自分の結婚や恋愛を人と比べてしまう……
結婚や恋愛を人と比べて幸せをはかっていない?
今回は、人と比べてしまう人の恋愛や結婚について紹介します。
例えば、あなたは、こんな傾向がありませんか?
人と比べてしまう癖がある人は、仲のいい友達には恋人がいて自分にはいないと、「恋人がいない自分はおかしいのではないか」とコンプレックスを抱いてしまい、何が何でも恋人を作ろうとしがちです。
また、そのとき付き合う相手は、「みんなが素敵だと思うような人」を選ぼうとします。この彼だったら、友達に「いい人だね」と言ってもらえるのではないか?なんてことばかり考えてしまうのです。
逆に、せっかく恋人ができたとしても、友達に「あんな人と付き合っているの?」なんて言われた日には、恋人への気持ちが冷めてしまうこともあります。
時に、心を傷つけるような残念な恋人と付き合ってしまっても、周りの友達の恋愛と比べて、自分の恋人の方が社会的地位などが優っていると、「私の方が幸せなはずだから」と、恋人との関係を続けようとすることもあります。
このように、人と比べてしまう人は“自己基準”がないので、自分の気持ち以上に周りの目を気にしながら、恋愛をする傾向があるのです。
結婚においても同様です。周りの友達が結婚をし始めると、焦りはじめ、自分はまだそのタイミングではなくても、「とにかく結婚をしなくてはいけない」と慌てて婚活をし始めます。
相手を選ぶ基準も、一般的に優良物件だと言われているような条件を「良し」とし、そこまで愛情がなくても、好条件の相手と結婚することを強く望み、「この人と結婚したら、幸せになれるに違いない」と自分に言い聞かせてしまうところもあります。
結婚後は、周りの家庭と自分の家庭を比べます。友達の旦那さんはどんな職業で、どんな収入で、どんな家に住んでいるのか、旅行にはどれだけ連れて行ってくれるのか、子供の有無などをチェックし、自分の家の方が優っている場合は安心し、逆に、劣っているときは「恥ずかしい」と思い、時に旦那さんに文句を言って当たることもあるでしょう。
そんな人がいい恋愛、いい結婚、さらにいい人間関係を築けるのか?というと、そんなことはなく、幸せとは程遠い日々を送ってしまうものです。
でも、多くの人が「人と比べることはよくない」ということは分かっています。それなのに、どうして比べてしまうのでしょうか?
どうして人と比べてしまうの?
自分の価値観が確定していないと、人と比べてしまう
でも、そもそも人と比べないと、自分が幸せかどうか分からない人が“本当の幸せ者”のはずはありません。“本当の幸せ者”であれば、すでに自分の心は満たされているので、人と比べる必要なんてないからです。
結局、人と比べてしまう癖を持った人は、子供のころから、「みんなと同じであることがいいことだ」という日本ならではの教育に影響を受け過ぎていて、自分で考える力、感じる力が劣っていることが多いものです。基準が「周りにいる人」なので、それよりも勝っているかどうかでしか、自分の幸せ度をはかることもできないのです。
また「自分にとっての人生の正解」を探す癖がついていないので、周りと同じような人生の道に進んでいると安心します。だから、世の中の平均年収、結婚適齢期など、“平均の値”に興味を持ち、その基準に自分が達していないとコンプレックスを抱いてしまうこともあるでしょう。
結局のところ、人と比べてしまう人は、自分の価値観が確定していなことが多いのです。だからこそ、所謂、“一般的な幸せ”を追い求めがちなのですが、誰もがみんな、条件のいい人と恋愛したら幸せなのか、結婚という制度に沿った生き方をした方が幸せなのか、というとそんなことはなく、人によって変わってきます。
例えば、バリバリ働きたい女性には、家事が得意で主夫になってくれる男性の方が合うこともあるし、いくつになっても恋愛をしつづけたい人は、結婚しない方が幸せなこともあります。また、恋愛や結婚以外のことに夢中になり、心が奪われている人は、1人で生きていった方が自分の夢を追求していけることもありますし、中には、恋愛よりも「同性の友達と共同生活をするのが、気楽で楽しい」という人だっているでしょう。
だからこそ、人と比べてしまう人は、「自分の本当の気持ちを知ること」が大切なんですよね。そうすれば、もっと自分らしく幸せに生きられる可能性が高まりますしね。
では、今後、人と比べそうになった時は、どうすればいいでしょうか?
人と比べそうになったときにやるべきこと
いろいろと経験してみることも大切!
そして、そう思えるようになるためにも、まずは、いろいろなことを経験してみることが重要です。
例えば、友達に対して「あの子ばかり、モテてズルイ!」なんて嫉妬してしまうこともあるかもしれません。だったら、一度は、自分とは違うキャラを装ってもいいので、モテる努力をしてみましょう。それで、実際に自分もモテてみると、「好きでもない人にモテたところで、あまり楽しいことではないんだな」「付きまとわれて、うざったいな」と思うこともあるでしょう。
また、社会的地位の高い男性と付き合う経験もしてみると見えてくることもあるかもしれません。もちろん付き合う相手にもよりますが、そういう人ほど、仕事や人付き合いで忙しいことが多くてなかなか会えなかったり、モテるので会えない夜は「浮気をしているのかも」なんて、不安になったりしてしまうこともあるかもしれません。
つまり、何が言いたいのかというと、どんな状況でも環境でも、「いいこと」と「悪いこと」が必ずあるということです。また人によって、幸せだと感じる「いいこと」と、受け入れられない「悪いこと」は違いますし、「自分にとってどうか?」は、実際に経験してみないと分からないことも多々あるということです。
だからこそ、色々な経験をして、それに対して自分がどう思うのか、何に対して居心地がいいと感じるのか、など、「自分をよく知る」ことが大事なのです。
誰にとっても合わないことでも、自分には合うこともあります。人にはそれぞれ、個性や特徴、好みがあるものなので、多くの人にとっていい環境が自分にとってもいい、とは限りません。
自分をよく知り、自分にとって大切なもの、幸せだと思えるものが分かってくると、人となんて比べても意味がないことは分かるでしょう。
また、実際に経験してみると、相手の方が優れているところがあっても、それを得ること、維持することの大変さも理解できるようになるでしょう。それを分かっていたら、羨ましくなるどころか、「頑張っているんだな」と応援する気持ちすら沸いてくるものです。
結局、「隣の芝生は青く見える」タイプの人というのは、表面的な部分しか見えていません。芝生を青くしたければ、その分、肥料を与えたり、丁寧に手入れをしたりしなくてはいけません。相手のそんな陰ながらの苦労も理解しないで、さらに自分は何の努力もしないまま、結果ばかり羨ましがっても、意味はないのです。
ただ、それを知るためも、何度も言いますが、「まずは自分が経験をしてみること」が大切です。だから、極端な話、周りと比べて、焦りを持って、同じように恋愛したり、結婚したりするという経験をしてみることも、場合によっては悪いことでもないと言えます。その結果、「幸せを感じられなかった」のだとしても、それも大事な経験となります。そうしたら、その経験を踏まえた上での“自分なりの幸せ”を探そうとしますしね。
「失敗を経験すること」も大切なことですが、失敗を失敗のままにしないためにも、どんなときも「自分は今、幸せなのか?」「今、心地よいと感じているのか?」と、きちんと自分の心の声を聞くことは重要です。
一番悪いのは、人と比べ、みんなと同じような人生を選び、自分には合わないのが分かってしまっても、変わることを諦め、流されるように生きることです。そうすると「それでも、私は幸せな方なんだ」と自分の気持ちに嘘をつき、自分に言い聞かせるために、常に人と比べて、自分の方が優れているところを探し始めてしまうでしょう。
幸せな人生を歩むためにも、自分を知り、自分にとっての心地よい場所を見つけて生きていきたいものですよね。誰の人生でもなく、自分の人生なのだから、周りにどう思われるか?ばかり気にしないで、好きに生きないと損ですよ! 恋も結婚も、“自分にとっての幸せ”をつかみましょうね。
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