住宅ローンを返済しながら、どれくらい貯蓄していくべき?
皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回の相談者は、自己資金がない中、マイホームを購入し、住宅購入後の教育資金づくりや老後準備が心配な31歳の主婦の方。ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんがアドバイスします。※マネープランクリニックに相談したい方はコチラのリンクからご応募ください。(相談は無料になります)■相談者
あったさん(仮名)
女性/パート/31歳
東京都/賃貸住宅
■家族構成
夫(会社員/38歳)、子ども2人(7歳・2歳)
■相談内容
自己資金がない中、マイホームを購入しました。以前、私の給与が低いうえ(今はそれより上がっています)、下の子の育児休暇が思った以上に長引き、貯蓄を使い果たしてしまいました。その後、復帰して1年、何とか130万円ほど貯めました。今後、住宅ローンを返済しながら子供たちの学費と老後資金、家のメンテナンス維持費を準備するには、毎月(毎年)どれくらいのペースで貯金しなくてはいけないのでしょうか。ちなみに、格安スマホのプランに移行する予定です。あと保育料が認可保育園への転園が決まって2万円に下がります。そして保険料が高いと思い見直し中ですが、これも適正な保障内容や保険料が分かっていない状況です。アドバイスよろしくお願いいたします。
■家計収支データ
■家計収支データ補足
(1)ボーナスの使いみちについて
基本的には貯蓄
(2)加入保険の保険料の内訳について
[夫]
・収入保障保険(死亡・高度障害保険金毎月10万円受取、5年ごとに5%保険料が安くなる、60歳まで)=毎月の保険料4000円
・終身保険(60歳払込終了、保険金額200万円)=毎月の保険料5000円
・医療保険(終身、日額1万5000円、120日型)=毎月の保険料8000円
・がん保険(自由診療保険、5年ごと更新)=毎月の保険料1500円
[妻]
・終身保険(60歳払込終了、保険金額200万円)=毎月の保険料3500円
・医療保険(終身、日額1万5000円、120日型)=毎月の保険料7000円
・がん保険(自由診療保険、5年ごと更新)=毎月の保険料1500円
・終身保険(学資保険のかわり、解約返戻金45歳時180万円) =毎月の保険料8000円
(3)住宅ローンの内容
物件価格/4680万円(新築一戸建て)
借入額/4300万円(ペアローンで夫婦2150万円ずつ)
金利/変動0.795%
返済期間/35年(30年に変更しようか悩んでいる)
返済額/月12万3500円+地代(借地のため)2万円
20年ごとに更新料発生
※ちなみに諸経費、自己資金+諸経費=約500万円は全額、親からの援助
(4)定年と退職金について
ご夫婦とも定年60歳。再雇用と退職金制度はない。
(5)お子さんの進路について
中学、高校は公立を考えている。
■FP深野康彦の3つのアドバイス
アドバイス1 コストがアップしても30年返済、全期間固定を
アドバイス2 4000万円超を貯められる能力がある
アドバイス3 夫婦とも65歳まで働くことは不可欠
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