せっかくの気力や体力、ムダにしていませんか?

「お金を貯めたいけれど、なかなか貯められない人」に共通することがあります。

それは、「貯めようと思って、がんばっていること」です。

「お金を貯めたい」→「節約しなきゃ」→「お金の使いすぎに気をつけよう」→「あれもガマン、これもガマン」→「いや、こんなにガマンするのは心身によくない」→「これくらいは買ってもいいだろう」→「普段がんばっているんだから、自分へのご褒美を買おう」→「そもそも、お金は使うためにある」→「貯蓄はまた来月からがんばろう!」

……というサイクルに陥っていないでしょうか。

これでは、「貯めよう、貯めよう」という気持ちも行動も、すべて水の泡になってしまいます。

今は誰もが、やることが多く、忙しい時代。

大事な大事な気力や体力を、無意味に使ってしまうのはもったいない。

貯蓄は“省エネ”で取り組むのが正解です。

貯蓄はがんばりすぎない!undefined気力や体力は大事なところで使いましょう。

貯蓄はがんばりすぎない! 気力や体力は大事なところで使いましょう。


手取りの1割を、“省エネ”で貯める

まず、いずれ貯めなくてはならないのであれば、「先にさっさと貯めてしまう」ことを意識してみてください。お給料が入ったら、すぐさま貯めてしまうのです。「先取り貯蓄」とも呼びますが、まずは「手取りの1割」を貯めてしまいましょう。

例えば、手取り20万円の人の場合。2つのケースを見てみましょう。

●ケース1:20万円振り込まれて、「今月は2万円貯めなきゃ、貯めなきゃ」とビクビクしたり、時に開き直ったりしながら、1か月過ごす。

●ケース2:先にさっと2万円を貯めてしまって、残りの18万円をこころゆくまで使って1か月過ごす。


さて、いずれも同じ2万円を貯めることになりますが…どちらの1か月がいいでしょうか。

後者のケース2ですよね。

「先取り貯蓄」は、確実に貯められるだけでなく、精神衛生的にも非常によいのです。

先取り貯蓄で一番のオススメは、財形貯蓄や社内預金です。貯蓄が引かれてからお給料が振り込まれるからです。

勤務先に財形貯蓄や社内預金の制度がない場合は、給与振り込みの銀行で、自動積立定期預金を設定しましょう。お給料日が25日の人なら「毎月26日に2万円を定期預金に振り替える」などと設定すれば、財形貯蓄と近い感覚で貯められます。

財形貯蓄も自動積立定期預金も、「知ってる知ってる」「いつかやらなきゃとは思っているんだけど…」という人が意外と多いもの。

こちらの記事を読んでくださったのも何かのご縁ですから、「いつか」と言わずに、ぜひ今すぐ申し込みをしてみてください。

1年くらいたって「あのとき、申し込んでよかった…」と、きっと思うはずです!

勝手に貯まる“省エネ”でも、1つだけ注意点あり

先取り貯蓄を設定してしまえば、もう貯蓄の心配はいりません。貯蓄でがんばらなくていいので、まさに“省エネ”ですね。

ただ一つ、気を付けたいことがあります。それは「クレジットカード払い」をするとき。

クレジットカードは、上限額が30万円なら、口座の残高が10万円でも、30万円分使えてしまいますよね。だからといって、カード払いをどんどんしてしまうと、来月や再来月のお給料の“前借り状態”になるので危険です。

手取り20万円で、せっかく「先取り貯蓄」で2万円貯めていても、クレジットカードで30万円を使っていたら、来月は大きな赤字になってしまいます(口座残高が足りなければ、返済ができないかもしれません。これは大変!)。だからといって、細かい分割払いにしようとリボ払いにしたら、大きな利息がかかるので、絶対に避けましょう。

カードを使う際は、「口座の残高の範囲内で、1回払い」にしましょう。

カードを使いすぎる人は「デビットカード」を使うのも手

カードを使いすぎてしまうという人は、クレジットカードではなく、“デビットカード”を使うのもおすすめです。

デビットカードは、審査なしで申し込みができます。なぜなら、上限額が「自分の口座の残高まで」だから。残高が50万円あれば、50万円使えますが、5万円だったら、5万円しか使えません。

ガイド西山もデビットカードを愛用しているのですが、買い物の際に「今、残高は足りているかな?」と一度考えるクセがついて、ムダな買い物が減りました。

一部のネット銀行が発行しているデビットカードなら、利用金額の0.5%や1%などのキャッシュバック特典があるところもあり、クレジットカードのお得さに引けを取らなくなってきました。お金が引き落とされるのが即時なので、お金の流れもわかりやすいですよ。


貯蓄を省エネ化したら、気力や体力は本業に使おう!

新年度は、貯蓄を「がんばろう!」といって気力や体力を使うのではなく、“省エネ化”してしまいましょう。

まずは手取りの1割の「先取り貯蓄」を設定しましょう。余裕があれば、少しずつ貯める金額を増やしていきましょう。そして、買い物は「口座残高の範囲内」を常に意識。

これだけで、貯蓄は“省エネ化”できます。

貯蓄の省エネ化によって生まれた気力や体力を、ぜひお仕事や家事、育児などの本業でめいっぱい使ってください。お金がどんどん貯まり、本業も充実する、いい新年度にしてくださいね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。