タイのセレブ御用達ショッピング・エリア
伊勢丹の前には「恋が成就する」と言われている神様が祭られている祠があり、参拝客が後を絶たない |
また、どのデパートもBTSチットロム駅から徒歩5分圏内とアクセスもよいため、バンコクが初めての旅行者でも迷うことなく安心してショッピングが楽しめます。
BTSチットロムは先に紹介したサイアムの隣駅。BTSに乗らなくても、この2つの駅はコンコースで繋がっているので、歩いて行き来も可能です。このエリアにあるデパートは、伊勢丹も併設されている巨大ショッピング・コンプレックス、セントラル・ワールド・プラザと、世界の名だたるブランドショップが並ぶ高級デパート、ゲイソーン・プラザ、そしてバンコクの「銀座三越」的存在の老舗デパート、セントラル・チットロムの3軒です。
セントラル・ワールド・プラザ前のラチャダムリ通りを北上したプラトゥナームには世界中からバイヤーたちが集まる「プラティナム・ファッションモール」もあり、安い洋服や靴が売られています。とにかく店の数が多いモールなので、お気に入りを見つけるのは大変ですが、宝探しの探検に出たような気分になれて楽しいですよ。
中~高級ホテルが密集!何かと便利な「スクンビット」
BTSプロンポン駅から直結しているエンポリアムはアクセスもよく平日から多くの人で賑わっている |
スクンビット通りのソイと呼ばれる小路(脇路)は、それぞれのソイごとに特徴ある街が形成されています。ソイ1~5まではアラブ人街となっていて中東料理レストランも多く、バンコクにいることを忘れてしまいそうなソイが続きます。そしてソイ3~15は観光客向けのお土産を扱う露天が建ち並ぶので、夕方から夜は歩くのにも苦労するほど買い物客でごった返します。中級クラスのホテルが多いのもこのエリア。またソイ11はお洒落なバーやクラブ、レストランも多いことから夜遅くまで賑わっています(ソイ1~11周辺の最寄駅なBTSナナ)。
続いてソイ12から30番台にかけては、外国人駐在員が住む高級コンドミニアムや、外資系の高級ホテルが建ち並びます。このエリアのランドマーク的な存在が、シリキット公園とそれに隣接する高級デパート「エンポリアム」。エンポリアム周辺にはタイ古式マッサージ店や日本食レストランも多いため、旅行者、在住者関わらず日本人が歩く姿をよく見かけます(ソイ12~21周辺の最寄駅はBTSアソーク、ソイ22~39周辺の最寄駅はBTSプロンポン)。
ソイ39以降はお店の数も減りローカル度が高くなってきますが、ソイ55(別名:ソイ トンロー)とソイ63(別名ソイ エカマイ)周辺になると再び外国人やハイソ系タイ人向けのショップやレストランが増えてきます。トンローにはカフェやタイ人にも人気の和食レストランも多く、グルメの最先端スポットとして注目されています。またエカマイはここ数年、大型のナイトクラブ(ディスコ)が増え始め週末にもなると、20~30代のバンコクっ子たちで賑わいます(トンローの最寄駅はBTSトンロー、エカマイの最寄駅はBTSエカマイ)。エカマイ以降のソイは100近くまで続きますが、住宅街となり外国人が足を運ぶ店などはほとんどありません。
(※ソイとは:数字が増える方向に向かって、左側が奇数、右側が偶数となっています。 左右それぞれで、数字が増えていく仕組みとなっています)