子供乗せ電動自転車の人気おすすめ商品は?
子供乗せ電動自転車の選び方や人気おすすめ商品は?
子供乗せ電動自転車は、買い物や子どもの送り迎えなどで大活躍するため、生活必需品として欠かせないという方も増えています。「ハイディ(HYDEE)」や「ビッケ(bikke)」で有名な「ブリヂストンサイクル」、業界最高峰モデルのある「パナソニック」、カラーリングも楽しめる「ヤマハ」の3社の特色を比較しながら、2018年人気おすすめモデルを紹介します。
子供乗せ電動自転車・Index
電動自転車の選び方で気をつけることは?
子供乗せ電動自転車のメーカーごとの違いや特色は?
ブリヂストンサイクルの子供乗せ自転車人気おすすめ車種
ヤマハの子供乗せ自転車人気おすすめモデル
パナソニックの子供乗せ自転車人気おすすめモデル
電動自転車の選び方で気をつけることは?
子どもを乗せる自転車は必ずBAA・幼児二人同乗基準適合車のマークがあるものを!
電動アシスト自転車には、アシスト比やサイズ制限など日本独自の法定基準が存在します。また、子どもを二人乗せる場合にはBAA準拠の「幼児2人同乗基準適合車」でなければいけません。ですので、基本的には「ブリヂストンサイクル」「パナソニック」「ヤマハ」の3社から選ぶことになるかと思います。
よく、電動自転車のバッテリー容量とアシスト力を混同している方がいらっしゃいますが、容量が大きい=アシスト力が強いというわけではありません。タイヤサイズやフレーム設計などによっても乗りやすさは変わってきますので、日々の充電が面倒でなければバッテリー容量の小さいモデルのほうが充電時間も短く、安く購入できるでしょう。
なお、子どもを一人だけ乗せる場合でもキャリア(荷台)の耐荷重などに規定がある上、ブレーキ性能やフレーム強度も大人一人以上の加重を想定した設計であるもののほうが安心。「ブリヂストンサイクル」「パナソニック」「ヤマハ」の3社であれば、子ども一人乗せるのに適したモデルに関しては明記しています。
いずれにせよ、自転車は乗り物なので近隣に自転車店がまったくないというケースを除き、自転車技士等の有資格者のいる実店舗で購入することをおすすめします。最近では自転車専門店のほか、一角に専門家を有する自転車コーナーを置くホームセンターなども増えています。
実店舗であれば最終点検はもちろん、ブレーキ幅や握りの硬さなど、乗りやすさに関わる部分も調整してもらえます。
子供乗せ電動自転車のメーカーごとの違いや特色は?
ここ数年、自転車メーカー各社とも大きく差別化が図られるようになり、見た目以上の差もわかりやすくなってきました。簡単に各社の子供乗せ対応電動アシスト車の特徴を記します。■ブリヂストンサイクル
- 両輪駆動・回生充電モデルがある
- 根強い人気の雑誌コラボモデル「ハイディ(HYDEE)」がある
- 子どもの自転車と親子リンクできるモデル(「ビッケ(bikke)」など)がある
- ビッケ モブは普通の電動アシスト車としても使いやすい
- ハンドルロックは手動式
■ヤマハ
- 安心感の高い「コクーンルーム」(フロントチャイルドシート)の採用
- 北欧風デザインの「PAS minä」がある
- バイク好きにたまらないカラーリングがある
- 幼児2人同乗基準適合車はスタンド連動ロックを採用
- 購入・メンテがお願いできるバイク店がある
■パナソニック
- 業界最高レベルのバッテリー容量を持つモデル(ギュットアニーズKE)がある
- 電子キーや巻取り式シートベルトなど、便利な独自機能がある(一部車種に採用)
- 標準リアチャイルドシートに背面ポケットがある
- ハンドルロックはスタンド連動式
それではさっそく、おすすめ車種をメーカー別にご紹介しましょう!
ブリヂストンサイクルの子供乗せ自転車人気おすすめ車種
両輪駆動で安定感ある乗り心地「ビッケ グリ dd」
車にも4WDがあるように、実は電動自転車にも両輪駆動(デュアルドライブ)モデルが存在します!「ビッケ(bikke)」もそのひとつで、前輪のほうにアシスト機構が備わっているのが最大の特徴。前から引っ張られるようにアシストされるので、こぎ出した瞬間の「ガックン」が少し柔らかめ。さらに前輪側が重いため、後ろだけに子どもを乗せていてもバランスを崩しにくい点も◎。
前輪のほうが大きく、ペダルからの動力が後輪に伝わる2WDのせいか、砂利道など滑りやすい道でも操作性に優れているように感じます。また、ブレーキを引くと充電する回生充電機能を備えているため、公式計算値よりもバッテリーの保ちも良いようです(ガイドの実測で、パワーモードで50km以上走行)。
ベルトドライブの採用でカチャカチャ音も気にならず、注油などのメンテの回数も少なく済むのも嬉しい点。フロント、リアともチャイルドシートは専用設計です。
ストレートなフレームデザインが特徴のこの「グリ」と、グリよりも低床(実測で5cmほど)でスカートでもまたぎやすい「モブ」があります。
- バッテリー容量:14.3Ah
- パワーモード時の走行距離目安:45km(回生充電使用時は62km)
- タイヤサイズ:24×1.75(前)、20×2.125(後)
- 適正身長:152cm~(3人乗り時)
- 重量:33kg
- 価格:¥138,800(チャイルドシート別)
雑誌コラボの男前自転車「ハイディ ツー」
首都圏を中心に、根強い人気を誇るモデル。利便性に配慮しつつ、ファッション雑誌とコラボしているだけあってデザインへのこだわりがハンパありません。
例えばサドルは、ママチャリには珍しく薄型で鋲打ちのスマートなものを採用。タイヤもスポーティなセミスリックタイヤで、2018年限定モデルはサイドウォールがホワイトでいい差し色となっています。チャイルドシートは無地とカモフラ柄の2色のシートクッションが付属し、気分や洋服に合わせて変えられというこだわりぶり。
ちなみに、こう見えて幼児2人同乗基準適合車なので、オプションのフロントシートを取り付ければ2人の子どもを乗せられます。
フレーム設計、タイヤとも大きめなので身長の高い人向き。またぐ際も足を高めに上げる必要がありますが、それでもなお高い支持を得ている点はさすがです。
- バッテリー容量:12.3Ah
- 強モード時の走行距離目安:44km
- タイヤサイズ:26×1.95
- 適正身長:159cm~(3人乗り時)
- 重量:30.3kg
- 価格:¥149,800(リアチャイルドシート付き)
親子リンクできる「ビッケ ポーラーe」
ここ数年、フロントチャイルドシートを後付にするタイプ(前かごがある)が人気だったのですが、今年からはフロントチャイルドシート一体型の人気が再燃。その秘密は、やはり一体型ならではのハンドルの取り回しの良さや安定感にあるようです。
「ビッケ ポーラーe」は両輪駆動ではないものの、長年のノウハウが生かされた機能性が随所に見られ、どんな方にも安心して勧められる1台。20インチの低床設計でまたぎやすく、子供の乗せおろしも非常に楽です。
ちなみにブリヂストンサイクルの自転車のハンドルロック(ストッパー)は手元スイッチ式で、それを不便に感じるという声も聞きます。でも実は手元式にもメリットがあるのです。
そのメリットとは、いつでもどこでもハンドルをセミロックできること。「当たり前じゃん」と思われるかもしれませんが、例えば(進行方向に対し垂直方面に)傾斜のある道を押して歩かなければ行けないときや、スロープ状の道路で信号待ちをしなければならないとき、ハンドルロックをかけておいたほうが安定感があります。また、傾斜のある場所で駐輪をしなければならないときも、ハンドルロックをかけてからスタンドを立てたほうが、ハンドルがふらつきにくく停めやすいのです。
ご自身の使用環境や乗り方に合わせ、選んでいただきたいポイントです。
- バッテリー容量:
- パワーモード時の走行距離目安:56km
- タイヤサイズ:20×1.95(前)、20×2.125(後)
- 適正身長:152cm~(3人乗り時)
- 重量:30.6kg
- 価格:¥137,800(チャイルドシート別)
ヤマハの子供乗せ自転車人気おすすめモデル
北欧風の雑貨テイスト「PAS minä」
ナチュラル&モダンテイストな北欧風デザインながら、実は子どもを乗せることを考慮して設計された1台。ただし、乗せられるお子さんは1人(リアチャイルドシート)のみ。
とはいえ、手動ながらもパーキングストッパー(ハンドルロック)機能もついているので、子どもを乗せているときの転倒/ふらつき防止に有効。普通の自転車にはなかなかついていなことも多く、こうしたポイントで子どもを乗せる際の安全性に差が出ます。
おしゃれで豊富なアクセサリーが揃っていて、自分だけの1台を作れるのも特長。もともとついているのもレトロな真鍮スプリングベルやアルミ製ペダル、サドルとコーディネートされた革巻きグリップなどなどで、そのままでも十分高級感があり、かわいらしいのですが……。
アシスト力も子どもを乗せるのに十分ですし、人とは違うものに乗りたい方にぜひおすすめです。
- バッテリー容量:12.3Ah
- パワーモード時の走行距離目安:48km
- タイヤサイズ:26×1.9
- 適正身長:145cm~
- 重量:23.7kg
- 価格:¥122,000(チャイルドシート別)
個性的なカラーリングもある「PAS Kiss mini un」
ヤマハ PASの特長といえば、小さな子をすっぽり包む、安心設計のフロントチャイルドシート・コクーンルーム。足元から胸元近くまでを覆ってくれるので風や寒さを防げますし、万が一転倒してしまっても安心感が違います。乗せおろしの際は片手でフロントガードを大きく下げられるので、子どもの足が引っかかって入らない……ということもありません。また、このフロントガードには外側にダブルロックがあるため、子どもが自分で外してしまう心配もありません。
もう一つの特長が、個性的なカラーリング。最近はメーカー問わず、ユニセックスでマットな色味が人気なのですが、このモデルには写真のようなソリッドなデザインもラインナップしています。バイク好きの知人と「え?ヤマハでこのカラーリング……?」と盛り上がったカラーもあります(それがどんな色味かは、ぜひサイトでチェックを!)。
ハンドルストッパーはスタンド連動式。リアチャイルドシートを始めとするオプションも一通り揃っていて、社外レインカバーなどの対応も広い万能タイプです。
バッテリー容量:12.3Ah
パワーモード時の走行距離目安:40km
タイヤサイズ:20×2.125
適正身長:146cm~(3人乗り時)
重量:30.3kg
価格:¥140,000
使い勝手のカスタム性を重視するなら「PAS Babby un」
「PAS Babby un」の標準仕様は、写真の通りシンプルな構成ながら幼児2人同乗基準適合車で、家族の変化に合わせてカスタマイズしやすいモデルです。フロントチャイルドシートをつけても前かごが使える、チャイルドシートを取り外してもスマートな見た目といった特長のほか、全長などが比較的コンパクトで取り回ししやすい、車体も軽めといった点も見逃せません。
ただし、車重に関してはチャイルドシートを取り付けることで3~5kg前後(シート1つにつき)重量が加わるため、特別に軽い!というわけではありません。
ちなみに、このモデルはヤマハのバイク好きにはたまらないカラーリングが2種ラインナップ。バイク好きでなくても、雑貨のようなデザインで女性にも人気が高いそうです。
バッテリー容量:12.3Ah
パワーモード時の走行距離目安:40km
タイヤサイズ:20×2.125
適正身長:146cm~(3人乗り時)
重量:27.2kg
価格:¥125,000(チャイルドシート別)
パナソニックの子供乗せ自転車人気おすすめモデル
すべてにおいてフラッグシップ「ギュット・アニーズ・KE」
他社との差別化を家電メーカーらしい視点から図っているパナソニック。とくに最近は、「子どもを乗せているときの利便性」にシフトした新機能が目立ちます。
そんなオリジナリティある機能をすべて詰め込んでいるのがこの1台。
手元スイッチの電源を入れることで、後輪サークル錠が自動で開錠する電子キーシステム「ラクイック」は、荷物の多いときでも慌てずに済みます。チャイルドシートには巻き取り式シートベルトを採用しており、手間なく安全性を高められます。面倒だったり子どもが動くから……と、ついついベルトを緩く留めている方も多く見かけますから、とても良い機能だと思います。
そしてこのKEの唯一無二の機能性といえば、業界最大容量の20.0Ahバッテリー。理論値ではあるものの、最大航続距離は100km(エコモード時)というとんでもないスペック。「とにかく充電するのが面倒」「坂道が多い生活圏なので、バッテリー切れが心配」という人におすすめです。
バッテリー容量:20.0Ah
パワーモード時の走行距離目安:63km
タイヤサイズ:20×2.125
適正身長:155cm~(3人乗り時)
重量:35.1kg
価格:¥198,000(チャイルドシート別)
なるべくお得に、ラクイック&巻取り式ベルトが使いたいなら「ギュット・ミニ・KD」
ラクイック&プレミアムチャイルドシートの機能は魅力的だけど、なるべく価格は抑えたいという方は、こちらのギュット ミニ KD、もしくはギュット アニーズ KDがおすすめ。注目の新機能は搭載しつつも、バッテリー容量を16Ahにすることでコストを抑えたモデルです。
なお、ミニはハンドル一体型チャイルドシートがついているモデル、アニーズは幼児2人同乗基準適合車ではあるもののリアチャイルドシートが付属しているシリーズです。リアチャイルドシートも満1歳から使用できるものの、座面の横幅などを考えると2歳過ぎた頃から使用するほうがベター。低年齢から使いたい場合は、フロントチャイルドシートを使用したほうが安心感が高いと言えます。
バッテリー容量:16.0Ah
パワーモード時の走行距離目安:50km
タイヤサイズ:20×2.0(前)、20×2.0(後)
適正身長:154cm~(3人乗り時)
重量:33.8kg
価格:¥158,000
絶妙なタイヤサイズでカスタマイズ性◎「ギュット・ステージ・22」
幼児2人同乗基準適合のシンプルなモデル。……ですが、最大の特徴は22インチという絶妙なタイヤサイズ。20インチモデルは子供の乗せおろしがしやすい反面、身長の高い人が乗るにはちょっとミニマムだったり、ハンドル操作がクイックに感じることがあります。そこで、なるべく低床・低重心設計だけれども、大径ホイールの踏破性なども欲しいという場合にぴったりなのがこの22インチモデルなのです。22インチで幼児2人同乗基準適合の電動アシスト車はこのモデルだけ。スタンドを立てると、ハンドルロックがかかるスタピタや、安定感が高くかけやすいスタンドも装備していますから、子ども乗せとしての機能は十分。好みのチャイルドシートを取り付けて、ライフスタイルに合わせた乗り方を楽しめます。
さらにタイヤの幅が他の20インチモデルよりも細め(約1~2cm細い)なので、小径モデルが欲しいけれども、自宅や最寄り駅の駐輪ラックにタイヤが入らない……という方にもおすすめです。
バッテリー容量:12.0Ah
パワーモード時の走行距離目安:40km
タイヤサイズ:22×1-1/2 WO
適正身長:159cm~(3人乗り時)
重量:29.2kg
価格:¥124,000(チャイルドシート別)