副業・複業/副業のアイデア・ビジネスプラン

ビジネスプランで副業・起業独立のアイデアを具体化!

会社で副業が解禁され、いざ副業をしてみようと考えたけど、何から手をつけていいかわからない。そんな声をよく聞きます。そこで、副業を始めるときに、どんな思考でどんなことを考え、決めていけばいいか、ビジネスプランの骨組みをどのように作るかを解説します。

中野 裕哲

執筆者:中野 裕哲

起業・独立のノウハウガイド

働き方改革の一環として、この1年、副業解禁の動きが活発化しています。「会社で副業が解禁となったから、何か始めてみようかなぁ」と考えている方も多いのではないでしょうか?

ただ、いざ副業を具体的に始めようと考えたときに、何から手をつけていいかわからない、そんな相談が多くなっています。そこで、今回は、副業・独立のアイデアを形にするときに、どんな思考でビジネスプランを具体化していけばいいか、解説していきます。

ビジネスプランの骨組みは3つの要素から

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ビジネスプランで副業アイデアを具体化しよう

副業・独立のふわっとしたアイデアを具体化するには、ビジネスプランを練り上げることからスタートする必要があります。

細かいことはあとで考えるとして、まずは、骨組みから考えていきましょう。

1.誰に」、「2.何を」、「3.どのように提供するか」の3つの要素をより具体化すれば、ビジネスプランの骨組みができます。それぞれ、見ていきましょう。

ビジネスプランの骨組み…1. 誰に

副業で何かを提供するのはどんな相手ですか? 特定の事業者向けですか? 広く一般の事業者向け(B to B)ですか? 広く一般の消費者向け(B to C)ですか? そして、それは、具体的にどんな相手ですか?

以下のような要素を書き出してみましょう。

■特定の事業者向け
ある特定の事業者に商品・サービスを提供できないかを考えてみましょう。以下のようなケースが考えられます。
・副業で手伝ってもらえる人を広く募集している法人事業者
写真素材を買い取ってもらえる会社、覆面調査員を募集している会社、データ入力の会社など

・知り合いの会社
前に勤めていた会社、知り合いが経営する会社・お店など

■広く一般の事業者向け(B to B)
広く一般の事業者向けに商品・サービスを提供できないかも考えてみましょう。会社だけではなく、個人事業主、学校、何らかの団体などもその範囲に含まれます。
・どこにある
・どんな業種
・どのくらいの規模(資本金、売上、従業員数)
・どんな課題、ニーズ
・どのくらいの予算を使えるか
などを具体的にイメージしてみましょう。

■広く一般の消費者向け(B to C)

広く一般消費者向けに商品・サービスを提供する可能性も考えてみましょう。
・どこに住んでいる
・何歳くらいの
・男性か女性か
・どんな職業か
・どんな家族構成か
・どんなことに関心、興味を持っているか
・どんな趣味を持っているか
・どんな悩み、不満、不安を抱えているか
・どんなものが欲しいか、実現したいか
などを具体的にイメージしてみましょう。

ビジネスプランの骨組み…2. 何を

副業で提供する商品・サービスは具体的にどんなものですか?
なるべく具体的に考えていきましょう。
例えば、コンサルティングを提供するとしたら、
・どんな手法で
・それは名付けて「○○」というか
・それを受けるとどんなメリット、成果があるか
・提供期間は(何時間、何日、何週間、何年)
・価格は
・課金タイミングや課金方法は
・成果を保障するか
などを書き出してみましょう。

何も思い浮かばない場合は、自分の人生を振り返って、好きなこと、得意だと思えたり、人に褒められることが多かったことなどを思い出してみましょう。自分には簡単にできることだけど、人には難しいことにチャンスが転がっている可能性があります。

ビジネスプランの骨組み…3. どのように提供するか

副業で提供する商品・サービスを、どのような方法で(どのような契約形態で)、どのような価格帯で、どのような集客方法で提供しますか?

まずは、副業独特のポイントとして、どのような契約形態で提供するかを考える必要があります。

例えば、
・外注扱い(業務委託契約)で提供する
・給与としてもらう(パート、アルバイト、契約社員etc.)
・売上としてもらう(個人事業主、会社を設立)
・ひとまずボランティアとして
などです。

そのほかにも、
・価格
・集客方法(ネットかリアルか。どんな風に?)
・時間の使い方(どのように時間を捻出するか)
・足りないマンパワーをどうするか(協力者は必要?)
・場所はどこでどんな作業をするのか
・家庭に影響はないか?家族の協力は得られるか?
・資金がどのくらい掛かってどのように捻出するか
・どのように経理して税金の申告をするか
なども検討してみる必要があります。

骨組みがイメージできたら、紙に書き出してみよう

ある程度、ビジネスプランの骨組みがイメージできたら、紙に書き出してみましょう。自分自身の頭の整理になるのと同時に、考えが足りないことがないか、洗い出してみるきっかけとなります。本格的に起業する助走段階として副業を行う場合は、さらに詳細な事業計画書の書式を書き上げることをオススメします。


▼具体的な事業計画書の書き方はこちらの記事を参照ください
事業計画書の書き方とテンプレート



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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