モーツァルト誕生と音楽祭の地 ザルツブルク

Getreidegasse

ザルツブルク旧市街の目抜き通り、ゲトライデガッセ。まるで中世の街並みのように、美しい看板が店の軒先に連なっている

ドイツ語でザルツとは「塩」、ブルクは「砦」。つまりザルツブルクとは「塩の城塞」を意味し、古くより周囲の岩塩鉱から採れる塩を交易しており、ザルツブルクの大司教が代々その取引や管理の役目に当たっていました。場所はウィーンの西方約300km、標高は424mと気候がウィーンよりも冷涼。人口は約14万6千人で、中世の面影の残る美しい旧市街(写真上)は、「ザルツブルク市街の歴史地区」としてユネスコ世界遺産に登録されています。

そしてザルツブルクはモーツァルト生誕の地であるだけではなく、毎夏開催される「ザルツブルク夏の音楽祭」や、日本でも根強い人気のクラシック映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台でもあります。

ザルツブルクへのアクセス

ザルツブルクへは首都ウィーンから飛行機で55分、鉄道で約2時間半から3時間。またこの町はドイツとの国境に近いことから、ドイツのミュンヘンから列車にて現地入りすることも可能(所要時間1時間半から2時間)。
ザルツブルクは小さな街ですので、観光だけなら日帰りか一泊二日。夏の音楽祭に出席したり、近郊の湖沼地帯・ザルツカンマーグートまで足を延ばすなら一泊二日~二泊三日あれば大丈夫でしょう。

ザルツブルクの観光

ザルツブルクはコンパクトながらも見所のいっぱい詰まった魅力的な街。ここでは代表的な観光名所を紹介します。

■モーツァルトの生家
Mozarshaust-Geburt

黄色い外壁が目印の、モーツァルトの生家

かの天才作曲家モーツァルトが1756年1月27日に生まれた家。中は3階続きとなっており、モーツァルトの生まれた部屋や家族の肖像画、自筆の楽譜、幼少時に使用していたバイオリン等、彼の音楽活動や生活を偲ばせるものが多数展示されています。世界中のクラシック音楽ファンを引き付けて止まない観光スポット。

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Mozart Geburtshaus(モーツァルトの生家)
住所:Getreidegasse 9, A-5020 Salzburg
電話:+43-(0)662-844313
開館時間:毎日9:00~17:30 (但し7・8月は9:00~20:00)
入館料:10ユーロ

 

■ミラベル宮殿

Mirabell Garten

美しい花々の咲き乱れる、ミラベル宮殿の庭園

映画「サウンド・オブ・ミュージック」で、修道女マリアとトラップ一家の子供たちが「ドレミの歌」を歌った、美しい宮殿と庭園。現在宮殿内は、Marmorsaal(大理石の間)のみ見学可能。

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■Schloß Mirabell, Mirabellgarten(ミラベル宮殿とミラベル庭園)
住所:Mirabellplatz, 5020 Salzburg
電話:+43-(0)662-80720
開館時間:【宮殿】毎日約8:00~18:00、【庭園】6:00~日没

■歴代ザルツブルク大司教の居城、ホーエンザルツブルク城塞
ホーエンザルツブルク城塞

丘の上に建てられた巨大なホーエンザルツブルク城塞。歴代ザルツブルク大司教の居城

旧市街を取り囲むメンヒスベルクの丘に建てられたホーエンザルツブルク城塞。ここはザルツブルク旧市街の歴史地区の一部としてユネスコ世界遺産に登録されている、同市を代表する立派な建物です。1077年に大司教ゲプハルト・フォン・ヘルフェンシュタイン1世によって着工され、その後17世紀半ばまでの間、歴代大司教により増改築が繰り返され現在の姿となりました。城内は複雑な造りで、うねるような石畳が続いたあと、門が突如出現したり、荘厳な広間や入り組んだ回廊に囚人の塔、果ては拷問部屋までと、見所満載。また増改築が行われた建物や広間には、該当する大司教の紋章が施されているので、誰がいくつの工事を行ったか数えてみるのも意外な楽しさが。より詳しく歴史を知りたい方には、オーディオガイドの利用もお勧めです。

尚、城塞までは徒歩で登れるほか、大聖堂の裏手にあるケーブルカー(有料)で簡単に昇降することが可能。

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Festung Hohensalzburg(ホーエンザルツブルク城塞)
住所:Mönchsberg 34, 5020 Salzburg
電話:+43-(0)662-842430-11
営業時間:【10~4月】9:30~17:00、【5~9月】9:00~19:00、【クリスマス・イースター時】9:00~18:00
入場料:大人11ユーロ(ケーブルカー乗車券付き)、大人7.8ユーロ(徒歩で上った場合)

次はザルツブルク最大のイベント、夏の音楽祭!