夫婦関係/夫婦円満のコツ

夫婦の夜の営み事情!セックスはいつどこでどのくらい?

夫婦の夜の営みにルールはあるのでしょうか? ガイドの主宰する恋人・夫婦仲相談所は、セックスを積極的に楽しんで人生を豊かにしたい、というまじめな男女も集まる場所です。今回は「夜の営みを楽しんでいる仲良し夫婦」に関して紹介していきます。

三松 真由美

執筆者:三松 真由美

夫婦関係ガイド

夫婦の夜の営みを楽しむ仲良し夫婦の特徴

どんな風にセックスを楽しんでるの?

仲良し夫婦はどんな風にセックスを楽しんでるの?

先日、40代の主婦Aさんからこんな相談をいただきました。「"セックスレス”に関する情報は、三松さんの記事を始めとして、最近ではあちこちで目にします。でも、セックスを積極的に楽しんでいる、"セックスフル”についての情報があまりありません。アダルトコンテンツ的なフィクションのエロ情報ではなく、まじめにセックスを楽しんでいる仲良し夫婦の夜の営み事情を教えてください」

そうです。「三松真由美=セックスレス専門」と思っていらっしゃる方も多いのですが、私の主宰する恋人・夫婦仲相談所は、セックスレスの相談だけではなく、セックスを積極的に楽しんで人生を豊かにしたい、というまじめな男女も多数集まる場所なのです。

Aさんの「セックスフル」という言葉が適切かどうかは別としても、「NO SEX, NO LIFE」の旗を掲げる私としては、「セックスを楽しんでいる仲良し夫婦」に関する情報も、実はたくさん発信をしています。

そこで今回は、「セックスを楽しんでいる仲良し夫婦」に関して、そのスタイルを気になるキーワードをもとに紹介していきましょう。
 
<目次>
 

夜の営みが充実している夫婦のキーワード1:自由系(フリースタイル)

2人楽しむエッチは「自由形」

2人楽しむエッチは「自由形」

■仲良し夫婦・セックスフルに定義はない
「セックスレス」には「セクシャルなコンタクトが1カ月以上ない」という回数の定義があります。それと同じように、「仲良し夫婦」「セックスフル」な夫婦の「セックスの頻度」に定義はありますか?という質問もよくいただきます。これは、答えは「決まりはありません」となります。

セックスには正解も標準も平均値も偏差値もありません。そのカップルが「楽しい」「気持ちいい」と思える回数、スタイルが正しい答え。つまりカップルが100あれば回答は100通りです。

回数や頻度は人それぞれですが、セックスを楽しんでいる仲良しカップルに共通している点は「自由形(フリースタイル)」という点。

水泳に例えれば、平泳ぎでもクロールでもバタフライでもOK。自分が得意なら、全部1人でやる個人メドレーで泳いだってOKです。つまり、まずはキスをして、それから前戯をして、最後は挿入してオーガズム迄行かなきゃとか、週2回はしなきゃとか、そんなつまらない固定観念に縛られてはいません。なぜなら、そんなルールを作ったとたんに、楽しいはずのベッドタイムが「おつとめ」になってしまう可能性がありますから。

また、挿入にこだわる概念は捨てましょう。オーガズム&射精がフィニュッシュという昭和の概念も、今の時代には合いません。バブル期はSEXもバブリーでしたが、その時代は終わりました。

■基本は「2人が楽しいことをする」
セックスをたくさんしている仲良し夫婦の基本スタンスは「2人が楽しいことをする」。「心地良い」と言い換えることもできます。

いつもは週末にするけれど、ふと盛り上がって、平日朝に突然パートナーにちょっかいを出してみたり。お湯がとろとろになるようなセクシーな入浴剤を使って一緒に入浴、いちゃいちゃしてみたり。まさにフリースタイルです。

このような夫婦は、場所やタイミングに「ここでなければ」「こうでないと」という決まりは設けていませんし、毎回毎回フルコースのセックスにもこだわりがありません。私は、マンネリ夫婦に、おうちすべてが"どこでもベッド"となるとアドバイスしています。

■断られたときは、次回を楽しみに気持ちを切り替える
仲良し夫婦にその実態をいろいろ伺うと、「子供のお昼寝中に、ドキドキしながらお風呂で立ったまましちゃったら、めちゃくちゃもえちゃった」のようなイケイケな話があるかと思えば、「今日は眠いから軽いマッサージと上半身のキスとタッチだけで勘弁。続きはまた今度♪って日もあります」というお話も出てきます。

そりゃそうです、共働き家庭も多い昨今、お疲れな方も多いですよね。仲良しカップルの皆さんがそろって絶倫夫婦かというとそんなことはありません。

ただ「断られたとき」「自分と相手との欲求に差があったとき」の対応が、普通のカップルと違うかもしれません。そんなとき、仲良しカップルの場合は、断られてもふてくされたり相手を責めたりしません。次回を楽しみにしつつ気持ちを切り替え、ラブグッズで1人エッチを決行、絶頂まで楽しんで、満足しちゃうという大人対応です。この余裕も「パートナーとの絆に自信があるから」生まれるものかもしれません。

大事なのは自分が「楽しそう」「やってみたい」と思ったら、フットワーク良く、行動に移す「ノリ」の良さ。それを頭ごなしに否定せず、遊び心を持って一緒に楽しもうとする懐の深さ。そしてダメなときは「また今度ね」と、素直に断わる気持ちです。

それができるのは、カップルのパートナーシップが豊かで、絆がしっかりと結ばれている、つまり仲良しだからだと思います。断られたから、もう誘わないなど、幼稚園の年中さんレベルではありませんか!
 

夜の営みが充実している夫婦のキーワード2:エロスとセクシー

妻の色っぽさに、ドキリ

妻の色っぽさに、ドキリ

■日常のふとした瞬間に現れるエロスを楽しむ
セックスを楽しんでいる夫婦は、人生の艶を大事にする人たちです。「セックスなんかしなくても死なない」という認識を持つ人は残念です。

セックスフルな夫婦は、上手なエロスの使い方に長けています。遊び心を持ち、性愛を否定しない。「エロス」というと、某姉妹のようなフェロモン全開の服装や立ち居振る舞いを想像しがちですが、あれが毎日ではさすがにお腹いっぱいになってしまうでしょう。

セックス上級者に多いのは「着エロ」の名手です。着エロとは読んで字のごとく「着衣のあるエロチシズム」のこと。全裸の女性の写真よりも、スカートの深いスリットからのぞく女性の白い腿や、はだけた和服の襟元に露出した汗ばんだうなじ等の方がセクシーで欲情する経験はどなたにもあるでしょう。この着エロに代表される、日常生活の中で急に現れるエロスにドキッとしたり、むらむらしたりする楽しさ、それを上手に使いこなしている仲良しカップルはとても多いです。

■セクシーなギャップ萌えも使いこなす
普段のジーンズ姿とのギャップで魅せる

普段のジーンズ姿とのギャップで魅せる

そのほかにも「セクシーなギャップ萌え」の名手も多いです。普段はジーンズばかりだけれど、夫婦で出かける際には色鮮やかなサマードレスとヌーディーカラーの口紅で突然現れて、だんな様が惚れ直す、なんて演出をさらりと決めてみたりします。

女性らしさを引き立たせるスカートはもちろん、デコルテの開いた服、透け感のある服、背中の開いた服など着エロ要素を最大限に利用して、普段とのギャップで男性を“奮い立たせる”テクニックは、仲良しカップルを目指すならぜひ学びたいところです。

日常に潜むエロスとセクシーを上手に楽しめるなら、仲良しカップルも一段上級者といえるでしょう。
 

夜の営みが充実している夫婦のキーワード3:コミュニケーショ力

コミュニケーション力は大切

コミュニケーション力は大切

■セックスはコミュニケーションのひとつ
私は常々お伝えしていますが、セックスはコミュニケーションのひとつです。基本的にコミュニケーション力の高い人はセックスを楽しむことも得意です。

コミュニケーションとは言葉やアクション、気持ちのキャッチボールですから、自然と相手のことを考え、思いやる気持ちが生まれます。相手を思いやり、言葉やスキンシップによって褒める、いたわる、求める、与える、表現する、受け止める、共感する、感謝する、そしてたまには刺激する、意地悪する、つれなくする……。言葉だけでなく、自然なしぐさやふれあいを通じて気持ちがキャッチボールされ、パートナーとの関係が豊かになっていくのです。

■2人きりの時間を、意識的に大切にする
2人の時間を作る努力が大切

2人の時間を作る努力が大切

そういう意味では、仲良し夫婦は子供抜きの「2人の時間」や「2人で一緒にすること」を意識して大切にしている傾向がみられます。

仕事でへとへとになっていたり、子供に振り回されてくたくたになっていても、2人でいる時には抱えている荷物をいったん外に置いて、楽しいことを2人で考えたり話したりする。あるいは黙って2人で手をつないで、音楽を聴いてリラックスする。そんな豊かなコミュニケーションタイムを持って、気持ちをポジティブに切り替えられる夫婦は、仲良しさんが多いです。

2人が手をつなぐように自然に体を重ね、言葉を交わすように相手の快感スポットに舌や唇でメッセージを送る……こう考えると、セックスがコミュニケーションのひとつだと、実感していただけるのではないでしょうか。

最近、なんだかときめかない。もう男女にはなれないかも、と思っている方は、まずは隣にいるだんな様、パートナーと会話をしたり、一緒の時間を過ごすことから増やしていきましょう。

「昔のように」とか「若いころのように」という過去のイメージを追いかける必要はありません。今の二人にふさわしい「自由形でセクシーでエロなコミュニケーション」の形、つまり二人の心地よいセックスの形がきっと見えてくるはずです。

大切なことは固定概念にとらわれないこと。自由に。年齢とともに、体調とともにセックスのとらえ方も変えていってよいのです。

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