世界にいくつある?海外のディズニーリゾート
大人も子どももすべての人を魅了するディズニーの世界。誰でも一度は海外のディズニーに触れてみたいと思いますよね。魔法の国は世界に6ヶ所存在します。3つのディズニーリゾート(東京、カリフォルニア、フロリダ)と3つのディズニーランド(香港、上海、パリ)です。そして忘れてはならないのがアウラニ・ディズニー・リゾート&スパ(ハワイ)と世界中から航行しているディズニー・クルーズラインです。この2つも夢のような時間を過ごせる夢の場所。今回は東京以外のスポットをご紹介します。
カリフォルニア ディズニーランド・リゾート
華やかながら落ち着いた印象があります。Photo by Kirt Edblom
カリフォルニア州ロサンゼルスのディズニーリゾートは、ディズニーランド・パークとディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークの2つで構成されています。
前者は1955年にオープンし、一番歴史のあるパークです。創業者のウォルト・ディズニーが唯一完成を見届けたことで知られており、70年近く夢と魔法の国として人々を迎えています。見どころはパークを象徴する青と白を基調とした眠れる森の美女のお城。見た目の美しさだけでなく、内部にはオーロラ姫と魔女マレフィセント、王子の物語がジオラマで展示されています。数々のショーが開催されたりキャラクター達が多く出没するので、写真撮影にはピッタリの場所です。特に夜間に不定期に開催される花火とお城のコントラストはとても美しいです。
グランドキャニオンそっくりにつくられたオブジェ。Photo by Jeremy Thompson
後者のディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークはスピード感のあるアトラクションと食事どころが充実しています。おすすめは本物そっくりに造られたグランドキャニオンを疾走するルイージのロールビン・ロードスター、遠くに投げ出されそうな感覚を味わえる空中ブランコ、シリー・シンフォニー・スウィングス。また、パーク南に大きな池があり、夜間にほとりのバーから眺める噴水ショーは必見です!
フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート
シンボルのシンデレラ城。日本のシンデレラ城のモデルになりました。Photo by Aanjhan Ranganathan
1971年オープン。4つのパーク(マジックキングダム、エプコット、ハリウッドスタジオ、アニマル・キングダム)はそれぞれが魔法、世界、映画、動物をテーマにしています。他にも2つのウォーターパーク(タイフーンラグーン、ブリザードビーチ)さらに6つのゴルフコースなど総面積は122キロ平方メートルとなり、大きな街が2つ3つ収まってしまうほどの大きさを誇り、すべて楽しむには7日はほしいところです。長年に渡って同分野の来場者数世界1位をキープしています。
リゾートを象徴するお城は、なんと日本と同じシンデレラ城。目玉は広い敷地をいっぱいに使ったド派手なパレードです。特に夜間の眩しいほどにライトアップされた行進は必ず見ておきたいイベントの1つ。他にも、あまり知られていませんが毎年1月に人数限定でマラソンが開催され、4つのパークをフル(ハーフ)で走りきります。
香港 ディズニーランド・リゾート
香港ディズニーランド
2005年オープン。他のパークより入場料が低めに設定されていたり、空港から電車で20分でアクセスできる利便性から海外からの観光客も多く訪れます。パークは7つの区画(メインストリートUSA、アドベンチャー、ファンタジー、トゥモロー、トイ・ストーリー、グルズリーガルチ、ミスティックポイント)に分かれており、それぞれが〇〇パークランドと呼ばれています。
本物さながらのリアリティがあります。Photo by Loren Javier
シンボルのお城は眠れる森の美女をテーマにしていて、白く美しい姿は白鳥のようだと例えられます。数あるアトラクションの中でもアドベンチャーランドのいかだに乗ってのターザンの世界を忠実に模した森をめぐって見るのがおすすめです。都会の中の大きな森には野生の鳥も集まってくるのでバードウォッチングも楽しめます。
上海 ディズニーランド
複数の作品のキャラクター達によるショーも見られます。Photo by Loren Javier
2016年オープンの新しいパーク。6つの区画(ミッキーアベニュー、ガーデンオブイマジネーション、ファンタジーランド、トレジャーコーブ、アドベンチャーアイル、トゥモローランド)に分かれています。このパークの特徴として、世界中のパークの中で唯一スペースマウンテンが存在しなかったり、世界でここにしか無い、船に乗ってディズニー映画を体験するアトラクションがあったりと他のパークとは一味変わっています。他にもガーデンオブイマジネーションにはディズニーと中国の干支と融合させた展示がされるなどうまく地元に溶け込んでいる様は観光客の興味を引いています。
上海ディズニーランド。画像は記事「TDLとはここが違う!上海ディズニーランドの攻略法」より
一線を画しているこのパーク最大の特徴はシンボルのお城です。他のパークはシンデレラなど1つのテーマをもとにしていますが、ここのお城はすべてのプリンセスをテーマにしたその名もエンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル。お城は全パーク中1番の大きさで、内装は各プリンセスにちなんだ部屋や装飾がなされています。運が良ければ一度に数人のプリンセスたちに会えるかもしれません。
ディズニーランド・パリ
他のシンデレラ城と比べてややスリムな印象です。Photo by Clem
1992年オープン。5つのテーマランド(メインストリートUSA、アドベンチャーランド、フロンティアランド、ファンタジーランド、ディスカバリーランド)が存在します。このパークのみの特徴としてジャングルクルーズが存在しない、他のパークは夢がある未来の世界や科学をテーマにしたトゥモローランドの代わりにSFなど近未来の世界がテーマのディスカバリーランドを置いています。
シンボルのお城は上海やカリフォルニアのパークと同じ眠れる森の美女をテーマにしていますが、差別化のためか外見が少し違いがあります。また、内部は眠れる森の美女のギャラリーとなっています。おすすめのアトラクションはこのパークにしか無いスペースマウンテン・ミッション2。熱心なファンは1日にファストパスを使って何回も乗りたくなるほどだそうです。
アウラニ ディズニーリゾート&スパ
広大な敷地はすべてカメラに収まらない広さ。Photo by Anthony Quintano
2011年、ハワイにオープン。都会の喧騒を離れたオアフ島の東側に位置しており、78万坪の敷地にホテル、レストラン、様々なアクティビティ、ゴルフコースはもちろん、別荘、居住用の家、バー、スパまでなんでも揃っています。また、隣接するコオリナ・リゾートでは水着やサーフウェア、ゴルフ用品、日用品や食料を扱う店が数多く集まっています。毎日無料のシャトルバスが発着しているので、アクセスはとても便利。うまく活用すれば節約しながらロングステイも可能です。
選択肢が多すぎて目移りする方にはインクルーシブプランがおすすめです。インクルーシブプランとはリゾートがカテゴリーことにいくつかのアクティビティをパッケージングしたプランです。プールなら複数のプールをひとまとめに、といった形でユーザーの希望に答えてくれます。パッケージの数も豊富に用意されているのできっと貴女にあったプランが見つかるはずです。
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公式サイト
ディズニー・クルーズ・ライン
ディズニー・ドリーム号。海の上で夢と魔法が詰まったひとときを過ごせます。
豪華客船で世界中を寄港しながら旅ができるラグジュアリークルーズです。残念ながら日本には寄港しません。料金はかなりお高めですが世界一周も可能です。クルーズ船はマジック、ドリーム、ワンダー、ファンタジーの4種類があり、航行距離によって乗船する船が変わります。船の内部にはスパやジム、水族館、スケートリンク、ショーの開催など海の上にいながら不自由のない生活ができます。むしろあっという間に時間が過ぎてしまい、魔法にかかったようだと感じるほど。
毎年人気があるのははイースターやハロウィン、クリスマスなどの特別な時期に開催されるプランです。また、祝日にはダースベイダーやスパイダーマンといった人気者たちが船に出没し、その場でパフォーマンスを始めたり、レストランで限定メニューが販売されたりとサプライズ盛り沢山です。海の上でキャラクターたちと過ごす特別な時間は一生の思い出になること間違いなしです。
■今回、世界のディズニースポットを紹介してくれたのは……
酒井 彩さん
世界を旅して5年目の海外フリーランス。現在ドイツでワーキングホリデーをしながらブログやSNSで旅にあふれる毎日の様子を発信している。