ツェルマットの観光!ベストシーズンや気候・服装

マッターホルン

天空に突き刺すようなマッターホルンはスイスのシンボル

夏は展望台観光とハイキング、冬はスキーやスノーボードが、ツェルマットでの定番の過ごし方ですが、それだけではありません。朝早く起きて朝焼けに染まるマッターホルンをカメラに収めたり、ヘリコプター遊覧でアルプスを空から楽しんだりと、バリエーションは限りなく広がります。

夏の観光シーズンは6月から9月までですが、春から初夏にあたる5月や、木々が色づく10月も観光客が比較的落ち着いたお勧めの時期です。そしてツェルマットはスイスの他の地域と比べて晴天確率が高いとも言われています。

夏場なら日中は概ね半袖一枚で過ごすことができますが、標高の高い地点に上がったり、天候が崩れるとぐっと冷え込みます。晴れていても長袖シャツ、ウィンドヤッケなど、重ね着で調整できる服装が必要です。

ツェルマットの観光では展望台に上がる機会も多いため、高山病が心配という声も良く聞きます。特にゴルナグラートやマッターホルン・グレッシャーパラダイスなど、標高3000メートルを越える展望台では、高山病を防ぐために以下のような対策が考えられます。
  • ゆっくり歩く
  • アルコールをなるべく控える
  • 水を普段より多めに、こまめに補給する
  • 腹式呼吸で深呼吸をする
それでもやはり気分が悪くなった場合は、その地点で長居せず、速やかにケーブルや登山電車で麓に降りましょう。

ここではツェルマットでの日本人観光客に人気の過ごし方を紹介します。

おすすめの過ごし方1.フォトポイントめぐり

ツェルマット,マッターホルン

ツェルマットでベストなフォトポイントを見つけよう

ツェルマットでは、日中長時間に渡ってカメラがバッグに入ったままということはまずありません。絶好の撮影ポイントは数限りなく、特に写真が趣味という人にとって何日滞在しても飽きることはないでしょう。

ツェルマットの現地観光局では、ツェルマットとその周辺合計33カ所のおすすめフォトスポットをサイトにアップしています(英語)。ゴルナグラートやスネガなどの有名展望スポットに加え、ツアーではまず訪れないような知られざるスポットも紹介されています。

その中でもガイドのおすすめは、以下の3ヵ所です。

■ツムットの集落 Hamlet of Zmutt
ツムット

ハイキングコースの途中から見るツムットの村

ツムットはツェルマットの南西に位置する集落で、20軒ほどの古い家屋が肩を寄せ合うように立ち並んでいます。長年の強烈な日差しで黒く焼けた家壁と、白いチャペルのコントラストが絶好の被写体になるでしょう。アクセスはツェルマットまたはゴンドラの中間駅フーリから徒歩にて。

■ホテル・ラ・クロンヌの橋から見るマッターホルン
Photopoint Kirchbrücke bridge by the Hotel La Couronne

マッターホルン

ツェルマットから望遠でとらえた朝焼けのマッターホルン

ツェルマットの村内には川の対岸を結ぶ橋がいくつかありますが、中でも教会とホテル・ラ・クロンヌを結ぶ橋がマッターホルンにより近く、絶好のフォトスポットになっています。特に早朝は、朝焼けに染まるマッターホルンを狙って大勢の観光客がカメラを手に集まります。

<DATA>
Hotel La Couronne(ホテル・ラ・クロンヌ)
住所:Kirchstrasse 17, CH-3920 Zermatt
TEL: +41 (0)27-966 23 00

■トゥフテレンの集落とマッターホルン
Photopoint Tufteren with “Gädi” buildings

トゥフテレン

トゥフテレンの家並みとマッターホルン

トゥフテレンはツェルマットの北東に位置する集落で、ツムット同様、昔ながらの古い民家が山の斜面に立ち並んでいます。石のスレートで葺かれた屋根と、黒く焼け焦げた家壁に囲まれた集落の中は、まるで時が止まったかのうよう。ブラオヘルトとスネガを結ぶ「フラワートレイル」と呼ばれるハイキングコースの途中にありますが、スネガの地下ケーブル駅から徒歩でアクセスも可能です。

おすすめの過ごし方2.ツェルマットの旧村地区散策

ツェルマット

ねずみ返しの石も特徴的

多くの観光客が行き交う村のメインストリートから外れた村の一角に、ツェルマットの旧村地区があります。ほとんど人が通らない静けさは、賑やかなメインストリートとは正反対。異次元の世界に迷い込んだような錯覚を覚えることでしょう。

この地区には、500年の歴史を今に伝える高床式の家屋が合計30軒。その多くは16世紀から18世紀の建物で、穀物の貯蔵庫や納屋として使われていました。建材にはツェルマット周辺でよく見るカラマツが使われています。樹脂をたくさん含むため、害虫にも強い特性があります。そして石で葺かれた屋根は建物全体の重石の役目を果たします。

おすすめの過ごし方3.マッターホルンミュージアム

マッターホルンミュージアム

景観を守るため、ミュージアムの大部分は地下

ツェルマットの旧村地区を訪れた後は、マッターホルンミュージアムにも立ち寄ってみましょう。わずかの住人が細々と生活を営んでいた時代から、世界的に有名な山岳リゾート地に発展するまでのツェルマットの歴史がわかりやすく展示されています。

マッターホルン初登頂は1865年、イギリス人登山家とエドワード・ウィンパー率いる一隊でした。しかし不幸にも下山時にパーティーを結ぶロープが切れ、7名のうち4名が滑落。その時の運命を分けた切れたザイルも、ここで見ることができます。天候がすぐれない日に訪れるのも良いでしょう。

詳細:ツェルマット観光局公式ホームページ(英語)

日本語の音声ガイドあり。
入場料:大人10スイスフラン(2018年現在)。スイストラベルパス提示で無料。
開館時間:シーズンによって異なるが、7~9月の夏場は毎日11時~18時。

<DATA>
Matterhorn Museum (マッターホルンミュージアム)
住所:Kirchiplatz, CH-3920 Zermatt
TEL: +41 (0)27-967 41 00

おすすめの過ごし方4.<現地発着>ゴルナグラートご来光ツアー

マッターホルン

翌朝の天気予報を確認して申し込みたい

7~8月の毎週木曜の早朝、ツェルマットからゴルナグラートまで特別列車が運行しています。マッターホルンをはじめ、スイス最高峰のモンテローザ、リスカムなどずらりと肩を並べる4000メートル級の峰々が朝日に染まる瞬間は圧巻です。

ツアーの設定(2018年)は、7月12日~8月23日の毎週木曜で合計7回。出発は週によって異なりますが、早朝5時10分~6時の間です。早起きに自信があり、ツェルマット滞在の曜日が合う場合はぜひ検討してください。

料金は大人99スイスフラン(2018年)。ツェルマット~ゴルナグラートの登山電車往復、3100クルムホテル・ゴルナグラートでの朝食(スイスの民族音楽付き)が含まれています。

注:
  • スイストラベルパス等による割引きはありません。
  • 参加者が最小催行人数30名に達しない場合、ツアーは中止となります。
予約は前日の16時までにゴルナグラート鉄道まで。
Tel: +41 (0)848 642 442

詳細:ゴルナグラート鉄道公式ホームページ(英語)

<問い合わせ先>
Rail Center Gornergrat Bahn
Bahnhofplatz 7
CH-3900 Brig
E-Mail railcenter@gornergrat.ch
Telephone +41 (0)848 642 442

おすすめの過ごし方5.ヘリコプター遊覧

エアーツェルマット

夏は遊覧飛行、冬はヘリスキーと年間を通して活躍

ヘリコプターに乗って空からマッターホルン観光を楽しむことができます。遊覧飛行を受け持つのは地元ツェルマットのエアー・ツェルマット社。山岳地帯での物資の運搬や山岳救助でも活躍しています。

3人以上のグループならば、飛行ルートをご希望に合わせて選ぶことも可能。「人は違う体験をしてみたい」という人におすすめのプログラムです。予約はエアーツェルマットへ。

料金(2018年)
フライト20分:一人CHF 220.-
フライト30分:一人CHF 320.-
フライト40分:一人CHF 420.-

<DATA>
Air Zermatt AG (エアーツェルマット社)
CH-3920 Zermatt
+41 (0) 27 966 86 86
zermatt@air-zermatt.ch

詳細:ツェルマット観光局公式ホームページ(英語)

おすすめの過ごし方6.ツェルマットの教会とチャペル

ツェルマット

ツェルマットの教会前広場にはいつも人で賑わう

観光やハイキングから戻って時間があれば、ツェルマットの教会にも立ち寄ってみたいもの。高さ54メートルの建物は村の中でひときわ背が高く、よく目立ちます。

教会に隣接するのが、いつも美しく手入れされた墓地。ここにはマッターホルンをはじめ、ツェルマット周辺の山で命を落とした約50人のクライマーたちの墓碑があります。マッターホルン初登頂の後、下山時に滑落した山岳ガイド、タウクワルダー父子とミシェル・クロもここに眠っています。

ツェルマット周辺の集落にあるチャペルを訪ねるのも面白いでしょう。フィンデルンやブラッテンなど、合計10カ所ものチャペルが点在しています。観光業が発達する以前は、人々は高地にある集落で夏を過ごし、雪に閉ざされる冬はツェルマットに降りて生活をしていました。

夏の間、神に祈る場として、チャペルは人々の生活になくてはならないものだったと想像できます。

おすすめの過ごし方7.ゴルナー峡谷

ゴルナー峡谷

自然の底知れぬ力を肌で感じることができる

マッターホルンをはじめとする山を堪能した後は、峡谷めぐりはいかがでしょうか?ツェルマットからシュヴァルツゼー方面に上がるゴンドラの中間駅、フーリの近くにあるのがゴルナー峡谷です。氷河から流れ出た水の流れが岩を削り、長い年月を経て美しい峡谷を作り出しました。このあたりの岩は220万年前の蛇紋岩です。

ツェルマットでの滞在が9月中旬の場合、訪れるなら15時から16時の間がお勧め。この時期の光線の条件により、峡谷を流れる水は鮮やかなターコイズ色に輝きます。

<DATA 2018年>
オープン: 6月から10月中旬まで。9時15分から17時45分の毎日。
入場料: 大人 CHF 5.-

詳細:ツェルマット観光局公式ホームページ(英語)

おすすめの過ごし方8.ゴルフ

スイスのゴルフ場

ゴルフはスイスでも人気のスポーツ

ツェルマットのゴルフ場と言えば、ゴルフクラブ・マッターホルン。スイスアルプスの麓で、日頃磨いた腕を試すチャンスです。場所はツェルマットに向かう鉄道駅があるランダとテーシュの間。ツェルマットからわずか5kmの距離です。

9ホールのゴルフコースですが、各ホール2ヶ所の異なるティーから打てるため、実質18ホールと変わらないプレイを楽しむことができます。

スイスのゴルフ場は会員の紹介やハンディキャップ証明が必要など、気軽に利用できないところが多いのですが、ここはビジターもOK。 2018年のグリーンフィーは9ホールでCHF 60.-、18ホールでCHF 95.- です。クラブハウス、レストラン、駐車場も完備。アルプスをバックに、ナイスショットを決めましょう。

詳細:ツェルマット観光局公式ホームページ(英語)

<DATA>
Golf Club Matterhorn(ゴルフクラブ・マッターホルン)
住所:Attermenzen CH-3928 Randa
TEL +41 (0)27 967 70 00

おすすめの過ごし方9.ジョギング

ツェルマット

川沿いのコースのジョギングで軽く汗を流そう

ツェルマットはジョギング愛好家にとっても最高の場所です。朝早く起きてホテルを出発、軽く汗を流してシャワーを浴びれば、朝食もより一層おいしくなるでしょう。

ガソリン車乗り入れ禁止の村なので、新鮮でおいしい空気を胸いっぱいに吸い込むことができます。お勧めは村を貫流する川沿いの道。メインストリートと比べて歩行者の数も少なく、マッターホルンの雄姿がほとんどの場所から目に入ります。

本格的な山岳マラソンを楽しみたいという人には、4~5時間かけて走るトレイルランを楽しむことも可能です。

詳細:ツェルマット観光局公式ホームページ(英語)

おすすめの過ごし方10.世界最長の吊り橋

世界最長の吊り橋

「ヨーロッパの道」の途中にある山小屋もこの橋の近くにある

ツェルマットの近郊ランダ村の高地には、歩行道として世界最長の吊り橋があります。2017年7月にオープンしたばかりで、その長さは494メートル。高所恐怖症の人は避けましょう。

橋の高さは最も高い部分で85メートル。橋を渡りきるまで15分ほどかかります。ランダの駅から約2時間半のハイキングでアクセス可能。オープンは6月~10月で、冬期は閉鎖となります。

橋はグレッヒェンとツェルマットを2日かけて歩く「ヨーロッパの道」のルート上にもなっています。悪天候時は利用を避けましょう。

詳細:ツェルマット観光局公式ホームページ(英語)
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。