2月決算企業の「配当+優待」実施厳選5銘柄

2月決算企業の期末が近づいてきました。2月(あるいは8月)決算企業は、ファッションや家電量販店、スーパーといった小売セクターに属する企業が多いことも特徴です。期末には配当が出ることが多いですが、小売業界は株主にも自社に親しんでもらおうと、株主優待を実施しているところが数多くあります。配当に優待を加味した「実質配当利回り」が魅力となることもあります。

“実質”利回りが向上も

そこで今回は、魅力的な株主優待がある2月・8月決算銘柄を取り上げ、筆者が勝手に5銘柄を厳選してみました。手軽に購入できる、最低買い付け金額が25万円以下の銘柄に絞っています。

配当や優待の権利が得られるのは、2月23日の買い付け分までとなっています。これは月末に株主になるには4営業日の受け渡し期間が必要なためです。注意したいのは、権利落ちとなる26日以降は配当分が株価からはく落するので、短期的には株価が下落するケースも少なくない点です。また、業績が不振な企業は配当を減らしたり、取りやめることもあります。

ビックカメラ、イオン、アダストリアなど

■クリエイト・レストランツ・ホールディングス <3387>
ショッピングセンター内にレストランやカフェを展開しています。ステーキ食べ放題の「ビーフラッシュ」が拡大し、業績は順調。18年2月期は営業増益に転じる見通しです。年間配当金は10円。100株の保有でグループ店で使える優待券が3000円分もらえます。子会社が展開する「磯丸水産」などでも利用が可能です。株価は1000円台の前半ですので、15万円以下で購入できます。

■ビックカメラ <3048>
家電量販店の大手です。ターミナル駅前に大型店を展開することで成長してきました。美容家電などにインバウンド(訪日客)需要が出て業績は好調。18年8月期は純利益が最高となる見通しです。同業のコジマが12年に傘下入りし、仕入れの共通化などでシナジーが出ています。年間配当金は12円の方針。100株の保有で1000円相当の優待券が年3枚届きます。3枚の内訳は2月末割り当てで2枚、8月末に1枚となります。

■DCMホールディングス <3050>
ホームセンターの業界首位です。持ち株会社の傘下に四国のダイキ、中京のカーマ、北海道のホーマックなどがあります。社名は各社の頭文字から取っています。新規出店やM&Aで業容を拡大しているほか、採算の良いプライベート商品の比重を増やしています。

18年2月期は純利益が過去最高となる見通しです。年間配当金は26円です。2月期末に100株以上の保有で自社製品の詰め合わせ2000円相当が送られてきます。内容は毎年異なりますが、掃除用品、キッチン用品など、実用的なものが多数入っているそうです。

■イオン <8267>
セブン&アイHDと並ぶ、国内流通業2強の一角です。総合スーバーを軸に展開しています。M&Aで業容を拡大してきました。グループにはドラッグストア、金融、不動産などもあります。18年2月期はドラッグストアの好調などで増益が見込まれます。

年間配当は30円の方針です。株主になると株主優待カード(オーナーズカード)が発行されます。100株の保有ならカードの提示で買い物金額の3%がキャッシュバックされます。株数に応じて比率が上がります。また、一部店舗ではイオンラウンジも利用することができます。

■アダストリア <2685>
女性向けカジュアル衣料品店をショッピングセンター内に展開しています。ブランド名は「グローバルワーク」「ニコアンド」「スタジオクリップ」など多数あります。18年2月期は夏物商品の採算悪化やシステム投資などでやや苦戦していますが、19年2月期には回復が見込まれます。年間配当は75円の予定です。2月末に100株の保有で各ブランドで利用ができる3000円相当の優待券が贈られます。

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