ジュエリー株主優待ランキング、利回り15%超も!
株主優待には様々な種類があります。その中でも特別感があるものの1つが、割引券などではなく、ジュエリーそのものをプレゼントしてくれる株主優待です。女性なら頑張っている自分のご褒美に、男性なら恋人や奥様へのプレゼントに、良いジュエリーをお得にもらえる、とても素敵な株主優待だと思います。しかも利回りが15%を超える、非常にお得なものもあります。そこで今回は、株主優待+配当の利回りランキングで、最もお得なジュエリーそのものをプレゼントしてくれる株主優待はどこかを見てみたいと思います。
※株主優待は額面通りの評価となっています(一部ガイドが推定)。予想配当+予想優待売却利回りはあくまでも参考としてご覧下さい(2019年5月14日の終値で試算しております)
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第3位 クロスフォー(東証ジャスダック<7810>)
予想配当+予想優待額面利回り:15.89%
【2019年5月14日株価】 299円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=2万9900円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 2.5円
【株主優待権利確定月】 7月
【優待内容】 4500円相当の自社製品
今回の第3位はクロスフォー(東証ジャスダック<7810>)です。ダイヤモンド加工における独自の特許技術を持つ会社でジュエリーやパーツを製造販売している企業です。
今回は100株を購入し、4500円相当の自社製品を獲得したケースを想定して利回り計算をしています(株主優待は4500円として評価し、利回り計算しています)。同社の利回りは15.89%とかなり高水準です。最低投資金額も低く、個人投資家にも人気の株主優待銘柄ではあります。
では、どうして3位なのかというと、同社の場合、少し注意すべきなのは財務内容です。まず、有利子負債が総資本と比較して48.2%と高水準で(今期に予想される純利益と比較しても約13倍ほど)、当座比率は1倍を割っています。また、2018年7月期の決算を見ますと、棚卸在庫が大きく増える中で営業キャッシュフローがマイナスになり、その在庫は今期も少し増えている点です。この財務内容が悪い点には注意が必要という意味で3位としました。
業績に関しても2019年3月12日に業績予想の下方修正をしており、当初に予想していた業績を達成できなかった点も気にかかります。ただ、大幅な下方修正はしたものの、19年7月上半期は減収ではあるものの前年同期比で利益は伸びており、営業キャッシュフローも黒字が出ています。このまま業績の回復が進み、財務内容の改善にまでつながっていくかが問題です。
以上、実質配当利回りが高く、人気の銘柄ではありますが、しっかりとリスクを理解した上での投資を検討したい銘柄です。
第2位 光・彩(東証ジャスダック<7878>)
予想配当+予想優待額面利回り:3.30%【2019年5月14日株価】 2120円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=21万2000円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 40円
【株主優待権利確定月】 1月
【優待内容】 100株以上で3000円相当の株主限定オリジナルジュエリー
第2位は光・彩(東証ジャスダック<7878>)です。山梨県に本拠を置く総合宝飾品メーカーです。イヤリングなど、ジュエリーパーツで国内トップクラスのシェアを持っています。ブライダル向け主力の国内はもちろん、中国など新興国市場も開拓中です。
今回は100株を購入し3000円相当の株主限定オリジナルジュエリーを獲得したケースを想定しています(株主優待は3000円で評価して利回り計算を行っています)。
業績については概ね横ばいです。財務内容についても自己資本比率が62.9%あり、有利子負債は総資本に対して19.5%程度と心配のない水準です。ここ数年株価は2000~2800円の間のレンジ相場といった印象です。現在は予想PER約12倍、PBR0.7倍の水準で割安感はありますが、下落トレンドが止まっているわけではありません。インドなど、海外に販路を開拓しているようなので、それが業績に表れてくれば株価は再び上を目指していけると思いますので、まずは業績の改善と株価の底打ちを待ってから購入を検討したいところです。
第1位 4℃ホールディングス(東証1部<8008>)
予想配当+予想優待額面利回り:3.94%【2019年5月14日株価】 2412円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=24万1200円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 75円
【株主優待権利確定月】 2月
【優待内容】 優待券または自社グループ商品
100株以上 2000円相当
500株以上 5000円相当
1000株以上 8000円相当
3000株以上 12000円相当
5000株以上 15000円相当
第1位は4℃ホールディングス(東証1部<8008>)です。若い女性に人気のブランド「4℃」を中心に展開している企業です。今回出ている3銘柄の中ではブランド名としてはもっとも有名ではないでしょうか。
今回は100株を購入し年間で2000円相当の自社グループ商品を獲得したケースを想定しています(株主優待は2000円で評価して利回り計算を行っています)。ちなみに同社の株主優待は同額相当の優待券を選ぶこともできます。なお、同社の株主優待にはこの他に水フォーラムへの寄付という選択肢もあります。
業績は営業利益ベースでは2017年2月期がピークで、そこから緩やかな縮小傾向が続いてきました。しかし、ようやく積極的な店舗改装や商品の拡充、EC(電子商取引)拡大などが功を奏して縮小傾向は底打ちしてきたところです。一方、株価は2017年末から下落トレンドが続いており、2019年2月期の業績発表を行った際も業績自体は停滞していました。しかし、今期の営業利益が小幅に増益になる予想を出したこと、大きな自社株買いと増配の発表で、株価は急騰したところです。下落トレンドの中の急騰は騙しになることもありますが、とりあえず業績の底打ちが確認できたところは良かったと思います。株価には割安感があるというわけではありませんが、まずは株価が現在の水準で値固めできるのを確認してから、業績を見守りつつ、投資を検討していけば良いと思います。
参考:日本株しっかりサポートナビ
※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。