オーストリア

オーストリアの観光2018!おすすめスポット7選

大自然でも芸術方面でも見どころたっぷりなオーストリア。音楽の都を代表する「ウィーン国立歌劇場」や世界遺産の「シェーンブルン宮殿」をはじめ、「オーストリアと言えばここ!」と言えるような定番&イチ押し観光スポットを紹介します。

ライジンガー 真樹

執筆者:ライジンガー 真樹

オーストリアガイド

オーストリアのイチ押し観光スポット

オーストリアundefined観光

オーストリアの首都ウィーンの美しい街並み

オーストリアは大自然が殊のほか美しい山紫名水の地。そして同時にハプスブルク家の庇護のもと、音楽・絵画・グルメなどのあらゆる芸術文化が発達した千古不磨の国。そんな魅力たっぷりのオーストリアは観光名所の宝庫ですが、どこから訪れてよいのか困ってしまう人も多いはず。ということで、「オーストリアと言えばここ!」と言えるような定番観光スポットを紹介していきたいと思います。

1.「ウィーン国立歌劇場」音楽の都ならではのオペラ座

ウィーン国立歌劇場

(c)Wiener Staatsoper/Michael Pöhn かつては皇帝一家も観劇したオペラ座

代々皇帝の庇護のもと、モーツァルトやベートーヴェンと言った錚々たる音楽家たちを輩出したウィーンですが、この音楽の都を代表するスポットといえば、何といっても壮麗なウィーン国立歌劇場ことオペラ座。ここの歴代音楽監督にはマーラーやカラヤンなどが名を連ね、2002年から2010年までは小澤征爾氏も務めていたことで有名です。年間約300日に渡る公演日には、レパートリー豊かなオペラやバレエが上演され、客席は美しく着飾った人々で毎夜いっぱいに。クラシック音楽の本場で鑑賞する芸術は一味も二味も違ううえ、チケットも比較的求めやすいので、ウィーン観光の際には外せないお勧めスポットです。

関連記事:「初心者でもわかる!憧れのウィーンオペラ座基礎知識」

<DATA> 
Wiener Staatsoper/ ウィーン国立歌劇場(オペラ座)
所在地:Opernring 2, 1010 Vienna(Googleマップ
アクセス:
地下鉄1・2・4番線 Karlsplatz駅
路面電車 1・2・D・62・71番 Opernring駅
バス 59A番 Opernring駅

2.「シェーンブルン宮殿」見応え満点の世界遺産

シェーンブルン宮殿

(c)TAKASHI NISHIKAWA/a.collectionRF/amanaimages 鮮やかなテレジアンイエローの宮殿本殿

オーストリアにある数多くのユネスコ世界遺産のうち、もっとも賑わうのがウィーンのシェーンブルン宮殿。元は狩猟の館であったものに歴代皇帝が増改築を重ね、マリア・テレジアの治世に完成を見ました。このハプスブルク家の夏の離宮ではモーツァルトが御前演奏をしたことや、後にフランス王妃となるマリー・アントワネットが幼少期を過ごしたことでも知られています。

広大な敷地内では、皇帝一家の暮らした豪奢な本殿が見学できるほか、花々の咲きこぼれるバロック庭園や迷路庭園、婚礼用や葬儀用などのハプスブルク家の馬車がずらりと並ぶ馬車博物館、現存する世界最古の動物園、クラシックコンサートが楽しめるオランジェリー、ヨーロッパ最大のエレガントな大温室、市内を一望のもとにウィンナーコーヒーが味わえる東屋のグロリエッテなど、雄大さと繊細さの同居するオーストリア随一の観光スポットとなっています。

参照記事:「オーストリアの世界遺産シェーンブルン宮殿観光ガイド」

<DATA>
Schloß Schönbrunn/シェーンブルン宮殿
所在地:Schönbrunner Schloßstrasse A-1130 Vienna(Googleマップ
本殿の開館時間:
4月1日~6月30日 8:00~17:30
7月1日~8月31日 8:00~18:30
9月1日~10月31日 8:00~17:30
11月1日~3月31日 8:00~17:00
アクセス:
地下鉄4番線 Schönbrunn駅
路面電車10番もしくは60番 Schönbrunn駅
バス10A番 Schönbrunn駅

3.「ザルツカンマーグート」風光明媚なサウンド・オブ・ミュージックの舞台

ハルシュタット

(c)TAKASHI NISHIKAWA/a.collectionRF/amanaimages 世界遺産にも登録されているハルシュタットの街並み

「サウンド・オブ・ミュージック」は世界中でいまだに根強い人気を誇るクラシック映画の代表作で、ザルツブルク近郊に広がるザルツカンマーグートという風光明媚な湖沼地帯を舞台としています。その美しさはまさに絵画のようで、修道女マリアとトラップ大佐一家が歌い歩いた土地を巡れば、頭の中に数々の名曲が甦ってくることでしょう。映画のロケ地は点在しているため、個人で巡るよりも、ザルツブルク等で申し込める日本語ガイドツアーに入ると便利です。

関連記事:「ザルツブルク/オーストリア

4.「黄金の小屋根」燦然と輝くインスブルックのランドマーク

黄金の小屋根

(c)Keiki HAGINOYA/a.collectionRF/amanaimages 旧市街でもひときわ輝く黄金の小屋根

チロル州都インスブルックには「黄金の小屋根(独:Goldenes Dachl)」と呼ばれる有名な観光名所があります。これは当時インスブルックに帝都を置いていた皇帝マクシミリアン1世が自身の婚礼を祝して造らせたもので、燦然と煌めく屋根瓦には2657枚もの金箔がゴージャスに施されています。皇帝夫妻が眼下の広場で開催される祭典を見物したとされるバルコニーには、マクシミリアン1世と二人の妻、数々の紋章、道化師といった興味深い模様が彫り込まれているので、オペラグラスを持参すると一層楽しめることでしょう。また建物内には「黄金の小屋根博物館(Museum Goldesnes Dachl)」もあるので、ぜひオーディオガイドを片手に見学を。

<DATA>
Goldenes Dachl/黄金の小屋根
所在地:Herzog-Friedrich-Straße 15, 6020 Innsbruck(Googleマップ
博物館開館時間:
10月1日~4月30日(火~日)10:00~17:00
5月1日~9月30日(毎日)10:00~17:00
11月は閉館

5.「スワロフスキー・クリスタルワールド」子連れに最適な体験型ミュージアム

クリスタルワールド

(c)Swarovski Kristallwelten ミュージアム入り口はこの巨人の顎の下

高級クリスタルガラスで有名なスワロフスキー社はチロル州の創業。お膝元であるインスブルック郊外のヴァッテンには、体験型ミュージアム「スワロフスキー・クリスタルワールド」をオープンさせています。巨人の喉元から入場する近未来的なミュージアムでは、光・音・香りを用いて芸術にまで高められた夢幻のクリスタルの世界を堪能できるほか、同敷地内には手形の迷路や屋内外の遊び場などの子供向け施設が充実しているので、ファミリーに人気の観光スポットです。

ミュージアム併設のショップでは、同社のアクセサリーやフィギュリン、ステーショナリーグッズ、双眼鏡などを購入することも可能。チケット売り場は長蛇の列が見込まれるので、事前にオンラインで入手するか、往復のシャトルバスと入場料が含まれるインスブルックカードの購入がお勧めです。

<DATA>Swarovski Kristallwelten/スワロフスキー・クリスタルワールド
所在地:Kristallweltenstraße 1, Wattens(Googleマップ
アクセス:インスブルックからシャトルバス運行
開館時間:毎日8:30~19:30(最終入場 18:30)、7月1日~8月31日は毎日8:30~22:00(最終入場 21:00)、12月24日 8:30~14:00(最終入場 13:00)、12月31日 8:30~16:00(最終入場 15:00)

6.グラーツにある「世界最大の武器博物館」

グラーツ武器博物館

(c)Österreich Werbung, Fotograf: Hans Wiesenhofer 世界最大のコレクションを誇る武器博物館

シュタイヤマルク州都グラーツは、オーストリアで人口第二位を誇る都市。オスマントルコによる侵略戦争で地理的に最前線に位置していたことから、世界最大と謳われる武器博物館がいまも残されています。展示されている武器や甲冑、大砲類はいずれも15~18世紀に製造されたオリジナルのもので、その数は約32,000点。それらが錆びたり変質することのないよう、室内の温度・湿度共に厳密に管理しながら大切に保存されています。当時の戦争の様子やヨーロッパの甲冑に興味があるならば、一度は訪れてみたい博物館です。

関連記事:「ウィーンから中世の魅力溢れる古都グラーツへ小旅行」

<DATA>
Landeszeughaus Graz/グラーツ武器博物館
所在地:Herrengasse 16, 8010 Graz (Googleマップ
開館時間:3月24日~10月31日 火~日の10:00~17:00、11月~3月はガイドツアーでのみ見学可、12月24~25日は閉館

7.ウィーン市庁舎前の「クリスマスマーケット」

ウィーン市庁舎前のクリスマスマーケット

(c)Koichiro Nomoto/a.collectionRF/amanaimages オーストリアでもっとも人気のあるウィーン市庁舎前のクリスマスマーケット


もし冬にオーストリアを訪れるならば、絶対に外してはならないのがウィーン市庁舎前の広場で開催されるクリスマスマーケット。風情たっぷりにライトアップされたゴシック様式の市庁舎やクリスマスツリー前は、幻想的な写真を撮りたい人にぴったりのシャッタースポットとなっています。また、アルプスの山小屋を模した屋台では大人気のホットワインやプンシュ(アルコール入りの温かいフルーツカクテル)、オーストリアならではの軽食やスイーツが味わえるほか、繊細なデザインのツリー用オーナメントや昔ながらの木製のおもち玩具が販売されていたりと、お一人様でもカップルでもファミリーでも楽しめる、冬のイチ押し観光スポットです。

関連記事:「ウィーンのクリスマスマーケット」

<DATA>
■ウィーン市庁舎前のクリスマスマーケット
所在地:Friedrich-Schmidt-Platz 1, 1010 Vienna(Googleマップ
2018年度の開催時期:11月17日~12月24日
開催時間:毎日10:00~22:00(12月24日のみ19:00まで)
※2018年6月24日時点での情報です
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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