2018年最新!知っておきたいベトナム物価事情

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市場の物価も徐々に上がってきている

発展途上にあるベトナムは毎年のように物価が上がっています。数年前に一度ベトナムに来た旅行者が、再度来越すると、その物価の上昇率にしばしば驚きます。そこで、今回はベトナムに訪れる旅行者も出張者も知っておいて欲しい、現地の最新物価事情をお届けします。
 

日本とベトナムの比較

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ホーチミンの町並み

成熟した先進国である日本と、毎年目まぐるしく町並みが移り変わるベトナムでは、人々の生活も大きく異なります。日本では日々の買い物はショッピングセンターやスーパーマーケットが主となりますが、ベトナムではまだまだ市場や露店、屋台が現役。もちろんスーパーもここ数年で増えてきましたが、「その日食べる食べ物はその日に買う」という習慣がまだ廃れていません。市場はスーパーと比べると値段も安いので、中間所得者層とそれ以下の層にとっては、まだまだ毎日足しげく通う台所といった風。また、移動式屋台に野菜や果物を積んだ行商の姿も見ることができます。
 

ハノイやダナン、ホーチミンの市内中心部はやや高め。地域による物価の差

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ベトナムはバイク社会

一昔前までは地域差も大きかったのですが、現在はそれほど物価の差を感じることはないでしょう。ただし、外国人旅行者の多いハノイやダナン、ホーチミンの市内中心部は、やはり他と比べて物価は高め。また、地域による物価の差は大きくないものの、同じ商品でも業態による物価の差は非常に大きいことが挙げられます。
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ベトナムはコーヒー生産高世界2位

例えば同じコーヒーでも、道端の路上カフェであれば50円程度で購入できますが、冷房つきのカフェで注文すると、高いところでは300円から400円と実に6倍以上の値段がします。コーヒー以外でもあらゆる物の値段は屋台とカフェ、食堂とレストランでは大きく差があることは覚えておくといいでしょう。
 

物価上昇率は前年比3.8%増!しかし数年前と比べるとインフレ率は緩やか

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ベトナムの伝統菅笠ノンラー

2018年四月時点で、物価上昇率は前年比3.8%増。インフレ率2%を目標に掲げて、未だ達成していない日本と比べるとかなり高いインフレ率と言えます。しかし、これでもインフレ率は緩やかになった方。2014年以前は毎年6~9%で推移、2011年には18%のインフレ率を記録しました。毎年旧正月があけると、お店は当然のように一斉に値上げしていましたが、ここ数年は値段を維持するお店も増えてきましたし、値上げしても10円、20円程度と小幅傾向にあります。
 

ミネラルウォーターやビール、定番飲料・食品の最新物価事情

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ベトナムは世界的に見てもビールが安い

ここでは旅行者や出張者がベトナムに訪れた際に必要となる、商品の物価をご紹介します。必ず覚えておいてほしいのは、「ベトナム産は安く、輸入商品は何倍もする」ということです。

■飲料・食品
  • ミネラルウォーター 5000d(25円)
  • ビール(333) 10000d(50円)
  • ビール(サッポロ) 20000d(100円)
  • レッドブル 8500d(43円)
  • インスタント麺 5000d(25円)
  • スナック類 10000d(50円)
  • コンビニ弁当 50000d(250円)
  • バインミー(屋台) 10000d(50円)
  • フォー(食堂) 35000d(175円)
  • フォー(レストラン) 90000d(450円)
  • 生春巻き1本(屋台) 5000d(25円)
  • 生春巻き3本(レストラン) 60000d(300円)

■日用品
  • 歯ブラシ 15000d(75円)
  • ボールペン 4000d(20円)
  • 目薬 50000d(250円)
  • シャンプー・ボディソープ 50000d(250円)
  • ベトナム製コーヒーフィルター 20000d(100円)
  • 日焼け止めクリーム 60000d(300円)
  • ティッシュボックス1箱 22000d(110円)
  • トイレットペーパー10ロール 60000d(300円)
 

ベトナムの一般住宅の家賃や人々の給料事情

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ベトナムの住宅街

ベトナムでは毎年インフレ率に合わせて会社勤務の社会人は給料が上がります。また、ハノイやホーチミンでは数年先に電車が市内を走るようになるため、いまのうちから駅周辺の地価がうなぎ上り。土地や高級マンションを転売して利益を得る個人投資家も増えています。
 

ベトナムの住宅家賃事情

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都心には外国人街がある

郊外・田舎出身のベトナム人は、高校を卒業後にハノイやホーチミンといった都心に1人暮らしを始めるのが一般的。日本のようにアパートを1人で賃貸することはしなく、ネットなどで同居人を募集して、一部屋を3人くらいで借りて、家賃をシェアします。1人当たり100万ドン(5000円)以下の物件を探すようです。

日本人留学生や現地採用者は、大家が住む一戸建ての1部屋を曲がりする形になります。家賃相場は500万ドン(2万5000ドン)~1000万ドン(5万円)。家賃には週2~3度の洗濯、掃除、ミネラルウォーターが含まれているのが普通。

日本人や外国人の駐在員が暮らすマンション(コンドミニアム)は、敷地内にプールやフィットネスジム、ミニスーパーにカフェなどがあって便利ですが、家賃は都心で3000万ドン(15万円)以上が普通。分譲で購入するとなると、1500万円以上となります。
 

ベトナムの給料事情

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ホーチミンの高級住宅街

ベトナムでは毎年最低賃金が引き上げられますが。2018年は平均6.5%を想定。2017年は平均7.3%でした。新卒の平均給与は月額450万ドン(2万2500円)。社歴3から5年で600万ドン(3万円)から800万ドン(4万円)が平均となります。市場や路地中の個人商店でお店を構える家庭もおよそ600万ドンから800万ドンの稼ぎがあり、この所得者層が中間所得者となります。

ただし、外国に留学経験があったり、外国系企業、国営の石油や電気会社などで働いているエリートとなると、20代後半で月額2000万ドン(10万円)以上の給料を受け取るビジネスパーソンも少なくありません。給与格差は今後もベトナムの社会問題となることが想定されています。

ベトナムでは今後も物価の上昇が予想されますが、以前と比べると、緩やかな基調となっている様子もうかがえます。ベトナムに訪れる際は、最初に当該商品の相場を知っておくことを忘れないようにしましょう。


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