木造とRC造、どちらの資産価値が高い?

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新築にあたり木造でつくるか、RC造(鉄筋コンクリート造)でつくるか迷う人は多いです。自分の家を「持つこと」は考えても「売ること」を考える方はあまり多くないでしょう……しかし、「家を手放す」ということは今の時代そう遠くはないこと。資産価値を考えたとき、どちらが高いのでしょうか? 今回はいくつかの視点から考察してみようと思います。まず、2つの構造を寿命とコスト、さらに可変性の面から見ていきましょう。

寿命を比較!耐震性に差はある? 

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一般的に木造の資産的寿命はおおよそ40年前後、一方、鉄筋コンクリート造(RC造)は70年くらいでしょうか。この数字だけの比較であれば、建物の寿命が長ければ利用できる期間が長くなる分、RC造に軍配が上がります。勿論、建物の寿命が長いということは耐久性もRC造の方が強いのですが、耐震性に関してはそれほど差はないと思います。1981年以降の新規準で建てられていれば、木造であっても倒壊はせず生命を守ってくれます。

コストを比較!建築費が安いのはどちら?

RC造undefined鉄筋コンクリート造

 

木造の建設費は坪当たり約70万、RC造は約110万とした場合、
耐用年数1年あたりの坪単価は
木造⇒ 70万(坪単価)÷40年(耐用年数)=1.75万円
RC造⇒ 110万(坪単価)÷70年(耐用年数)=1.57万円

になります。つまり、耐用年数から見ればRC造は木造よりも安いことになります。仮に木造の坪単価を60万とすると、RC造とほぼ同額になります。

ただここで注意しなくてはならないのが、資産的寿命をどのように設定するかです。安かろう悪かろうでは資産にはなりません。ちなみに日本の木造の家は、平均寿命おおよそ30年くらいです。

可変性を比較!リフォームをしやすいのは

資産的価値というのは寿命が長いだけでは維持できません。時には生活スタイルの変化に伴い、リフォームすることもあるでしょう。あるいは事情が変わり、売却をしなくてはならないこともあるかもしれません。

その点で、RC造は撤去できない構造壁があるので、思いどおりの間取りにならないことがあります。つまりRC造の寿命は長いが、リフォームの自由度は低いのです。一方、木造の寿命は短いですが、間取りは柔軟に変えやすく可変性は高いと言えます。

愛着をもって手入れをすることで資産の家に

総合的に見れば木造、RC造、どちらであっても、特別に資産価値に大きく影響はないと考えられます。ただ、木造の方が建て替え時期が早いので、家を建てる時の年齢やローンの組み方など、十分なシミュレーションをしていくことが大切なポイントになります。

もし、建て主が将来売却を考えて資産価値を考えているのであれば、市場で売れる流通性のある家をつくっておくことが基本となります。中には多少使い勝手が悪くても、その人自身の利用価値のある家、つまり個別的利用価値のある家もあるかも知れませんが、市場としては狭くなるでしょう。いずれにしても、どちらの構造であってもきちんと手入れをしておくことが求められます。やはり愛着をもって手入れをしておかなければ、資産となる家にはならないのです。

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