PCの梅雨・夏場対策のポイント(2)
前ページに続き、梅雨・夏場の注意点を述べます。・使いすぎも、使わないこともよくない
PCの主要部品は、サーバ用に設計されたものをのぞき、24時間 365日運転し続けるようには設計されていません。ですから、朝から晩までPCを起動したまま、というのは行き過ぎで、故障を起こす確率が高くなります。会社のお昼休みや、長時間座席を離れる際にはPCの電源を落とすか、せめて「スタンバイ」モードにしておきましょう。「スタンバイ」モードでは電源は完全には落ちませんが、消費電力を低下させられます。
逆に、数日間にわたってまったく起動しないということも、PCにはよくありません。ほこりや湿気が累積することになるからです。とくに、夏場の閉め切った部屋に、数日間PCを放置する、ということは避けましょう。メールチェックのためだけでもよいので、毎日起動した方が、PCの長持ちにつながります。
・湿気は大敵! 机の上にも用心しよう
PCやモニタの上に、湿気のあるものをおいてはいけません |
過度の湿気を防ぐには、部屋の除湿を行うことです。除湿器があるなら、1日数時間程度でもつけておくとよいですし、エアコンをつけていても除湿になります。
梅雨の季節には、室内で洗濯物を干すことが多くなります。室内で洗濯物を干すと、湿度を上げることになりますので、除湿器かエアコンをつけましょう。除湿器では、湿度を60%以下に抑える設定になっているものがふつうです。PCの安定的な動作には、このままで問題ありません。
また、洗濯物をPCの近くに干したり、PCを浴室や洗濯機のそばに置くのもよくありません。濡れタオルをPCにかけておくなどは、厳禁です。
梅雨に限らないことですが、キーボードのそばにコーヒーカップや缶コーヒーを置くと、何かの拍子でキーボードに液体をこぼすおそれがあります。これにより、キーボードの反応に異常が生じたり、壊れることがありますので、机の上はきれいにし、飲み物は手元から離しましょう。
キーボードを守るにはカバーを使います。キーボードカバーは、エレコムやサンワサプライから発売されています。各サイトで、メーカー・機種ごとの対応を調べることができますので、自分のPCに対応したものがあったら、ショップで購入しましょう。カバーは 2000円前後で購入できます。
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