買い物をするときに消費と浪費の境目はどこでしょうか
消費は主に生活必需品の購入であり、浪費はなくても困らない出費や自分の生活のバージョンアップにつながらない出費と言えるでしょう。というのは当たり前過ぎる話かもしれませんが、消費でも浪費になりうるとか、浪費と思っても投資になることもあります。前者では、たとえばまったく同じ生活消耗品で、100円ショップで買えるのにコンビニで定価で買ってしまうとか。車が必需品の地域に住んでいても、ただ買い物など日常の足に使うだけなのに大排気量の大型車を買うとか。
後者では、たとえばダンス教室に通うというのは別にやらなくても困りませんが、新しい出会いにつながったり、ダンス講師への道が開けて副業になった、などの場合は投資になります。高額な洋服なども、一般人には浪費になったとしても、講師業やホステスの場合は投資になるとか。
とはいえ、生活必需品を安く買うばかりでも潤いがないし、浪費ばかりしていてはお金が残らない。そのため、自分は何を重視して生きるのかという軸を持つことです。その軸が強固なほど、財布を開く判断が明確になります。
私の場合ですが、機能・効能が変わらないものは徹底的に安く買い、便利になる・快適になる・将来の収入やチャンスになる・自分や家族が成長するというものは値段が高くても買うようにしています。そして当然ですが、その軸は人によって異なります。
たとえば「床暖房なんてぜいたく品だ」と考えている人には浪費になりますし、つけている時間を短くしようとするでしょう。しかし私にとっては空気を乾燥させず暖かくなる床暖は「快適になる」という意味において必需品であり、冬場のガス代は月1万円を超えますがそれは必要経費だと考えています。