カルディで料理のプロがリピ買いする名品6選!
世界の食材や変わった調味料、個性的なパッケージの商品、いつものスーパーでは見かけないアイテムが豊富に揃うKALDI(カルディ)。小さな店内にところ狭しと並べられている空間は、まるで宝探しみたいでワクワクさせられます。そんなカルディのラインナップから、スペイン料理研究家の筆者が本気でリピート買いしている名品をご紹介しましょう。モンテベッロ イカスミペースト
まずは、私が最もヘビロテしている商品から。便利なイカスミペーストを、使い切りサイズに小分けされています。余計な調味料が添加されていない純イカスミなので、味付けも濃度も自由に楽しめてます。常温保存できるのも嬉しいですね。アロス・ネグロ(黒い米)、パエリア・ネグラ(黒いパエリア)などと呼ばれ愛されているイカスミのパリア。米1カップ(3~4人分)に対し、4gの小袋1個が目安。白ワインで溶いてから加えると、独特の臭みを防ぎスープにも混ぜやすくなります。2cm長さに折ったパスタをお米の代わりに使い、イカスミのパスタパエリアにするのもオススメです。
ゴヤUNICO エキストラヴァージンオリーブオイル
今や星の数ほど輸入されているオリーブオイルですが、私はここ数年こちらを指名買いしています。ウニコ(=唯一の)という名のプレミアムオリーブオイル。オリーブの実の味と香りが最も強くなる10月末頃、年1回のみ手摘み収穫するこだわり品質で、オリーブJapan金賞・国際オリーブオイル金賞などを受賞。これほど高品質なのに、普段使いでジャンジャン使えるコスパの良さも魅力です。フルーティーで僅かな苦みと辛味、フワリと残る心地よい後味。人気のアヒージョやマリネ使いにもピッタリです。バランスが良く味馴染みの良いオイルなので、冷奴や肉じゃが・浅漬けなど普段の和食とも好相性。仕上げのテーブルオイルに使えば、上品な香りをプラスして料理を格上げしてくれます。
アルチェネロ 有機トマトピューレー
こちらも指名買い、トマトピューレーならアルチェネロ。とにかく美味しい!と、料理家仲間の間でも評判の逸品。甘みと旨みがしっかり濃く、酸味はとても上品。他の調味料との馴染みが良く、素材の味を邪魔せず旨みをプラスしてくれます。ガスパチョやピスト(ラタトゥイユに似た冷たい煮込み)、パエリアやスープのベースなど、スペイン料理にもトマトはよく登場します。じっくり加熱してトマトの酸味をやわらげ、だし馴染みをよくするのがポイントなのですが、アルチェネロのトマトピューレーならそのままでこの味わいを再現できます。
カルディオリジナル フリット粉
スペインと日本の共通項のひとつが「大のシーフード好き」。スペインのマーケットにはエビやカニなど、新鮮な魚介類が豊富に並びます。そして代表的な食べ方のひとつが、水で溶いた衣をくぐらせてさっと揚げるフリートス。見た目も味も、日本の天ぷらにそっくりなお料理。塩をふり、レモンをキュッと絞っていただきます。衣は天ぷらより薄づきで、サクッカリッと軽やかな食感。一般的なレシピで再現するのはなかなか難しいのですが、このフリット粉は旨みを閉じ込めサクッと仕上げてくれる魔法のパウダー。同量の水で溶いて揚げるだけで、温度管理や難しいことを考えずとも美味しく作れます。
テンタツィオーニ 粉末ポルチーニ
ポルチーニとは、イタリアのパスタ料理で人気の香り高いキノコ。スペインでもパエリアなどに使います。主に乾燥した物を戻して使いますが、パウダー状になってる商品なら手軽に取り入れられます。小さな袋ですが、一度に使用する量も少ないので、実際使ってみると結構な分量。残りは冷凍庫でストックできるのでとても便利です。私のお気に入りは、汁気の多いタイプのパエリア"メロッソ"。オリーブオイルでタマネギ・ベーコン・エリンギを炒めて、ブイヨン400cc・米120g・ポルチーニパウダー小さじ1を加え、蓋をして弱火で13~15分。ほどよく芯が残った状態になったら、黒コショウをふってできあがりです。
ミズーラ 全粒粉クラッカー(グラハムクラッカー)
全粒粉の風味が心地よく、ザクザクしっかりとした食べ応え。噛むほどに素材のうまみが広がり、何もつけずそのまま食べてもとにかく美味しい!粉っぽさは全く感じません。薄っぺらに見えますが、手にとると意外と硬めでしっかり。開封時の欠け・割れは一切なく、多少力を入れても簡単には壊れません。何より嬉しいのが、しっかりとしたテクスチャー。野菜やタプナードなど水分のある物をのせても、すぐにしんなりしたりせず、食感も長時間持続。いろいろのせて楽しむピンチョスの土台にピッタリ。パーティーやワイン会など、ゆっくり楽しみたいシーンに欠かせません。