暑い時期と寒い時期、野菜にもこれだけの違いがある
野菜を食べなきゃいけないことは分かっているのに、冬になるとどうしてもサラダは食べたくない! 身体のためにはどうしたらいいの?
夏になると、冷麺やひやむぎ、そうめん等の冷たい麺類や、冷やっこ、生野菜のサラダなどさっぱりした冷たい食感のメニューが好まれます。一方で、冬になれば、鍋料理や根菜の煮物、湯豆腐といったこってりとした味付けの温かいメニューが好まれます。
暑い時期に冷たい料理が好まれ、寒い時期に暖かい料理が好まれるのは、至極当然のように思われますが、実はそれぞれの材料となる野菜にも違いがあります。
野菜の「旬」は上手くできている
夏のサラダには、キャベツ、レタス、キュウリ、レッドオニオン、トマトなど、生のままキンと冷やして食べたい野菜が並びます。
一方で、冬の鍋料理には、白菜、キャベツ、ゴボウ、ニンジン、長ねぎ、春菊、大根といった生で食べるよりもやわらかく煮てふっくらしたところを食べるほうが美味しい野菜が並びます。
しかも、年間を通じて考えると、食べたいと感じる料理に合う野菜が食べたい時期に安くなっていると思いませんか?
もちろん、野菜の値段が安くなるのは農家さんたちの努力のたまものでもありますが、実はそれぞれの野菜の「旬」が、料理とリンクしているのです。
余談ではありますが、「でも、キャベツは夏のサラダにも冬の鍋にも合うと書かれているけど?」と思った方もいるかもしれません。実はキャベツは春、夏・冬の年に3回の旬があるのです! 他にこういった例はチンゲン菜、じゃがいもなどがあります。
季節にあわせて美味しく野菜を食べよう!
このように、野菜は「食べたい時期」に上手く収穫できるようになっています。旬の時期は「野菜の旬カレンダー」などと検索すればすぐに分かりますが、そこまでしなくてもスーパーへ行けば、もっとも目につきやすい「特売コーナー」の位置に旬の野菜が並んでいます。
新鮮な旬の野菜を選んで、美味しく体によい食事を食べたいですね!