで、あなたも不労所得が手に入ります。本記事を読み終わるころには、あなたはもう、不労所得を手に入れる方法が分かっているはずです。
今までどおりの暮らしを続けながら、「勝手に不労所得が増えていく」

今までどおりの暮らしを続けながら、「勝手に不労所得が増えていく」

 

確実に不労所得を作る4ステップ

回りくどい解説は省いて、早速、本題へ移りましょう。あなたがやることは、以下の4つだけです。

手順1:NISAまたはiDeCo口座を開設する
手順2:固定費を削る(光熱費・通信費)
手順3
:浮いた固定費を全額、NISAまたはiDeCoで自動引落にする
手順4
:引き落としたお金をすべて株式ETFに充てる

これらの4つを実践することで、あなたは不労所得を手に入れることができます。これから、これらの手順の詳細をご説明しましょう。
 

手順1:NISAまたはiDeCo口座を開設する

まずは、NISAまたはiDeCoの口座を開設しましょう。それぞれの口座について説明すると、NISAとは「日本版:個人向け貯蓄口座(Nippon Individual Saving Account)」のことです。この制度を使ってお金を貯めると、お金が増えたときにも税金を払わずに、まるごと利益を受け取ることができます。難しいことがニガテな方は、「税金面でおトクな制度」とだけ覚えておきましょう。

NISAの口座は、証券会社で開くことができます。個人的には、SBI証券(ソフトバンク系列の証券会社)が使いやすく、手数料も安めなので、コチラがオススメです。

一方、NISAをすでに使ってしまっている方、もしくは、もっと税金面でトクをしたいという方は、iDeCoの口座を開設するのがオススメです。iDeCoとは、「個人向け:確定拠出年金」のことです。

iDeCoも、NISAと同様に、節税をすることができます。しかも、NISAよりも節税効果が大きい可能性が高いです。だから、ケチな人はiDeCoの方がオススメです。ただし、iDeCoはNISAとは違い、1度積み立てたお金は老後まで引き出すことができません。

それと、口座管理手数料がわずかながらかかります。よって、その点が我慢できる場合のみ、利用するようにしましょう。iDeCoの口座も、証券会社で開設することができます。NISAと同様、ぼくのオススメはSBI証券です。

ちなみに、NISAとiDeCoは併用することもできます。我が家でも、妻とぼくの2人分ずつ、それぞれNISA口座とiDeCo口座を開設しています。お金に余裕がある方は、両方とも使ってもよいかもしれません。
 

手順2:固定費を削る(光熱費・通信費)

お金を貯めるために、最もラクな方法は、「生活を変えずに、固定費を減らすこと」です。これができれば、生活を大きく変えることなく、貯蓄ができます。しかも、浮いたお金をすべて投資に回せば、今持っている貯蓄には実質上、ノーリスクで不労所得を手に入れることができます。

ぼくら日本人の多くは、役にたたない無駄遣いのせいで、何十万円、何百万円と損をしています。ですから、この無駄な出費を削って、削ったお金をそのまま資産運用へ回しましょう。ここでは、日本人の多くが垂れ流している無駄遣いを2つご紹介します。

1つ目の無駄遣いが、「電気代」です。電力自由化がはじまってから2年が経ちました。それにも関わらず、電力契約を切り替えていない世帯が8割以上もあります。(1)

2つ目の無駄遣いが、「通信費」です。最近は、格安SIMを使うことで、通信費はかなり節約できます。それにも関わらず、9割近くの人が利用していません。(2)

よって、これら2つをカットすれば、月あたり数千円~数万円の節約ができます。ちょっとした食費や消耗品費をケチるくらいなら、こういった大きな固定費を節約した方が、よほど多くのお金を節約できます。
 

手順3:浮いた固定費を全額、NISAまたはiDeCoで自動引落にする

ここが大切なポイントです。このお金は、もともと無くても生活できたお金です。ですから、使わなくても、あなたは生きていけます。だから、浮いた固定費は、すべてNISAやiDeCoで自動引落にしましょう。

意識していただきたいのが、「自動引落」という点です。この制度は科学的にも有効な方法で、フィリピンの農村で行われた研究(3)によると、「自動引落」のような仕組みを使うことによって、他の人よりも80%以上も多く貯金したのだとか。

NISAやiDeCo以外でも、日本では定期預金を使っている世帯がたくさんあります。定期預金のように、「自動引落」でお金を貯める仕組みを使うことで、はるかに貯蓄をしやすくなるのだと言えるでしょう。
 

手順4:引き落としたお金をすべて株式ETFに充てる

引き落としたお金を、単純に貯金してはいけません。それでは、不労所得を作ることができません。単に預金をしておいて得られる金利はたかが知れています。だから、預金をするのではなく、貯めたお金はそのまま株式投資に充てるのが得策だと思います。

こんな話をすると、「おいおい、株式投資をするっていうのなら、全然リスクフリーじゃないだろう」と言いたくなる方もいるでしょう。しかし、ここで貯めたお金は、もともと固定費として無駄遣いしていたお金です。

「もともと無くなるはずだったお金を使って、株式投資ができる。しかも、それで不労所得がもらえる」ということになります。

ですから、固定費を削って得られたお金は、贅沢に使うのでもなく、単に貯めるのでもなく、投資に充てましょう。投資先としては、株式ETF(上場投資信託)に充てるのがよいでしょう。

株式投資の平均利回りは、年あたり4%~6%と言われています。固定費を削り、出費先を投資信託に変えるだけで、それだけの利回りが期待できるということです。仮に年利6%で毎年運用できれば、12年後には2倍、24年後には4倍、36年後には8倍に資産が膨らみます。

「今の生活を変えず、電気代や通信費を削るだけで、そんなにお金が増えるの⁉」と思うと、なんだかワクワクしてきませんか?
 

まとめ

ここまで記事を読んだあなたは、「今すぐ固定費を削って、資産運用を始めたい!」と思ったはず。最後に、やるべきことをもう1度まとめます。

手順1:NISAまたはiDeCo口座を開設する
手順2:固定費を削る(光熱費・通信費)
手順3
:浮いた固定費を全額、NISAまたはiDeCoで自動引落にする
手順4:引き落とした資金をすべて株式ETFに充てる

これだけです。これで、不労所得を手に入れることができます。あとは、行動を起こすだけです。選択するのは、あなた自身ですよ。

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【参考文献】
  1. 資料:電力小売全面自由化の進捗状況について(資源エネルギー庁)
  2. 資料:電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(総務省)
  3. ディスカッションペーパー:Nava Ashraf, Dean S. Karlan, and Wesley Yin, 2006, “Household Decision Making and Savings Impacts: Further Evidence from a Commitment Savings Product in the Philippines”, Yale University Evonomic Growth Center Discussion Paper, 939 

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